1511月

換気と湿度、換気とCO2濃度

第4回自立循環型住宅研究会にて事例発表

「換気量と湿度の関係、換気量とCO2濃度の関係は?」

無垢の木と珪藻土の内装で、年間通して湿度がほぼ一定に!

松島匠建代表 松島克幸です。

朝晩は10℃以下の冷え込みとなってきて、近くの山の葉もだいぶ色づき始めてきました。

先月末、10月30日に東京において「第4回自立循環型住宅研究会関東ゼミ」が開催されました。
年間4回のゼミ(セミナー)のうち、毎回この第4回は事例発表となっていて、今年は6名の猛者たちの発表があり、私もその一人として発表させていただきました。

 自立循環型住宅研究会は主に、住宅の温熱環境について勉強する会であって、発表の内容も省エネ住宅の温熱測定と、それを検証したものの発表が多く、私も過去において2回、真夏の温熱測定と真冬の温熱測定を検証したものの発表をしました。

しかし今回は、2年半前に建た自宅住まい兼体感ハウスにおいて、換気量と温湿度測定、CO2測定を2年半に渡ってモニタリングとデーターロガーの計測を行い、その結果をザックリとまとめての発表でした。
今回このブログ記事にて、その発表内容について大まかにお伝えいたします。

1時間毎に温湿度を計測して、1年間の計測データー保存蓄積のデーターロガー

二酸化炭素(CO2)濃度を6分毎に計測してデーター蓄積する、二酸化炭素データーロガー

 

まずは「換気量と湿度の関係」ですが、

換気量は少ない程、湿度の変化も少なく、真冬の過乾燥の時期でも湿度50%前後を維持できることが分かりました。

 ↓ 2016年11月から7月までの湿度データー 湿度は50~60%で推移

  この時の換気量は、第1種換気計画で換気量は約0.19回/h(浴室の24時間換気扇のみ稼働)

建築の法規では換気量0.5回/h以上と決められていますが、それはVOC(揮発性有機化合物)濃度を考慮してのことであって、当方の造りはVOCの心配がほぼない自然素材のため、法規以下にて行いました。

換気量(換気回数)「回/h」とは、1時間に何回の室内空気量が入れ換わるかというもので、0.5回/hでは、2時間で室内空気全部の入れ換えが行われるという事です。

※4月5月においての湿度低下の要因は、梅雨入り前の晴天時の窓開けによるものです。

 

 ↓ 2017年11月から7月までの湿度データー 湿度は45~65%で推移

 ↑  この時の換気量は熱交換換気扇と浴室24時間換気扇稼働で、換気量は約0.38回/h

換気回数が2倍になると湿度の変化も多少大きくなりました。
それでも、45%~65%で年間通して湿度推移は、健康的な湿度環境でありますね。

 

次に二酸化炭素(CO2)濃度についてです。

CO2濃度というと、CO2濃度上昇による地球温暖化が問題視されていますが、意外と知られていない室内のCO2濃度を計測してみました。

 ↓ これは、換気回数0.19回の3日間データーです。

  ↑ CO2の一番の発生源は「人」の呼吸によるもので、この時は家族5人の結果です。

・日中留守宅では濃度が下がり600ppmに
・家族が帰宅すると共に濃度が上昇し、夜中には1200ppmまで。

換気回数0.38回/nでも計測を行い、CO2濃度に関しては以下にまとめてみました。

①外気のCO2濃度は400~450ppm
②家族5人で換気回数0.38回/hでは、CO2濃度max1000ppm程度
③家族1人増えると約+150ppm CO2濃度は家族人数と換気量で大きく変化
④健康に影響を与える濃度は3000ppm以上と言われるが、日常1000ppm以下に抑えたい
⑤換気回数0.19回/h湿度はベストだが、CO2考慮すれば0.3回/以上必要か
⑥換気回数0.3回/hは第一種換気計画の場合、浴室24時間換気扇+トイレ換気扇1台程度

※浴室の24時間換気扇とは、通常換気と24時間換気の2種類の設定がある換気扇の場合であって、24時間換気機能は通常換気より80%ほどの稼働となっています。

 

今回の湿度計測では、当方の無垢の床板と珪藻土の機能が大きな役目となり、快適湿度が保たれたものと思います。

この快適湿度の実体感を弊社体感ショーハウスにてどうぞご来場下さり、その気持ち良さと、夏の涼しさ、冬の温かさ、雨の日の爽やかさをご体感して、ストレスフリーを実感して下さい。

家は3回建てないと満足した家が造れないと言いますが、松島匠建は1度目で納得!満足!のお住まいを建てることをお約束いたします!

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