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素材を知る!
自然素材あれ!これ!
素材を知る!
自然素材あれ!これ!
自然素材の家に使われる素材には大別して「木材」と「塗り壁」
その木材と塗り壁について、詳しく知って下さい。
自然素材の家に使われる素材には
大別して「木材」と「塗り壁」
その木材と塗り壁について
詳しく知って下さい。
木材には「針葉樹」と「広葉樹」そして、「国産材」と「外国産材」があり、それぞれの特徴で適材適所に使い分けます。
国産材 針葉樹の杉(スギ)
日本で最も多く植林され、最も多く利用され、私たちにとって身近な木材の杉です。
丈夫で柔らかく加工性に優れている杉は建築の材料のみならず、様々な用途に使用され、特徴的な使い方として酒や醤油を造るときの「桶」や「樽」があります。
材の特徴としては、芯材(赤身)と辺材(白太)の色の差がくっきりしていて、赤身の芯材は節が多いのですが、水や虫に強く耐久性を求められる部分に利用されています。
実はこの杉の赤身は、あらゆる素材の中で人に最も良い影響を与えるもので、知る人ぞ知る木材の王様であります。
国産材 針葉樹の檜(ヒノキ)
檜は木材として耐久性や保存性が世界の木材の中でも最上級のレベルであり、神社仏閣を建てる木材として古くから使われてきました。
また、桧には特有の芳香があり、その香りによるアロマ効果や防虫効果があります。
檜は杉に比べて成長が遅く年輪が密であり、木材の強度も耐久性も優れているため、高価な木材として建築に利用されています。
国産材 広葉樹の楢(ナラ)の木
シイタケのホダ木、薪、炭、家具などの材料として、国産広葉樹の中でも最も馴染みのある木材が「ナラ」です。
ナラには「コナラ」と「ミズナラ」があり、ミズナラは高山に植生しコナラより葉が大きく、共に新緑と紅葉は「ぼんやり」と色付く(色付かない)のが、山でのナラの木です。
硬くて耐久性・耐水性に優れているため、建築の材料としてはナラ(オーク)フローリングが大人気となっています。
外国産輸入木材
ベイマツ:戦後の復興期に日本の木材に代わって多く輸入された木材が、ベイツガとベイマツで、ベイマツは今でも日本の住宅の構造材として、最も多く普及している木材です。
ホワイトウッド:ツーバイ材など知られた北欧産の木材で、近年(20年前頃から)集成材として大量に輸入され利用されてきた木材ですが、腐りやすくシロアリにも弱いので、日本の気候風土に適するかが疑問です。
パイン材:安価なフローリング材や羽目板として人気の高い、輸入加工木材です。
国産の杉と桧の構造材で建てるが一番! ↑
群馬で暮らす!自然素材の家
日本の家は「大工」と「左官」だけで建てられたと聞いていますが、左官仕事である塗り壁の今は、「珪藻土」そして昔からの「漆喰」、ですが、珪藻土や漆喰も色々あります。
漆喰と珪藻土の違い
原材料の違いで言えば、漆喰は石灰石という岩石を原材料とする壁材で、珪藻土は古代に植物性プランクトンが湖沼に堆積してできた、珪藻土がが原材料です。
原材料は共に天然材料ですが、つなぎ材や固化材などの混ぜ合わせる材料によって、性能・性質が違ってきます。
漆喰(しっくい)
漆喰は日本の住まいに古来から使われ、今尚人気があり、フラットな仕上がりとなる左官塗り壁です。
漆喰は自硬性があり、空気中の二酸化炭素と反応して(石に戻っていく性質により)固まっていくものです。
漆喰は元々天然素材100%の塗り壁材でしたが、近年の材料には樹脂系接着剤や化学繊維などが含まれているものも珍しくありません。
漆喰の一番のメリットは、伝統的な白塗り壁の仕上げの素晴らしさにあるのかと思います。
強アルカリ性による消臭効果もあるようです。また、調湿性に優れているとよく言われますが、漆喰の調湿性はあまり期待しない方が良いのではないでしょうか。
デメリットは、施工に熟練が必要とされ、施工単価も珪藻土より高めとなります。
ひび割れしやすいのも漆喰のデメリットですね。
珪藻土(けいそうど)
炭や練炭を熾す七輪や、ビールのろ過材、そして最近では風呂上がりの足元に置いて水気を吸い取るバスマットなどに使われ、普段の生活に馴染みの深い珪藻土です。
珪藻土の魅力は何といっても、珪藻土の多孔質が空気中の湿気を吸い、調湿効果にあります。
珪藻土は漆喰と違い珪藻土だけでは固まらず、固めるために「石灰」「石膏」「セメント」「ボンド」などの固化材が必要となり、その固化材に何を使っているかが重要となってきます。
そこで珪藻土選びのポイントは
①固化材に何を使っているか?。
②珪藻土の含有率は何%か?
③珪藻土の産地はどこか?
特に①の固結材で合成樹脂(ボンド)を使うと、珪藻土の折角の多孔質を塞いでしまい、調湿効果の少ない珪藻土となってしまいます。
調湿性能を確認するには、性能の良い珪藻土は壁に直接霧吹きをかけてみると、あっという間に水を吸い込みます。また、塗りのサンプルなどがあれば、ライターで直接あぶってみると、樹脂で固めた珪藻土は黒煙が出ますので、こうした判断で珪藻土の良し悪しを見極めます。
飽きの来ない白塗りの壁! ↑
自然素材の建築材料は木材と塗り壁だけではなく、それ以外の自然素材の一部をご紹介します。
オイルフィニッシュ
建物内部の無垢の床への塗装剤として、浸透性の天然樹脂オイルを塗布することで、無垢材の呼吸を活かしたまま、表面の保護と撥水性を高めます。
プラネットジャパン「ハードクリアーオイル」
土佐和紙壁紙
日本古来の天然素材で、楮(こうぞ)の木を原料として作り上げ、竹やケナフなどを織り交ぜた伝統的な和紙の壁紙です。
天然樹脂のハードクリアオイル! ↑
空気の質が全然違う!
無垢の木と塗り壁と
パッシブデザインの家づくり
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