1111月

自己の確立!

  福島研修旅行!

 こんばんは!僕が住んでいる地域も葉っぱが色づき始め「山がきれいだなぁ」と山を見る回数が日に日に増えている聖士です。

 今日、11/11日はポッキーの日です。ポッキー、プリッツ、トッポなど買いましたか?プレゼントはしましたか?僕は特に何もしていません(笑)。

 

 毎日「○○な日」というのがあるように、僕も毎日が充実した日々を過ごしています。というよりもそのように過ごしたいと思って生きています。そんな日々のなかとても充実した二日間がありました。

 先週の7.8日で福島県の会津方面へ研修旅行へ行ってきたんです。一緒に行ったメンバーは3~4カ月に一度集まって色々なことについて議論をしたり、経験談、失敗談、成功体験などを隠すことなくお話する利根ヨットスクールという学校に所属している6名です。

 このブログでも何回かお話しましたが、6名のメンバー構成は年齢も地域もバラバラで、工務店さんもいれば建材屋さんもいます。一人として同じような人はおらず、今置かれている状況や進展のスピードは異なりますが、同じ建築業界に携わっている方たちで、目指しているもの・向かっている方向は一つなんです。

 

 いつもは夜に飲食店に集まって短時間で中身の濃いお話をしているのですが、今回は田村工業㈱の田村さんによる提案で福島県にあるパラマウント硝子工業さんの工場見学や歴史的な建築物の見学など、いつもよりも超濃厚な1泊2日を過ごしてきました。

 

↑さざえ堂

 

 

 強い意志!

 今回の研修では、これからの自分の課題がはっきりと見えてきました。

 仕事をするうえでも、普段の生活でも松島聖士という『自己を確立する』ことです。仕事を始めて4年目ですが、少しずつぼんやりと道が見えてきています。今は前にも後ろにも下にも斜めにも色んな道がある中で、とりあえず色んなものを見たいという思いであっちいったりこっちいったりを繰り返している感じです。多くの道に行ってみることで知らなかったことを知ることが出来たり新しい出会いがあったりで世界が広がりました。しかし、ビビりな性格ですのでどの道も奥まで進むことができずフラフラと彷徨っているのが今の僕です。

 

 時系列はゴチャゴチャになってしまいますが、研修の二日目の午後に野口英世記念館へ行ってきました。野口英世というと旧千円札に載っている人なので日本人なら誰でも知っていると思います。僕が小学生の頃、偉人の伝記を読むことにはまっている時期がありまして、その伝記に野口英世も載っていて読んでいた気もします。ですので、何をやった方なのかなんとなくは知っていましたが、生き方までは知りませんでした。小学生の頃に読んでいたので記憶も曖昧だったし、内容をちゃんと理解していなかったというのもあります。

 

『志を得ざれば 再び 此地を踏まず』

 野口英世が医師を目指して地元である猪苗代を旅経つ直前に、生まれそして育ってきた家の柱に刻んだ言葉です。

 こんなにも強い決意ができるって凄いなと思いました。この刻まれた文の前でこの言葉の意味を考えた時とても感動して涙が出てきそうでした。19歳でこんなにも強い決意を持って自分のやりたいことに突き進んでいく意志。心が震えました。野口英世は19歳で自分が見つけた一つの道に向かって突き進んだということです。27歳の僕はまだできていないので本当に凄いと思いました。

 この言葉もとても心に刺さりました。僕は自分な中では頑張っているつもりですが、それよりも頑張っている人がいるのはわかっています。自分に甘いので、どこかで手を抜いてしまっています。これでは3倍、4倍、5倍やっている人にかなうはずがありません。『努力に勝る天才無し』というように努力できる人が凄いということです。

 イチローも同じようなことを言っていました。メジャーリーグというどこよりもハイレベルなところで野球をやっており、その中で誰よりもヒットを打ったのがイチローです。野球をやっている人は誰もが憧れました。僕も当然「イチローみたいになりたい!」と思って野球をやっていました。しかしなれませんでした。圧倒的に努力が足りなかったんです。最初から天才はいないんです。誰もが人よりも努力をしています。

 仕事においてはスポーツのように勝ち負けを決めるものではないですが、お客様の幸せのため、家族の幸せのため、人々の幸せのため、自分の幸せのために努力をすることを忘れず、自己を確立することに注力していきたいと思います。

 

 グラスウール工場見学!

 最後に一日目に行ったパラマウント硝子工業の工場見学についてです。パラマウント硝子工業はグラスウールという断熱材を製造している会社です。

 松島匠建も壁と天井の充填断熱としてグラスウールを採用しています。会社はパラマウントではなく旭ファイバーグラスです。壁には裸(袋なし)の高性能グラスウールの16kの120㎜を柱・柱間に、天井は垂木間に壁と同じく裸の高性能グラスウール16kの120㎜を隙間なく入れています。グラスウールの現場施工は基本的に僕がやっています。

 最初は見よう見まねから始まり、色々と勉強していくにつれて断熱材の性能がしっかり確保できるような施工を自分で考えながらできるようになってきたところです。しかし、お客様に「なぜグラスウールを使っているのか?」を説明しろと言われても自信を持ってできません。普段から扱ってはいますが、どのように作られていて、どんな性能があるのかちゃんと知らなかったからです。

 

 今回僕たちが扱っている会社のグラスウールではありませんでしたが、パラマウント硝子工業のグラスウールの製造過程から会社の想いを聞くことができ、とても参考になりました。

 グラスウールの原料は90%以上が使えなくなった瓶ガラスや窓ガラスなどのリサイクルガラスなんです。それを溶かして高速回転する機械にそれを流し込むことで繊維状になって出てきます。食べ放題のお店に行って綿あめを作ったことがありますか?まさにそれと同じ原理です。固体のザラメを高温になった回転する機械の中に入れると繊維になって出てくるやつです。

 リサイクルガラスが原料なので環境負荷が低いということや断熱性はもちろん防音性の良さなど、社員さんからお話を聞くことができたし実際に体感することができたことが大きな収穫でした。パラマウントの特徴を知ることができたので、次は僕たちが使っている旭ファイバーのグラスウールの特徴を徹底的に調べてみたいと思いました。パラマウントさん、貴重な機会をありがとうございました。

 

 今回の研修では移動中の車内、工場や建築物の見学中、宿での食事中、気持ちの良い温泉・露天風呂、部屋に戻っての二次会などなど、たくさんのためになるお話があったし、心遣い、感謝の心、計画の大切さを学ぶことができました。僕はまだインプットが多いので、徐々にアウトプットの割合を増やしていき頭の中の整理もしていこうと思いました。

 福島の会津の磐梯山をはじめとする山々や宿の中庭は紅葉が見頃で、一本一本の木たちが個性を発揮し僕たちに語り掛けてきていました。ぼくも、これらの木のように赤色だったり、黄色だったり、一年を通して変わらない緑色であったりと、自分の特徴を恥ずかしがらずに個性を出し、皆に堂々と見せれるようになりたいと思いました。

 

 

 今回も皆さんありがとうございました!

 

 

ブログを読んでくださりありがとうございます。

松島匠建㈱ 松島聖士

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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