153月

洗面器!

  まだかなぁ?!

 こんばんは!一級建築士の免許の申請をして2カ月半ほど経ちましたが、まだ連絡がこないので、あの合格通知は思い込みだったのではないかと、一人で不安になっている聖士です。

 ネットで調べてみると、届くまで3カ月ほどかかるそうです。県の建築士会と国土交通大臣の審査があるみたいですが、そこで落とされないか不安です(笑)。2年以上実務経験をしているので大丈夫だとは思いますが!

↑妹が飼っている白と黒のワン子たち。かわいい!いつも喧嘩してます。

 

 トイレ工事!

 中澤建設では、作業場の一角にトイレを作る工事が今週から始まりました。

 少し前に、このトイレ工事のお施主様である康之さんからいくつか要望を伝えられました。計画場所はおがくずを溜めておくためのボックスの下です。

・高気密高断熱(高性能)なトイレ

・いつも綺麗な状態を維持

・大便器1つ、小便器1つ、手洗い1つ

・お客様も職人も使用

・おがくずを回収に来るトラックの邪魔にならないように

 

 これらの情報からプランを考えてみました。実測をし、どんな配置なら使いやすいか、入口はどこにするか、ワンルームか、小便器と大便器は壁で仕切って別々にするかなど考えるべきことはたくさんあります。スペースは限られているので、そのスペースでいかに使いやすく快適なトイレにできるか、プランニングは得意ではないので何日も考えました。

 ある程度考えがまとまったので『キレイで使いやすいトイレ』というコンセプトを設定し、手書きで簡単なプランを書いて康之さんに確認してもらいました。自分のプランに自信がないので「こんな感じで考えてみたんですけどどうですかねぇ?」と段々と声のトーンが小さくなりながら伝えたところ、康之さんの表情は段々と険しくなり始めたんです。

「出入りの際のプライバシーのこと考えてる?」「給排水の配管は?」「浄化槽はどこに計画しようと考えてる?」「さとちゃんのオリジナリティがこのプランからじゃ感じられない。」

 とりあえずどんなものでもいいからプランを出して、その時康之さんがどんなものを考えているかを聞いて、そのプランを図面に書こうと思っていたことがバレバレでした。これでは僕のオリジナリティが全くありません。もう一度考えてみてと言われたので、これまでのプランをリセットし、設備工事や電気工事などのことも頭に入れながらプランしてみると「この前より全然いい!」と言っていただけました。

 

 プランが決まり、今週の火曜日は給排水の配管工事を設備屋さんにやってもらいました。配管に関しては今まであまり考えたことがなかったので調べたり聞いたりしないと分かりません。初めて設計施工資料図をちゃんと見てみたり、現地で親父さんに聞いたりもしました。それもとても勉強になりましたが、打ち合わせの内容を近くで聞いたり、配管をしているところを見たことの方が頭に入ってきました。

 しっかりと勉強したうえで配管図を考えて、その通りにやってもらえれば設備屋さんも効率よく作業できるとは思いますが、毎日設備工事をやっているプロに現地で配管経路を聞いて計画することもかなり重要だと思います。経験値が違うので多くの選択肢の中から最善の方法を提案してくれます。それによって僕たちは新しい知識を得ることができるので、今後同じような工事をする際に提案できるし、選択肢も増えます。

 

 

 センス!

 大便器と小便器は決めておかないと給排水管の位置が困ってしまうので決めてあったのですが、洗面と水栓はまだ決まっていません。

 康之さんに、「工事をしながらこの空間に合うものを選んでみな!あとはセンス!」と洗面スペースのモノの選択権をいただけました。僕が造りたいものを構成できる大チャンスではありますが、とても不安です。というのも、美的センスや芸術的センスがあると思われたことが人生で一度もないからです。図工や美術の授業は好きな方ではありませんでしたし、妹には「なんで兄妹4人の中でさっし(僕のあだ名)だけそんな着てるものがダサいん?」とファッションについて直接言われたこともあるんです。おしゃれとは言えないもののダサいとは思っていなかったのでショックでした(笑)。

 

 そんな感じでセンスのない一級建築士(仮)が、どんなトイレを作り上げるのか楽しみにしていてください!センス0のトイレになってしまう可能性大ですが、今持っている中で精一杯頑張ります!色々な洗面器を知ることができるチャンスでもありますね!

 きれいでお手入れが行き届いているトイレほど、使った後気持ちが晴れ晴れしているしスッキリしています。そのようなトイレは、つい長く滞在してしまうという経験が皆さんありますよね?逆に衛生面が良くないとあまり使いたいとは思いません。超絶お腹が痛くて、お尻から顔を覗かせそうなギリギリな状況ともなれば使うこともありますが、そうでなければ我慢してしまいます。僕はお腹がゆるゆるタイプなので、色々なトイレを使ってきた経験者としてトイレについてはたくさん語れます(笑)。今までの経験からきれいかそうでないか、それだけで気持ちに大きな変化があると実感しています。

 常にきれいで快適で使いやすいトイレであればストレスは大幅に減ると思います。見た目も匂いも重要です。中澤建設の作業場の雰囲気を壊さず、誰でもいつでも快適に使えるトイレにしたいです。

 

ブログを読んでいただきありがとうございます。

修行中の松島聖士

中澤建設㈱ ホームページ

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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