こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。
昨日は関東地方平野部各地において、
何十年ぶりの記録的な大雪を観測しました。
いつもの大雪情報では、
「平野部で10cm、(ならば)山沿いでは20cm」と、
山沿いの方が降雪量が多いのですが、
今回は平野部の方が多かったようです。
何故?そうなったのか、
そのヒントは今回の雪での子供たちからのこの苦情!?に
「お父さん!雪ダルマが作れないよ!」にあります。
雪が降る時の外気温は、上空の温度にもよりますが
外気温3℃でも雪になります。
(上空の気温によっては0℃でも雨になりますが)
関東平野部で雪が降る場合、
その多くは外気温0℃~3℃での降雪となります。
その場合、湿った雪となり降りながら融けたり
積もっても積雪量は多くはならない訳です。
この時、標高の高い山沿いでは気温が低いために、
平野部に比べ、降雪量が多くなるのが一般的な事例です。
しかし昨日の雪は、平野部においても外気温が
マイナス1~2℃と、気温の低い状況での雪となりました。
そのため降った雪が融けずにそっくり積雪となり
大雪となったのでした。
こうして降った乾いた雪は、固まり難いので
雪ダルマが作れないわけです。
でもこの雪も、天気になって溶け始めてくれば
雪ダルマもつくれるようになります。
気象庁では
「南岸低気圧が発達しながら通過したため」と
勿論それもありますが、これは良くあることです。
記録的となった原因は加えて気温が低かったからです。
平均気温が低めであった鎌倉時代では
昨日のような大雪は当たり前だったみたいですね。。