085月

2階小屋梁現しと勾配天井

屋根はダブル断熱(付加断熱)で真夏の暑さを遮る!

2階の天井は小屋梁現しで勾配天井仕上げ

 異例の10連休も終わり、山の緑も深まってきました。

松島匠建代表 松島克幸です。

今年のゴールデンウイークは、5月1日が「即位の日」でお休みとなり、学校も企業も10連休となる超大型連休!のところが多く、お天気にも恵まれ絶好の行楽日和と観光地は大賑わいのようでした。
そんな中、世界の「日光」や古都「京都」においては、宿泊の予約などは少なめで意外と観光の穴場となったようで、これは近年外国人観光客の急増により、有名処を控えた傾向のようです。

私どもはそんな世間並みのお休みとはならず、3日~5日の3連休をのんびり過ごしました。

下の画像は我が家(体感モデルハウス)のロフト空間ですが、母屋・棟の梁を現しで屋根の勾配なりに天井の仕上げで、今回のテーマとなります。


 

 夏の暑さを取り込まない断熱の肝は、屋根の断熱にあり!

高断熱住宅は、壁、床、天井の断熱性を高めて、しっかり外気との熱の仕切りをつくることですが、夏においての一番の熱の基は、真上からの太陽の日射です。

真夏の直射日光の温度は、温度計で測れば簡単に50℃以上になり、その直射日光の直となる屋根を如何に断熱するかが重要となり、省エネ基準においても屋根や天井の断熱性は、壁の2倍ほどの設定となっています。

屋根側の断熱には、屋根で断熱する「屋根断熱」と天井で断熱する「天井断熱」とがあり、屋根断熱は垂木の内外で断熱しますが、天井断熱の場合は天井で屋根は無断熱で天井で断熱するため、小屋裏空間は灼熱の中となっています。

そして私どもでは「屋根断熱」を外張りと充填の2重で断熱する「屋根付加断熱」を行い、真夏の熱射を完璧にシャットアウトしています。

 屋根外張り断熱には遮熱層と通気層を!

下の画像は弊社の屋根外張り断熱ですが、屋根の垂木の上に野地板を張り、その上にアキレスのキューワンボード(遮熱層付き)45mmと通気層25mmをつくり、もう一度野地板を張ります。

断熱材は伝導熱を遮断し、遮熱材は輻射熱を遮断しますので、遮熱材の外側に設けた25mmの通気層が大きな役割を果たしています。

また、通気層はただの空気層ではなく、軒先に通気の入口があり、棟に通気の出口(換気棟)があって、熱せられた空気を通気させ熱気がこもる事無く、この通気層で輻射熱と伝導熱を遮断し、遮熱層と通気層を効率良く働かせています。

「断熱性能を高め、分厚い断熱材を使っているけど、断熱が意外と効いていない」などとよく聞きますが、それは断熱材の性能を発揮できないような使い方が行われているからです。

 小屋現しの勾配天井

キューワンボード45mmと通気層25mmの外張りの屋根断熱だけでも、十分な屋根の断熱ができていますが、それに加えて105mmの垂木間に充填断熱を行っています。

充填する断熱材はコスト重視の場合は「高性能グラスウール」などで、ご予算が可能であるならば「セルロースファイバー」がお薦めで、セルロースファイバーは遮音性能にも優れています。

屋根で二重の断熱を施す弊社の天井仕上げは、下の画像のように屋根の勾配に天井仕上げて、小屋梁・母屋梁を現しの構造にしています。

 猛暑日の日中でも熱せられない小屋裏!

下の画像は「小曽根の家」南面の2階小屋裏空間ですが、こんな小屋裏部屋の夏はとても我慢できない暑さになるものですが、2重に断熱を施した屋根によって暑い部屋にはなっていません。

「暗くて暑すぎる」小屋裏のイメージとは全く違う私どもの小屋裏部屋なので、収納部屋を始め書斎や家事部屋など発想を広げての間取り計画ができます。

 

 


 高性能な断熱気密性能と、無垢の床板と珪藻土の気持ち良さが分かる松島匠建の体感ショーハウスへ、どうぞご来場下さりその気持ち良さと、夏の涼しさ、冬の温かさ、雨の日の爽やかさをご体感して、ストレスフリーを実感して下さい。

家は3回建てないと満足した家が造れないと言いますが、松島匠建は1度目で納得!満足!のお住まいを建てることをお約束いたします!

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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