3011月

高断熱の家は夏にはオーバーヒートするのか?

こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。


 「あの館林にパッシブデザインは通用するのか!? ~真夏の実測と考察~」
Q値1.8の多々良の家にて真夏の実測、そして10月に自立研にて発表したことを
当ブログでも報告しました。

「高気密化高断熱化すると真夏にオーバーヒートする」という
おかしな定説に対して、その嘘を実証しました。


館林市といえばここ数年、日本一暑い街として真夏には連日
最高気温35℃を超える灼熱の街であって、パッシブデザインを
意識して建てた多々良の家です。

お施主さんご家族の協力により、
この夏、外気温が連日猛暑日を記録した8月中旬の10日間の温熱計測をもとに、
その考察の一部を今回紹介します。


お施主さんご家族がお盆休みで4日間不在となった
その中日の8月15日16日(共に最高気温36℃超え)

1階リビング・洗面室・2階ライブラリーコーナーの3部屋の
30分毎の温度計測データーより
(雨戸・すだれなどの外部の日射遮蔽は無し)

不在温度.jpg
青色点線=外気温
緑色実践=2階ライブラリーコーナー
赤色実践=1階リビング
黄色実践=1階洗面室

・暖かい空気は上に上がることから、二階部屋の方が2℃ほど高い
・外気温の最高気温ピークは午後3時頃、室内のピークは午後6時頃
・最高気温36℃を超え、2階は33℃1階は31℃まで
・オーバーヒートするとは、室温の方が外気温より高くなるということだが、遥かに低い

「高断熱化するとオーバーヒートするという定説は嘘!」であることが分かった!

次回は在宅時データーを報告します。

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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