182月

大雪によるカーポート倒壊被害

こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。

今週の木曜日、3度目の雪の予報も今日になり、
大雪の可能性が低くなりました。

そして寒さが続いた2月も今週一杯は真冬の寒さですが、
来週からいよいよ春の兆しを感じる陽気となるようです。

ところで今日は、先週末の歴史的大雪で大きな被害がでた
「カーポートの倒壊」の現場をいくつか見てきました。

被害額20万円以上で火災保険が下りるということで、
それには被害状況の写真と見積りが必要なため、3か所の現場まで。

大雪によるカーポート倒壊の殆どは、片側支持柱で屋根持ち出しのものですが、
最初の現場は両側支持柱のアーチ形のカーポートでした。

CIMG5051.jpg
隣接の母屋からの雪が落下し、その重みで真ん中から屋根が折れ
倒壊してしまいました。

まだ車が下敷きのままだったので、トラッククレーンで
潰された屋根を持ち上げ、車を救い出しました。


そしてあとの2か所は片側支持柱のカーポートです。

CIMG5063.jpg
そのうちの1か所は前と同じく、母屋からの雪の落下によって潰され、
もう1か所は柱基礎のコンクリートが弱く(小さく)、雪の重さで傾いて
しまいました。

3か所共に建ててから10年以上の古いものでした。


ところでホームセンターの製品は安価ではあるが、
「アルミが薄い」「基礎のコンクリートが小さい」と言われます。

倒壊した多くがホームセンター製かどうかは調査してみないと分かりませんが、
実はホームセンターの展示品がこのような状況でした。

CIMG5068.jpg
4本柱のアーチ形も半壊!(手前) 片持ちは全壊!(奥)

CIMG5066.jpg
片持ちの柱の根元から見事に倒壊!

動かぬ証拠となってしまいました。

当社の依頼している業者さんのカーポートは、殆ど被害がなかったということ、

また雪の少ない太平洋側では、一般的なカーポートは耐積雪20cmですが、
雪の多い地域では耐積雪50cm以上と形状そのものが違っています。

太平洋側でも今後は雪国と同じく「耐雪タイプ」のカーポートが増えてきそうですね。

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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