284月

掃除・養生!

  心がスッキリする景色!

 こんばんは!父と軽く筋トレしただけで筋肉痛になってしまい運動不足を感じている聖士です。

 

 先週の日曜日は、地元の山を管理している沢入共有林という団体の関係者四名と、ドローンの操縦や規制などについて共有するため袈裟丸山の登り口にある不動滝へ行き自然を感じ、水曜日は中之条町のIRIE CAMPBASEさんへ打ち合わせに行き、キャンプ場のすぐ横には四万湖があって自然を感じてきました。

 不動滝は決して大きな滝ではありませんが上流から流れてきた透明な水が岩へ打たれており、すぐ横まで行くと目には見えない不思議なパワーを感じます。

↑ドローンで空撮した不動滝

↑水が透き通っていてとてもきれいです

 四万湖へは初めて行ったのですが、青く澄んだ水と新緑が混じりあっており言葉では表現できないほど素敵な景色でした。生憎の雨でしたので晴れているときにも行ってみたいです。

↑IRIE CAMPBASEさんのテントサイトから見える四万湖


 

 きれいな現場で!

 きれいなものを見ると心も体も落ち着きます。この感情は水や木などといった自然のものに限った話ではありません。整理整頓され、掃除もされているきれいな現場も同じです。

 僕は建築の仕事を始めて三年目になりましたが、現場でのごみの多さや散らかったまま作業していることに最初から違和感を覚えておりました。

 

 三週間ほど前の土曜日に伊勢崎の現場では、ビスの箱はバラバラに置いてあったり、石膏ボードの切れ端は壁際には置いてあるけどまとまりがなくて、全体的に散らかって見えていたので整理整頓を任されました。

僕は隅々まできれいにすることは苦手で大雑把な整理整頓しかできないタイプです。なので一つの部屋に材料をまとめておくことにしました。一つの部屋にまとめても材木や段ボールなどが適当に置いてあると汚く見えてしまいます。同じ材料はまとめて向きをそろえて置く。段ボールの箱に入るものはまとめて置いておく。ちょっとしたことですが大きな差が生じます。

 

 まだ一人で作業していない頃、大工さんの作業風景を見ていて「掃除を挟みながら作業すればきれいな場所で作業できるし、効率も上がりそうなのになんでそのままにしておくんだろう?」と思っておりました。

昨年の夏頃に現場で一人で作業を任されたのが石膏ボードの施工で、その時一人で作業してみると掃除をする時間があまり取れないことを実感しました。作業を進めることを最優先にしてしまい掃除のことまで気が回らない。休憩時間の五分前にでも掃除をすればいいかと思っていると休憩時間を回っており、掃除よりも休憩を優先してしまう。

そうなると帰る前に少し掃除して終わりになってしまって現場がきれいに保たれません。掃除ばかりしていては作業がはかどらないし、逆に掃除をしなければ現場で作業している職人さんも見に来たお施主様も気持ちがよくないですよね。

 

 現場をきれいにすることを課題としていたのは中澤さんも同じでしたので、この修業期間に情報交換などをしてきれいで気持ちのいい現場が作れるようにしたいです。中澤さんは何年も現場仕事を経験していますので整理整頓や掃除の仕方について参考になることがたくさんあります。「まずは自分が心がけて行動していくことで周りの職人さんも『整理整頓しよう。散らばっているから掃除しよう』と徐々になっていくと思う」という中澤さんの考えに僕も同じように思いました。

 僕は現場の監理もしていかなければいけない立場にいずれはなる予定なので、作業しやすい現場ってどんな感じなのか、どうしたら気持ちよく作業できるかを今のうちから考え、中澤さんのやり方を参考にしながらいろいろ試してみたいです。

 

 

 養生も大切な仕事!

 現場では掃除・片づけと同じくらい大切なことがあります。それは養生です。

床材を張った後の養生、建具枠や化粧となる柱の養生、塗装するときに塗らない部分の養生など様々です。仕事を始めた頃の養生は、きれいに見えるとかはどーでもよくて傷が付かなければいいんでしょという感じで軽く考えていました。そんな甘い考えじゃダメだとすぐに気が付ければ良かったのですが、養生の大切さに気が付いたのは恥ずかしいことに最近です。

 少し前の出来事になりますが、倉渕で建築していたトマト屋さんの直売所の外壁を塗るために窓周りを下の画像のようなビニール付きの養生テープで、塗料がサッシやガラスに付かないように一周させました。

その週は風が強く、テープが付いていないビニール部分をどこにも留めなかったせいで広がってしまいバサバサと音を立ててなびいてしまいました。中澤建設の協力業者である塗装屋さんの萩原さんが外壁の塗装をしに現場にいらしたとき、冗談交じりで「だれ?この養生をしたのは?全然だめだね(笑)」と言われたんです。

 窓が塗装の時汚れなきゃいいから大丈夫だと思っていましたが、養生テープの貼り方を見せていただいたら僕の方法は全然正しくありませんでした。雨が降った時に水が中に入らないようにするべきであったし、材料を無駄に使わないことも考えるべきでした。萩原さんだけでなく左官屋さんの松井さんにも養生のやり方を聞いたところ、雨が入らないようにビニールを貼ることをおっしゃっていたので外部の養生は雨への対策が重要だということを学びました。

 

 数日後、再び外部の窓を養生する機会が訪れたので教えていただいたことを参考にしてやってみました。

 雨が侵入しないように外周にテープを下側から四辺に貼り、材料の無駄がないようにも考慮しました。最初に養生した時よりはるかにきれいに見えるし、養生としても機能しているので気持ちが良かったです。

 塗装屋さんの萩原さんが現場に来ていた時に「こんな感じでどうですか?」と確認していただいたところ

「ん?まだまだだね。うそうそ(笑) 良く出来てるよ!」

と言っていただので、とても嬉しかったです。

 

↑床の養生  ↓建具枠の養生

 

 誰が見てもきれいに!

 整理や掃除をするとき中澤さんから「誰が見てもきれいだと思えるくらいにしてほしい!」と言われます。

自分はきれいだと思っても、ある人が見ると汚ければこの言葉は成立しないので、素直に受け取るとどんな作業よりも難しい作業になることが分かります。

「中澤さんめちゃくちゃ難しい課題を出すなぁ~。」と思いましたが、中澤さんがそのように頼む意図を自分なりに解釈してみました。

 ”整理整頓や掃除は、世の中では面倒くさい作業という認識があるのである程度でいいやと思っているときれいにはならない。決して一度の掃除できれいにするのではなく、毎日のちょっと空いている時間を掃除の時間に充てるといった日々の積み重ねときれいにするという意識を持とう!”

ということではないかと思いました。「誰が見てもきれいに」という意識を持つだけでその状態に近づくことができます。意識を持つと行動が変わります。自分が変われば周りも変わるはずです。

 

 中澤さんの求めているレベルにまだまだ達してはいませんが、皆さんにきれいなものを見せることができるように大変なことでも一生懸命に取り組んでみようと思いました!

 

ブログを読んでくださりありがとうございます!

毎週金曜日にブログ更新中の松島聖士

 

中澤建設㈱ ホームページ


 

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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