2911月

住宅の性能は大切!でもそれだけ工務店を選べない!

住宅の性能が問われる時代の今!

性能だけで家づくりを評価して良いのか

 コロナで活気づいている建築系のYouTube!

 松島匠建代表 松島克幸です。

今年になってからコロナの感染が広がり、著名な建築家の人達などが講習会や講演会の場を失い、YouTubeを利用して情報発信する機会が増え、また視聴する側も在宅の機会が増え、建築系のYouTubeが今、とても盛り上がっています。

中でも高気密・高断熱の省エネ性、そして耐震性の住宅性能を取り上げるYouTubeが目に付くようになり、業界における住宅性能のレベルアップにつながり、良い傾向であると感じます。

しかし家の良し悪し、工務店の良し悪しを性能だけで判断してしまう傾向も生まれ、我々業者は知識を高めると共に、家づくりの本質を見失わずに取り組んで行かねばなりません。

 ↑ お問い合わせから、私どもの体感ハウスのご見学を頂いた本日のお客様ですが、続けて桐原のお住まいも前もってお施主様のご了解を頂き、見学させて頂きました。

 ご見学のお客様には、お住まいの造りに感心して頂きましたが、お施主様からのお話も伺い「120%満足しているわけですね^^」との、ご見学者からのコメントも引き出せました。


 

 

 失敗しない工務店選別とは?!

温熱の第1人者とも言える松尾設計の松尾氏、そして構造設計の第1人者とも言える佐藤塾の佐藤氏、この両者による温熱と耐震の発信は、その道のスペシャリストでもあり、分かりやすい解説で消費者にも実務者にも多大な影響を与えており、業界に変革を与えていると言っても過言ではないかと思います。

松尾氏のYouTubeでは「失敗しない工務店選別チェックリスト 必須6項目と推奨7項目」と題し、耐震等級3、UA値0.46以下、C値1以下等々、これらが出来てない工務店で家を建てると失敗する、というような発信です。

私どもでは日頃からパッシブデザインを基に、安全で快適で低燃費な暮らしのために住宅性能についても発信し、これらのチェックリストについて、耐震性能から断熱気密性能までもほぼクリア―していますので、安心したと共に更なる向上を目指す指針にもなりました。

そして、これらYouTubeの盛り上がりにより、住宅ユーザーさんも造り手の業者も知識と意欲が高まり、高性能住宅の底上げとなっています。

 

 性能をクリアーしていない家は本当にダメなのか?! 

これらの性能が大切であることは確かではあり、正しいことを取り上げているわけですが、実際はそれらがクリアーできていない工務店が多数派であって、それらの業者は本当にダメなのかと、そちらの立場でも考えてみる必要を感じました。

例えば、金物に頼らない伝統構法の家づくりは「耐震等級3」を確保することは難しい訳ですが、本当に長持ちさせるのは金物工法よりは木組みの伝統構法であって、その実績は確かであり、また、エアー断熱は高い性能値を出せないけど、お客様には喜ばれているという話も聞き、それらを否定することはできません。

また、YouTubeが発信する性能をクリアーしていなくとも、お客様に信頼され喜ばれ真面目に家づくりに取り組んでいる工務店も沢山ありますし、性能だけで家づくりを評価できるものではありません。

そして最も悲しいことは、既に家を建てた方がこれらのYouTubeを見て、今住んでいる家や建てた業者を否定しながら今後暮らしていくような姿ですので、住宅の性能は大切な一つでもありますが、それだけが全てではなく、家づくりには多くの選択肢があり、性能もその一つであるということです。

 

 性能を数値だけで判断するのも危険!

断熱性能はUA値で現し、家の良さが可視化(みえる化)できるという良さがありますが、その数値だけで業者の実力を判断してしまうのも危険です。

計算上良い性能値であっても、造り手の知識や施工の丁寧さによって、性能に差や後々の問題などが生じますので、造り手の理念や姿勢も重要となってきます。

 

 足りないのはタイトルの前に「高性能住宅を建てるために」の一言

高耐震で高気密高断熱の家づくりのYouTubeは、決して間違った発信ではないのでしょうが、勘違いされないためにもタイトルの前に「高性能住宅を建てるのに」失敗しない工務店選別チェックリストと、あって欲しいと感じました。

 

 太田の新築も土台敷きまで

太田の新築工事も基礎工事が終了して、土台敷きまで進行しています。

1階の床と基礎の断熱には「床断熱」と「基礎断熱」の方法があり、基礎断熱にも「基礎内断熱」と「基礎外断熱」とがあり、それぞれメリットとデメリットがあり、ここのお住まいでは「基礎内断熱」を採用しています。

また、1階の床組にも根太工法と根太レス工法とがあり、私どもは根太工法を採用しています。

 基礎内断熱と根太レス工法における落とし穴は?! 

基礎のコンクリートにおいて打ち始めの頃はコンクリートに多くの水分を含んでいて、時間の経過とともにコンクリートの水分が少なくなっていきます。

私どもでは建ててから内部の木工事は2階から始めて、1階の床を張るのはその後となり、基礎の乾燥も進んでいます。

しかし1階床組が根太レス工法の場合、土台敷きと同時に1階床下地の根太レス合板を張ってしまいますので、特に雨の多い時期では基礎内部がカビだらけとなる事も少なくないようです。

それを承知している業者は除湿に心がげてカビの発生を抑えていますが、いくら良い性能値の家づくりでも、このように基礎内がカビだらけの施工をしてしまえば、決して良い家とは言えないのではないでしょうか。

 ↑ 高崎平屋の家の洗面ですが、このところ洗面にはモザイクタイルを張ることが多くなってきました。また、水栓も今回から自動水栓にしました。  

 

我が家もぼちぼちペレットストーブの運転が始まりましたが、少ないエネルギーで冬も夏も雨の日も快適に過ごせる松島匠建の住まいです。 

家づくりをしっかり勉強して、多くの業者を訪ねた末に私どもを訪ねて頂くと、最後の答えが見つかります。

 家づくりで後悔しないよう、上辺や見た目の部分だけで判断しないよう、しっかりと勉強してください。住まいは簡単に買い換えることができませんからね。


夏も冬も雨の日も快適な私どもの体感ハウスです!

 高性能な断熱気密性能と、無垢の床板と珪藻土の気持ち良さが分かる松島匠建の体感ショーハウスへ、どうぞご来場下さりその気持ち良さと、夏の涼しさ、冬の温かさ、雨の日の爽やかさをご体感して、ストレスフリーを実感して下さい。

家は3回建てないと満足した家が造れないと言いますが、松島匠建は1度目で納得!満足!のお住まいを建てることをお約束いたします!

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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