162月

ケアレスミス!

  惜しかった49ers!

 こんばんは!日曜日、月曜日(祝日)の2連休で東京へ遊びに行き、初めてのことをたくさんしてきてとても良い2連休を過ごすことができた聖士です。

 日曜日の夜は、サラリーマンが多い街と言われている新橋でサウナへ行き、朝までその施設で過ごし、月曜日は朝8時から渋谷のBarでスーパーボウルのライブビューイングを見ながらお酒を飲みました。

  行ったサウナ施設は高級感があり、照明は良い感じに暗く、音楽は落ち着く音量でピアノの音色が心地よく、サウナの温度は高崎のスーパー銭湯よりも高くて最高に気持ちの良い空間でした。

 朝からBarでスポーツ観戦は初めてのことだったし、朝からお酒を飲むのも初めてだったので不思議な感覚でしたが、試合の方は接戦で、最後の方はハラハラドキドキの展開で大盛り上がりだったので最高に楽しかったです!結果は延長の末 カンザスシティ・チーフスがサンフランシスコ・49ersを 25-22 で破り2連覇を達成しました。

 今回のイベントで、スポーツ観戦の面白さに改めて気づきました!

↑会場の一部。会場内にはこの3倍くらい人はいたと思います。

 

 割り込み作業!

 中澤建設から車で2~3分くらいの場所で外壁の張り替え工事を行っています。ここのお家は高崎市の「特定歴史的景観建造物」で、名前の通りとても歴史を感じる建物です。外観もそうですが、家の中は、玄関を開けるとそこには大きな土間が広がっており「すんげぇ~」と心の中で思いながら、キョロキョロと色々なところを見てしまいました。

 今回工事するのは外壁です。これまで張ってあった杉板を剥がすとその下の土壁が姿を現します。このような仕様は昔は一般的であったと思いますし、建築の勉強をしていると聞くことが多いですが、実際に見る機会は今までほとんどありませんでした。なのでこの土壁を見ても「すんげぇ」と思い、色々なところを見て観察をしてしまいました。知らないことばかりでしたので楽しかったです。

 今までと同じような見た目に直すため、康之さんと原田さんで下地を組み、僕はそこに等間隔で墨を出していきます。この割り込み作業は何度もやっているため方法はわかっていますが、作業スピードは速くなりません。時間はかかりましたが墨付けを終えると、康之さんと原田さんが外壁を張る作業に移ります。2枚目を張り始めた康之さんから「この重なり少なくない?」と言われました。

 杉板の幅は178~180mm、重ねを18mm取る計画をしたので、僕は頭の中で『178-18=170』と計算し、170mm間隔で墨を出したんです。しかし、実際に板を張ってみると5mm程しか重なりません。なんでだろうと思いましたがその謎は、『178-18=170』ではなく『178-18=160』というなんとも恥ずかしいケアレスミスでした。

 複雑なものは紙に書いたり機械を使って答えを出し、何度も確認作業を繰り返しますが、簡単なものほど気を抜いてしまうんですよね。たった10mmのズレですが、建築にとっては大きなズレで次の作業ができなくなってしまうので大きな影響をもたらしてしまいます。ケアレスミスは気を付けていれば防げるので無くしていけるよう細心の注意をはらっていこうと思いました。

 

 空間構成の想像!

 しっかりと考えていれば防ぐことができたミスがもう一つあります。

 前橋の新築現場で必要な窓枠の加工をするのに、材料がいくつ必要かの積算業務をやりました。サッシの見積書を参考にしながら必要長さを出し、無駄なく材料を取れるように考え、必要最小限の材料数で原田さんに窓枠の加工をお願いしました。先日、加工した材料を現場まで運び、足りない部材はないか確認してみると、1カ所見逃しているところがありました。

「やばっ、一本足りない、、、」

 1つミスを発見したので、まだあるかもしれないと思い現場の中を何度も見回ると、もう一つミスに気が付いたんです。

 上のこの写真で、お前アホだなと大体の人に思われてしまいます。前橋の新築現場はユニットバスを採用しているため浴室には窓枠は入りません。サッシの見積書の寸法だけを見て、どの部屋に必要な枠かを見ていなかったことでこのようなミスを犯してしまいました。

 建物は二次元ではなく三次元なので立体的にイメージすることが必要です。しかし、立体空間をイメージすることは人間は結構苦手らしいのです。僕が大学受験浪人生時代に通っていた予備校の数学の先生がこのようなことを言っていたのを今でも覚えています。

 図形の授業をしていた時です。「空間とか立体を頭の中で正確にイメージできる人間ってほとんどいないんだよ。だからイメージをするのではなく手を動かして計算したりわかる範囲で立体的な図を書いてみることが大事!」

 この話を聞いたとき、問題が難しいから答えが出せないのかと思っていましたが、人間の脳がそうできているということを知ったことで図形問題に対する考え方が変わったんです。

 

 今回のミスの原因は、建物全体の空間をイメージしなかったからだと反省していた時にこの話を思い出しました。空間構成をイメージすることは本当に苦手ですが、建物を設計するには絶対に必要な能力です。

 ゲームでマインクラフトというソフトがあるのは皆さん知っていますか?

 知り合いの小学生の子がやっていたり中澤家の子供たちがYouTubeで動画を見ていたりするので僕は知っています。これは立体を作れるゲームですので、人間が苦手な空間構成能力を鍛えるのにすごくいいなと思い見ていました。保育園児でも建物や動物の顔などを作っているのを見て、明らかに僕より立体をイメージする力があるなと感じたことがあります。なので中澤家の子供たちに今度マインクラフトを借りて鍛えようかなと思っています(笑)。そうすれば空間構成能力が上がり、ゲームは悪というマイナスイメージも無くなりそうで一石二鳥でもあります(笑)。

 

 ミスをしない日なんてありませんし、今回は重大なミスにはなりませんでしたが、今週はケアレスミスが続きました。確認とイメージが大切なので、一層気を引き締めて取り返しのつかないことを起こす前に自分で間違えに気が付けるようにしたいです。

 

ブログを読んでいただきありがとうございます。

松島聖士

中澤建設㈱ ホームページ

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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