013月

職人技!

  果たしてお相手は?!

 こんばんは!大谷翔平結婚!という今年の大ニュースにとても驚いていると同時に、僕も早く良い人を!なんて思っちゃったりもしている聖士です。

 ロサンゼルス・ドジャースに移籍後、実戦第一号ホームランを早速打ったりと本当にすごいです。僕が大谷翔平みたいになりたいといっても無理なので、僕は僕なりの人生を自信を持って歩んでいくしかないですね!

 

 左官屋さんてすごい!

 先週、作業場の一部のコンクリート打設を行いました。材木を置いておくためのところで、打設面積が小さかったので、砕石から打設までを任されました。

 工事で余った野縁の切れ端とレーザーを使って計画する高さを出し、砕石を敷きます。その後プレートコンパクター(転圧機)で締固め、コテ、一輪車、バイブレーター、バケツを用意してから半練りのコンクリートをコンクリート屋さんまで取りに行きます。

 できれば午前中にコンクリートを取りに行き、お昼ごろから打ち始めたかったのですが、その日の午前中は雪が降っていました。後日という選択肢もありましたが、お昼を過ぎてからは雪が止んでいて、なるべく早くやってしまいたいという思いもあったので、午後から打設をするという方向で進めました。

 量としては多少余分を見て0.3㎥くらいです。余り過ぎると捨ててしまうだけでもったいないので、砕石の高さをコンクリート厚さがちゃんと確保できる範囲で調節してみることも一つの方法だよとアドバイスをいただきました。その範囲内で調節をしてみたのですが、これが後に問題を引き起こすとは(笑)。

 

 半練りのコンクリートを取りに行くついでに、解体工事をやった際に出たコンクリート破片などを建材屋さんへ運んだりしていると、打設開始時間が16時になってしまいました。そこからは康之さんにも協力してもらい2人でコンクリートを打っていたのですが、半分くらい打ったところで「これ足りないんじゃない?」と言われたんです。「いやいやそんなことはないです。少し多めに頼んだので大丈夫ですよ。」というのは僕の心の声です。

 

 結果・・・少し足りませんでした。

 計算を間違えた?と思い計算してみると、そんなことはない。バイブレーターをかけすぎて密度が高くなっているのではないか?ということも考えましたが、おそらくその可能性は低い。これまでやってきた作業を振り返ってみると1つ、思い当たるものが出てきました。

 そう、あれです。砕石を敷く高さです。

 レーザーを使って砕石を計画高さまで敷いた後プレートをかけ、その後高さの確認をしなかったんです。1cmくらいならそんなに量は変わらないだろうという軽い気持ちでいましたが、計算してみると結構量の変化があることに気が付きました。

「やっちまった~」とすごく反省しています。しかし今回はミスを犯してしまいましたが、ミスの原因に気が付けたことは、今後コンクリートを打設するときに役に立つと思うので切り替えてやっていくしかないと考えています。

 打設は2時間弱で終わったので、遅くならず帰ってご飯食べれる~と思っていましたがこれで終わりではありません。水が引いてから仕上げが残っています。寒い時期なので水引が悪く、仕上げは深夜か明日の朝くらいになるよと親父さんに言われました。

 どのくらいで水が引くのか自分では予想もつかないので作業場に併設してある事務所で図面を描いたりしながら様子を見ることにしました。左官職人さんが仕上げをしているところはあまり見てこなかったし、自分でやったこともほとんどありません。ですので康之さんがほとんどやってくれましたが、手前の手が届く範囲は自分でやってみました。見よう見まねでやってみたのですが、どのくらいの強さで押さえればいいかわからなかったし、撫でてはいるけど平らになっているかも感触だけでは全然わかりません。思っていたより何倍も難しかったです。

 「ん~、なんか汚いけど、いじりすぎても良くなさそう。これで終わりにして乾くのを待つか。乾けばきれいになってるかも!」と考え、次の日の朝、ワクワクしながら様子を見に行ったんです。

「なんだこれ、きったねぇ~。超凸凹しちゃってるじゃん。」

 開いた口が塞がりません。超ショックでした。こんなにもできないものかと落ち込みました。左官職人さんてすごいんだなと感じた瞬間でもありました。

 

 それから僕は、仕事前に毎朝ここの土間の前に立ち「自分はまだまだ何もできない。できていないからできるように今日を頑張ろう!」と気合を入れるようにしています。目を瞑って気合いを入れるよりも、失敗作を見ながら色々と考えながらの方が確実に気合も入ります。

 下手くそなコンクリート部分を見て「頑張ろう!」と思いながらも、「乾いてきたらそんなに目立たないじゃん笑」と思うこともたまにありますが、ポジティブになっているのでそれはそれで良しと思ってもいるんです(笑)。

 

 

 大工工事以外の仕事も!

 左官仕事も含めて、昨年から作業場の工事を始めて以降、大工工事以外の色々な仕事を経験できています。少し前ですが屋根工事の際に簡単な板金工事もしました。屋根材はこういう成型をしているからしっかりはまり、水が入り込まないようになってるんだ!ということや、こんなビスを使って留めているんだ!などという発見がたくさんありました。

 板金屋さんは簡単そうに板金を切ったり曲げたりしているけど、この簡単に見えることも自分でやってみると結構手こずりました。道具をうまく使いこなせないんです。この時も、やっぱり職人さんてすげぇんだなと感じたんです。

 

 改めて家づくりに関わる職人さんたちの凄さを、自分の経験を通して感じたし、他の職人さんたちの仕事内容ややり方を知っておくべきだとも思いました。

 何年もかけてスキルを磨き、一流の技で仕上げていることを、1回や2回やったことがある自分がやってみたところでうまくいくはずがありません。やらなければこのことに気が付くことはありませんでした。

 全てのことは、経験をして、何度もやっていき数をこなしていくことが大切だと思います。ただ数をこなすだけではなく1回1回を意味のあるものにしなければいけないとも思います。常に職人さんたちに感謝をし、色々な話を聞いたりやっているところを見学して勉強し、自分でやれるときはやってみようと思います!

 

 

ブログを読んでいただきありがとうございます。

松島聖士

中澤建設㈱ ホームページ

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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