035月

当たり前を当たり前に!

  目に優しい季節!

 こんばんは!最近寒暖差が大きいため、体がその変化についていけず夕方になるとめちゃくちゃ眠たくなってしまう聖士です。

 山も街も桜の季節はもう終わってしまいましたが新緑がとても綺麗です!

↑4月半ばの庭の桜。

↑山の新緑

 

 数年前までは山の新緑を意識して見るということはありませんでしたが、ここ数年で新緑ってめっちゃきれいだな~と感じています。寒い冬を超えた落葉樹たちが『待ってました~』とばかりに、鮮やかな緑色の葉っぱを広げています。溜め込んでいたエネルギーを解放したようなあの鮮やかさが僕はとても好きです!

 

 意識せずともやる!

 仕事をするときも、寝るときも、車を運転するときも自分の周りの環境が清潔にかつキレイになっていた方が気持ちが良いです。そうするためには掃除をしたり整理整頓をしておくことが大切なことだと思います。

 しかし、現場や作業場で仕事をしていると、作業を優先して掃除や整理整頓が疎かになってしまいます。「床の上が木屑や道具で散らかっているけど、掃除の時間を削ってこれを作り終えたい」と思ってしまうからです。そして終業時間になると、家に帰ってやることあるから掃除は明日にしようとなる時もあります。この流れは悪いループが完成してしまう前兆なので気を付けなければなりません。

 僕が修行中の中澤建設では、大工の原田さん、建具屋さんの中澤トモさんが色々な機械や道具を使って効率よく作業を進めています。僕も機械を使って色々な作業をしていますが、その中で原田さんやトモさんが作業しやすいような環境にすることも心掛けています。

 これは原田さんやトモさんのためでもありますが、自分のためにもなっています。掃除をしたり整理整頓をしておけば僕も気持ちよく仕事ができるからです。

 

 当たり前の基準は人それぞれ異なりますが、常にきれいにしておくことは僕にとっての当たり前にしたいんです。しかし、なかなかできず今に至ります。

 日本人にとって、トイレで用を足したら流すということは当たり前の行動ですので、『流す』という行為は何も意識していなくても一連の流れで自然とやっている人がほとんどだと思います。僕も、トイレをしたら水を流すという行為を二十何年間毎日繰り返しているので特別意識しなくても一連の流れとして体が勝手に動いています。

 ですので、流したかどうかなんて覚えていないときがあります。ふと「やっべー、さっき流したっけ?流した記憶がないぞ。」と思い出すときがあるんです。次の人が使う時、もし残っていたなんてことがあったらめちゃくちゃ恥ずかしいので、急いで確認しに行くのですが、便器の中はすっきりキレイになっているので「良かった~、流してあった~」といつも安心します。

 これこそ、意識せずとも常にやっている自分にとっての当たり前の行動なのではないでしょうか?身の回りを常にきれいにしておくということをこのようにできるようにしたいんです。そのためには毎日気が付いたときに繰り返してやることが必要なので、日々精進していこうと思います。

 

 

 当たり前もそれ以外も!

 僕が小学生の高学年の頃の体験談です。

 給食を食べ、その後のお昼休みが終わると掃除の時間がやってきます。他の学校はどんな感じなのか知りませんが、僕が通っていた小学校は1年生から6年生までの6~8人が一班となります。掃除箇所は教室や玄関ホール、トイレなど決められた場所があり、そこを1週間やったら次の週は違う場所というように変わっていきます(1年生教室を1週間やったら次の週は2年生教室というように)。

 それぞれの箇所で担当の先生がいて1階のトイレの担当は事務の先生でした。トイレは、床の掃き掃除、ブラシで便器内の汚れを落とす掃除、洗面の拭き掃除などをやるということを代々先輩方から教わってきているので、最低限それらをやります。

 

 ある時のトイレ掃除で、僕は普段ほとんどやらなそうな箇所(なんだったかは忘れてしまいました)の汚れが気になってしまい、いつもやっている床の掃き掃除を早めに終わらせて、そこをきれいにする時間を確保した日があったんです。時間ギリギリまでそこを掃除して、最後に担当だった事務の先生が確認に来ました。

 トイレの中を一通り見た先生に

「トイレ掃除したの君?床に埃こんな落ちてるよ。トイレ掃除が嫌なのはわかるけど皆ちゃんと掃除してるんだからやることはやろうよ。」

というようなことを言われました。小学生の松島少年はその時、「ここをきれいにしていたんです」と言い返したくなりましたがそれをぐっと我慢をして、皆がやっていることはちゃんとやったうえで他のことをやらなければいけないんだなということを学びました。

 

 皆がやっていることは当たり前のようにやり、それ以外のことをやるときはやることをちゃんとやったうえで時間を作りやらなければいけません。求められていること以上のことをやる必要はないという考え方もありますが、皆ができるようなことを皆がやっても面白くありません。今は効率が良くなかったり自分のはっきりした考えがなかったりするので、皆がやっている以上のことをやるということはあまりできないかもしれませんが、そこは時間を使ってでも今の時期はやるようにしたいと思っています。

 僕には特別な能力はないので何事もコツコツと積み重ねていくしかないと思っています。そしてたまたま僕はコツコツタイプです(笑)。この特徴を十分に活かし、当たり前のことは当たり前に、そしてそれ以上のこともできるように毎日を一生懸命過ごしていこうと思います。

 

ブログを読んでいただきありがとうございます。

修行中の松島聖士

中澤建設㈱ ホームページ

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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