こんにちは、松島克幸です。
洗面と浴室のリフォームが始まりました。
杉赤身や桧無垢の床板、杉赤身の腰壁、そして珪藻土塗りのリフォームにより、木の温もりは勿論のこと、室内の空気や冬の暖かさまで一変したとお喜びのお客様より、再度ご用命頂き浴室をタカラのシステムバス、洗面を無垢の床と腰壁、珪藻土塗りへのリフォーム工事です。
解体工事で床下の土台が露出となり、この機会に防蟻と防腐のためのホウ酸をたっぷり散布しました。
戦後から現在に至るまでの日本においての「防蟻対策」の主流は「農薬系の薬剤」による防蟻処理です。
農薬系の薬剤は神経毒であって、農薬成分をシロアリの気門(呼吸する孔)から吸わせて神経伝達を阻害し、殺します。 この成分が室内に入ってきた場合に、シックハウスの一因になるといわれています。 また、農薬は残留農薬の問題があるために早期分解するよう設計されており、 現在の農薬系の防腐防蟻剤の効果は最長で5年間です。
ホウ酸はシロアリには少量で効果が出る一方、人間などの哺乳類の場合には余分に摂取したホウ酸塩を体外に排出するため、少量口に入った程度では全く問題になりません。人間に対する急性経口毒性は食塩程度といわれています。
また、ホウ酸塩は揮発・蒸発することがないのでお部屋の空気を汚染することがありませんし、シックハウスの原因になることもありません。 分解もされませんので、効果が長時間持続します。
ホウ酸は米・カリフォルニア州などで採掘される鉱物を精製して作られる天然物です。
自然界では海水、土壌、植物などいたるところに存在していて、目薬やソフトコンタクトレンズの保存液に使われていたりします。 これは、ホウ酸の「人に優しく菌を除去する」性質を利用しています。
アメリカでは自ら世界にばらまいた農薬公害からいち早く脱却し、今ではアメリカ本土の木造住宅ではホウ酸塩による防蟻処理材はスタンダードとなっています。
イエシロアリが猛威をふるっているハワイ州でも、土台から屋根までほぼ100%にホウ酸塩が用いられています。
日本でも最近徐々に普及してきており、私どもは「エコボロンPRO」を自社施工しています。
効き方と安全性、持続性に大きな違いがあります。
シロアリの害のないニュージーランドでもホウ酸は広く使われていますが、それは木材の防腐のためです。
ホウ酸は木材腐朽菌にも効き、大事な木材を長持ちさせる大きな役割ともなっています。
最後に「エコボロンPRO」の5つのポイントをもう一度ご確認ください。
最後まで当ブログをお読みになった頂きありがとうございます。
新築工事が多い弊社でありますが、自然素材と省エネのリフォーム、リノベーションも受け賜わっていますので、どうぞご相談下さい。
今や、「夏は涼しく、冬は温かな家づくり」は当たり前な時代となってきましたが、夏の涼しさと冬の暖かさをを確保するために、全館空調などで高い費用を掛け、多くのエネルギーを消費する家は決して省エネ住宅とは言ず、時代遅れです。
私ども松島匠建では、10畳用(2.8kw)のエアコン1台の稼働で、猛暑日でも家中涼しく、真冬でも家中暖か、そして少ないエネルギー(電気代)で年間快適に過ごせるお住まいです。 快適に過ごせる高性能住宅設備で大切なことは、初期費用、ランニングコスト、設備交換時のアフター費用に付いても、しっかり見極めることが重要となってきます。
気候変動が顕著となってきている昨今、私どもは10年後20年後の未来も見据えて、今も将来もこの家で良かったと思える住まいを造っています。
家づくりをしっかり勉強して、多くの業者を訪ねた末に私どもを訪ねて頂くと、最後の答えが見つかります。