174月

夏型結露(内部結露)

気温・湿度共に1年で最適な季節!

 こんにちは、松島克幸です。 
開花が遅れていた桜の花も散り、暖かく穏やかな日和が続く毎日となってきました。

この乾いた晴天もあと1ケ月過ぎると、徐々に晴れても湿気を帯びてきますので、今が窓開けには最適な季節です。

 高気密高断熱の家では窓開けに良い時期は少ないと、当ブログでも度々申していますが、冬は冷気、夏は熱気、梅雨時は湿気を呼び込み、窓開けしない方が良い環境を保てること、そして6~10月の5か月間は、晴れていても湿度の高いことが多い日本の夏なので、この時期の乾いた晴天は貴重な一時期です!

 

今日は前橋のお住まいでは、お引渡しが間近となりクリーニング作業でした。

  養生が取れ、ロフトの収納スペースもクリーニングして気持ち良くきれいになりました!


  

前回に続き内部結露についての話し
結露は温度差によって発生するものの、湿度が高いほど少ない温度差で結露が起こりやすいこと、その温度差と多湿度から、壁体内の繊維系の断熱材に結露が発生することがあるので、結露による水蒸気を排出するため通気層を設けるようになった!と。

 夏型結露とは⁉

断熱材の外側(外壁側)の通気層は冬型結露の対策であり、冬は冷たい外気と断熱材の外壁側に結露が起こるのですが、冬型の結露に対して夏型の結露もあります。

この夏型の結露とは、夏の日差しや熱気で暖められた壁体内の断熱材(空気)に、冷房で冷やされた室内の冷気が壁を伝わって内壁が冷やされて発生するものです。

勿論この夏型結露によって発生した壁体内の水蒸気は、外壁通気層により排出されるのですが、冬型の結露は内壁の外壁側に発生し、夏型の結露は内壁の室内側に発生するという違いがあります。

そしてこの夏型結露も、外張りの附加断熱を施してある場合は、結露が起こり難いというのは冬でも夏でも同じであり、壁体内の断熱材が外気の影響を受け難いので、結露の抑止と断熱材の性能発揮が付加断熱です!

 気密シートの役目は!

湿気が多いほど結露が起こり易いので、室内の湿気を壁の中に透すのを防ぐのが気密シートであって、気密シートの役割は単に隙間風を入れないだけのものではないのです。

また、外壁側に透湿防風シートを張るように、室内側の気密シートも調湿性能のある気密シートがあり、室内の湿気は内壁に通さず、内壁の湿気は室内に排出する優れもので、弊社ではウルトの調湿気密シートでの施工を行っています。

 目に見えない場所なので怖いが・・・

「内部結露」でサーチすると「内部結露は怖い!怖い!」と、確かに目に見えないところの問題なので怖いのは事実ですが、ナミダタケが発生して土台や柱がボロボロになったのは、30年も前の寒い北海道での話しであり、外壁通気工法や外張りの附加断熱工法にて、きちっと施工していれば過剰に心配する必要はありません。

 

内部結露やシロアリ、耐震・対震に心配しながら暮らすのは不幸です! 業者選びをしっかり行って心配なく暮らせる幸せのためにも、情報に惑わされずに正しい知識を身に付ける事が大切です。

 

 

最後まで当ブログをお読みになって頂きありがとうございます。

温熱にも特化した弊社の住まいの冬では「朝寒くて起きるのが辛い!」「寒くて脱衣場で服を脱ぐのが辛い!」それが劇的に変わる生活になります。

また、新築工事が多い弊社でありますが、自然素材と省エネのリフォーム、リノベーションも受け賜わっていますので、どうぞご相談下さい。


今や、「夏は涼しく、冬は温かな家づくり」は当たり前な時代となってきましたが、夏の涼しさと冬の暖かさをを確保するために、全館空調などで高い費用を掛け、多くのエネルギーを消費する家は決して省エネ住宅とは言ず、時代遅れです。

私ども松島匠建では、10畳用(2.8kw)のエアコン1台の稼働で、猛暑日でも家中涼しく、真冬でも家中暖か、そして少ないエネルギー(電気代)で年間快適に過ごせるお住まいです。

快適に過ごせる高性能住宅設備で大切なことは、初期費用、ランニングコスト、設備交換時のアフター費用に付いても、しっかり見極めることが重要となってきます。

気候変動が顕著となってきている昨今、私どもは10年後20年後の未来も見据えて、今も将来もこの家で良かったと思える住まいを造っています。 家づくりをしっかり勉強して、多くの業者を訪ねた末に私どもを訪ねて頂くと、最後の答えが見つかります。

  


 夏も冬も雨の日も快適な私どもの体感ハウスです!

 高性能な断熱気密性能と、無垢の床板と珪藻土の気持ち良さが分かる松島匠建の体感ショーハウスへ、どうぞご来場下さりその気持ち良さと、夏の涼しさ、冬の温かさ、雨の日の爽やかさをご体感して、ストレスフリーを実感して下さい。

家は3回建てないと満足した家が造れないと言いますが、松島匠建は1度目で納得!満足!のお住まいを建てることをお約束いたします!

 

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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