休息日!
こんばんは。ゴールデンウィークは体調が悪く、家に引きこもっていた聖士です。
「どこか行きたいなぁ。でも混んでるし、体調悪いし、、」と思っているうちに、いつの間にか終わっていました。
ちょっと寂しかったですが、人混みは苦手なので家でゆっくり本を読む休日の過ごし方も良しとします。
外壁仕上げ!
館林の新築工事では先週、外壁の左官仕上げが完了しました。外張り断熱材として50mmのEPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)ボードを張り、その上にメッシュシートと下地材を塗ります。そしてプライマーも塗布した上に仕上げ材であるSTOの塗り壁です。
何百種類と選べる色の中からお施主様の好みの色を選んでいただき、事前にA4サイズくらいのサンプルをSTOさんに作っていただきました。お施主様が選んだカラー見本をそのサンプルで確認してみるとグレーに薄い空色が混ざったような素敵な色となってました。
僕はお施主様に対して「外壁が仕上がった時の大きな面で見ると、明るめの色は小さな面より明るく見えます(暗めの色は暗く見えます)ので曇りの日・晴れの日・朝・夜など外に出て色々試してみてください」とアドバイスをするように心がけています。一日たりとも全く同じ条件はないですので、毎日、毎時間違う表情を見せてくれるのでそれも面白いですが、お施主様がこの色を選んで良かったと心から思っていただけることがこちらとしては嬉しいことなんだと感じます。
仕上げ工事の日は祝日にもかかわらず、左官職人さんが5人来てくださり、多少風が吹いていましたが、広い面の打ち継ぎで色違いが起こらないようにテキパキととてもきれいに仕上げてくださいました。

お施主様ご家族もお仕事がお休みだったようで現場に来てくださり、職人さんたちのカッコいい仕上げ作業を間近で見ていただけました。
「すごいです!カッコいいです!こんなに近くで見れて感動しました!」「いい色ですね!!」ととても喜んでいただけて良かったです。左官職人さんたちもそのお言葉が嬉しかったようで、皆さん笑顔になっているシーンが印象的でした。僕も一面塗り終わった後に遠くから見た時めちゃくちゃ良い色だと感じました。お施主様も大満足の本当にいい色にきれいに仕上げてくださりありがとうございます!

内部では収納棚や洗面などの現場打合せが進み、外部では外構の打合せも先日行われて完成が近づいているのを感じます。
実際に洗面台が付く場所に立っていただき、「高さはこのくらいで、洗面の奥行きがこのくらいあるから洗面台の奥行きはこんな感じで計画していますがどうでしょうか?」や、「ここは可動棚で、こっちは固定棚が良いと思いますが、高さはどのくらいが必要になってきますか?」「ここの収納は何を収納しておく予定ですか?」と原寸大で打ち合わせを進めています。
洗面台の高さは一般的には[身長÷2]前後が使いやすいという情報がネットなどには載っているので、現場でメジャーなどを使って80cmの高さで最初提案しました。するとお施主さんは少し首をかしげています。「85cmだとこのくらいです。」と少し高さを上げて示してあげると「このくらいがいいかもね!」とご夫婦で『うんうん』と頷いていました。
わかりました!とそこでは一度返事をしましたが、ネット情報に頭が取りつかれていた僕は、85cmだとちょっと高いんじゃないかなと少しモヤモヤしていたんです。僕の自宅はモデルハウスで、洗面はモデルハウスに付いているものと同じものを使用する予定ですので家に帰ってから自分で確かめてみました。高さを測ってみると80cmです。実際に手を洗う動作をしてみると全く違和感はありません。それもそのはずです。毎日無意識に使っているせいで80cmに慣れてしまっているんです。
「80cm、、、んーーー、85cm、、、」まだモヤモヤしていたので、ヒントを探しにもう一度ネットで調べてみることにします。するとこんな情報が目に入ってきたんです。

(参考)http://cleanup.jp/topics/203.shtml 「クリナップ」
『一般的な高さより高い!?でもこれの方が体の負担が少ない!まじか!!』
とこの情報に目を丸くしました。自分的にはまだまだ知識や経験が少ないので、長年建築業界にいる方たちに比べたら良い意味で『一般的』というものに縛られることなく提案できるかなと勝手に感じていたんです。しかし、今回のように『一般的』にいつの間にか縛られていたんです。
一般的というのはあくまで目安であって、人それぞれ使いやすさは異なるので、現場で高さ・長さ調整できるという建売住宅ではなく注文住宅である松島匠建の家づくりの長所を活かさなければいけないなと今回気づかされました。また、『一般的』や『常識的』という言葉に惑わされることなく自分が良いと思ったもの、お客さんが良いと感じた感覚を参考に提案力を磨いていきたいと思いました。
そのためには普段からメジャーなどを持ち歩いて、高さ・長さ・奥行など意識して自分なりの感覚を体に染みつけていこうと思います!