松島匠建代表 松島克幸です。
ここ数年にない梅雨らしい梅雨となっている、今年の梅雨です。
とは言っても九州北部から近畿にかけては梅雨入りが大幅に遅れ、イレギラーな入梅です。
例年梅雨の前半はどんよりのシトシト雨で、梅雨後半は大雨という傾向なのですが、関東中心とする東日本では、梅雨の前半から雨量が多くなっています。
そんな雨が一番の天敵であるのが「ホウ酸」であり、今回はホウ酸の防蟻対策のお話しをいたします。
建前して屋根が上がり、間柱や筋交などがおさまると、大工さんや消毒業者さんが木材に色のついた薬剤を散布する、或いは散布して1m位の高さまで木材が着色している光景を目にしたことがあるかと思います。
これは木材がシロアリに食われないために行った「防蟻消毒」です。
この防蟻消毒、日本の住宅では農薬系の薬剤が使用されていることがほぼ一般的で、シロアリが嫌うのは勿論、人体にとっても危険な薬剤なのです。
特に「ネオニコチノイド系農薬」は危険な薬剤であって、ミツバチが消えたり生態系への大きな影響が問題視され、欧米では使用が禁止となっている薬剤です。
以下「ウィキペディア」より
『ニコチノイド (nicotinoid) とはタバコの葉に含まれるニコチン、ノルニコチン、アナバシンなどのアルカロイドの総称である。タバコの葉を水に浸してニコチノイドを抽出したタバコ水は殺虫剤として戦前から使われてきたが、選択性などに問題があること、人体に対しても毒性があること、発がん性があることなどから使われなくなった。現在ではネオニコチノイドと呼ばれる、ニコチノイドを改良して化学合成された殺虫剤が使用されている。』
ネオニコチノイド系農薬は、虫の神経系を狂わし、脳の働きが狂い方向性を失い、ミツバチが巣に戻れなくなってしまうと考えられています。
ホウ酸は米・カリフォルニア州などで採掘される鉱物を精製して作られる天然物です。
自然界では海水、土壌、植物などいたるところに存在していて、目薬やソフトコンタクトレンズの保存液に使われていたりします。 これは、ホウ酸の「人に優しく菌を除去する」性質を利用しています。
アメリカでは自ら世界にばらまいた農薬公害からいち早く脱却し、今ではアメリカ本土の木造住宅ではホウ酸塩による防蟻処理材はスタンダードとなっています。
イエシロアリが猛威をふるっているハワイ州でも、土台から屋根までほぼ100%にホウ酸塩が用いられています。
日本でも最近徐々に普及してきており、私どもは「エコボロンPRO」を自社施工しています。
効き方と安全性、持続性に大きな違いがあります。
一般的な防腐・防蟻薬剤は、農薬系の神経毒であって、この成分が室内に入ってきた場合に、シックハウスの一因になるといわれています。
また、農薬は残留農薬の問題があるために早期分解するよう設計されており、 現在の農薬系の防腐防蟻剤の効果は最長で5年間です。5年毎に再施工をしたとしても、壁体内などは再施工出来ませんので住宅全体の防腐防蟻性能は半減してしまいます。
エコボロンPROの有効成分はホウ酸塩で、シロアリや木材腐朽菌などには少量で効果が出る一方、人間などの哺乳類の場合には余分に摂取したホウ酸塩を体外に排出するため、少量口に入った程度では全く問題になりません。
人間に対する急性経口毒性は食塩程度といわれています。
また、ホウ酸塩は揮発・蒸発することがないのでお部屋の空気を汚染することがありませんし、シックハウスの原因になることもありませんし、分解もされませんので、効果が長時間持続します。
シロアリの害のないニュージーランドでもホウ酸は広く使われていますが、それは木材の防腐のためです。
ホウ酸は木材腐朽菌にも効き、大事な木材を長持ちさせる大きな役割ともなっています。
最後に「エコボロンPRO」の5つのポイントをもう一度ご確認ください。
じめじめしと長雨の季節が続いていまが、私どもの体感ハウスは爽やか快適です!
高性能な断熱気密性能と、無垢の床板と珪藻土の気持ち良さが分かる松島匠建の体感ショーハウスへ、どうぞご来場下さりその気持ち良さと、夏の涼しさ、冬の温かさ、雨の日の爽やかさをご体感して、ストレスフリーを実感して下さい。
家は3回建てないと満足した家が造れないと言いますが、松島匠建は1度目で納得!満足!のお住まいを建てることをお約束いたします!