はじめまして、松島匠建(株)代表の松島克幸です。
当社は群馬の小さな工務店ですが、日本の木、群馬の木にこだわり、自然素材にこだわり、化石エネルギーに頼らずに快適で暮らせる住まいを目指し、「お客様と喜びが共有できる家づくり」を行っています。
私が地産地消の木の家づくりを始めて、夏も冬も雨の日も快適な家づくりに至った事について、お話しさせて頂きます。
私が生まれ育った場所は、渡良瀬川上流の山間である、みどり市東町沢入(そうり)です。
代々受け継がれてきた20町歩(20ha)ほどの山林を所有していた我が家で、私は小学生の頃から休みの日には、父に連れられて山に行き、父の働く姿を見、木や山を育てる苦労話などを聞かされて、育ってきました。
山では蜂に刺されたり、雷におびえながらの雨宿りしたり、重い荷物を背負わされたりの辛い思い出と、気持ちの良い山の空気や父から聞かされてきた山の話が、私の原体験として刻まれてきました。
高校を卒業後、一旦は林業の道に進むものの、衰退する林業に見切りをつけ20才代後半でサラリーマンに転身した私でした。
そして、現在の仕事となる転機が訪れたのが、サラリーマンを続けていた33歳の時でした。
会社の出張で奥山形のとあるペンションに宿泊したとき、その建物が地場の木材で造った建物であり、その空間で気持ちが安らぐと共に、強烈なひらめきが我が心を動かしました。
「木を使った住まいは気持ちが良い!落ち着く!」
「先祖が苦労して育ててきた木が今、見捨てられていて悲しい・・・」
「でも、住まいに地場の木を沢山使えば、木を活かすことができ、しかも気持ちの良い空間になる!」
「木も、先祖も、住む人も、みんな報われ喜ぶ木の家づくりが我が道である!」
そう悟り、今の私があります。
「木、そして山が自分を育ててもくれた」という思い、そしてその木を活用できる先祖への感謝があるから今、自然素材や無垢材を売りとしている業者が多い中で、ずっとぶれずに木の家づくりを進めることができました。
木を活かすために、できる限り木を表面に現していますし、それが住み手の心身にも良く、木を長持ちさせる一つでもあります。
そして木との相性も良く、木と同じに呼吸する素材でもある「珪藻土」を塗り壁として使っています。
また、無垢の木、自然素材の家づくりという松島匠建の原点は、これからも変わることなく続けていくことと思います。
「自然素材」「自然住宅」という観点での家づくりを進めている中で、2010年頃から「できる限りエネルギーに頼ることのない住まいとしたい」と考えるようになりました。(2011年に大震災があり、その後業界は、省エネ住宅が大きな流れになってきました)
そして「自立循環型住宅研究会」等で温熱環境について学習し、太陽や風などの自然のエネルギー利用と、高気密・高断熱の高性能な住まいが、エネルギー消費が少なく、しかも住む人の健康に大きな好影響を与えることが分かりました。
その後は独自の取り組みとして、付加断熱を活用した夏涼しく、冬暖かな住まいとなりました。
私どものような小さな地場の工務店で、これほどの自然素材に加え高性能な住まいを造っているところは無いであろうし、他が真似をしようものなら、とても高額なお住まいになること間違いないはずです。
そんな私ども「松島匠建」にご興味をお寄せになり、こうして最後までお読みになって頂き、ありがとうございます。
次はどうぞ、大間々町の原寸大の体感・体見ハウスにお越しくださり、私どものつくる住まいを見て頂ければ嬉しく思います。
群馬県みどり市大間々町下神梅 松島匠建株式会社
代表取締役 松島克幸
メディア(上毛新聞、桐生タイムスの地方紙)での紹介もご覧ください。