172月

30cmを超える大雪は、今後も多くなるのでは

こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。


2週続けて記録的大雪に見舞われた東日本の太平洋側です。

最初の大雪でも驚きの事態でしたが、
2度目の大雪はそれをはるかに上回る大雪であって、
その大雪の朝、山では木が折れる音が鳴り響いていました。

その状況に私も思わず Facebook上で
「今回の大雪は非常事態!です」と発信してしまいましたが、
その後案の定、被害の大きさが明らかとなってきました。

山梨を始め、未だに孤立状況の多くの地域があるようです。


新しい都知事は、前回の大雪と同じ程度と認識したらしく、
本来このような状況をいち早く認識しなければならい筈なのに、
安易な物言いをしてしまいましたね。
84f529f5.jpg
 http://news.livedoor.com/article/detail/8522557/

余談はさておき、私の所にも「カーポートの倒壊被害」の連絡が数件あり、
今週はその対策に追われそうです。

今回の大雪でカーポートの倒壊被害は、
「火災保険に加入の方は20万円以上の損害で保険がおりる」
そうなので、まずは業者からの見積りを頼んでみることです。


また、今回の東日本太平洋側における記録的大雪は、
過去の大雪の記録を大幅に塗り替えました。

その原因は、(以下、あくまでわたしの見解です)
「氷点下での降雪」と「2月としての100mmにも及ぶ降雨量」

関東平野部で雪が降る場合の気温は、「0~2℃程度」が一般的であり、
降雨量が多くなるほど雨になりやすい(気温が上がる)ものです。

そして「氷点下での降雪」は、2~3年に一度程度
「2月として一度に100mmにも及ぶ降水量」は、20~30年に一度程度

その両方が重なる確率は、多分50~100年に一度(関東平野部です)
あるかないかであると思います。

しかし、ここ数年は気象異常が頻繁となってきていますので、
「夏はより暑く、冬はより寒く(寒暖の差が激しい)」の傾向と、
「季節をとわずに記録的大雨」が非常に多くなっています。

また、「温暖化なのにどうして冬が寒くなるの?」と聞かれます。

それは地球全体では温暖化となっているのですが、
冬期において、極地域の寒気が南下し易い傾向にあります。


なので今後は、今回ほどとはならないまでも
冬の太平洋側でも30㎝を超える大雪はこれまで以上に起こり易い
と考えていかなければならないかと思います。

一般的に雪の降る量は「1mmの降水量で1㎝の積雪」ですので、
氷点下のもと30mm以上の降水量で30cmの積雪となります。

「100年に一度の稀にある大雪だから、今後は大丈夫!(暫くは無い)」
などと言わず、大雪への備えは必要となってきますね。

家づくりでいえば「屋根に雪止めを設置する」などです。

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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