こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。
今週の木曜日、3度目の雪の予報も今日になり、
大雪の可能性が低くなりました。
そして寒さが続いた2月も今週一杯は真冬の寒さですが、
来週からいよいよ春の兆しを感じる陽気となるようです。
ところで今日は、先週末の歴史的大雪で大きな被害がでた
「カーポートの倒壊」の現場をいくつか見てきました。
被害額20万円以上で火災保険が下りるということで、
それには被害状況の写真と見積りが必要なため、3か所の現場まで。
大雪によるカーポート倒壊の殆どは、片側支持柱で屋根持ち出しのものですが、
最初の現場は両側支持柱のアーチ形のカーポートでした。
隣接の母屋からの雪が落下し、その重みで真ん中から屋根が折れ
倒壊してしまいました。
まだ車が下敷きのままだったので、トラッククレーンで
潰された屋根を持ち上げ、車を救い出しました。
そしてあとの2か所は片側支持柱のカーポートです。
そのうちの1か所は前と同じく、母屋からの雪の落下によって潰され、
もう1か所は柱基礎のコンクリートが弱く(小さく)、雪の重さで傾いて
しまいました。
3か所共に建ててから10年以上の古いものでした。
ところでホームセンターの製品は安価ではあるが、
「アルミが薄い」「基礎のコンクリートが小さい」と言われます。
倒壊した多くがホームセンター製かどうかは調査してみないと分かりませんが、
実はホームセンターの展示品がこのような状況でした。
4本柱のアーチ形も半壊!(手前) 片持ちは全壊!(奥)
片持ちの柱の根元から見事に倒壊!
動かぬ証拠となってしまいました。
当社の依頼している業者さんのカーポートは、殆ど被害がなかったということ、
また雪の少ない太平洋側では、一般的なカーポートは耐積雪20cmですが、
雪の多い地域では耐積雪50cm以上と形状そのものが違っています。
太平洋側でも今後は雪国と同じく「耐雪タイプ」のカーポートが増えてきそうですね。