地産地消の家づくり

　　地域の資源を地域の職人で経済を循環！

　山の麓のパン屋さんのスロープ完成！

　松島匠建代表　松島克幸です。

輸入木材が不足して、木材の供給が滞り、同時に木材価格が高騰しています。

巷では「ウッドショック」と言ってるようですが、木材事情においてはここ数十年にない緊急事態のようです。

お庭のカエデの新緑が日増しに緑を増す、山の麓のパン屋の「Cou屋」さんも、開店して間もなく2年となりますが、評判良く繁盛している様子です。

　お店に入るには、これまで正面の階段を利用していましたが、スロープが必要となり新規に設置いたしました。

既存の造りと同じように、桧を利用してのスロープで、屋根も設置しましたので木材でも安心です。

ウッドショック、或いはコロナによる輸出入制限などにより、地域資源を使って地域内での経済循環である地産地消が、どう見直されてくるでしょうか。

  　「ショック」と言われるほど深刻な状況なのか？

数カ月前の輸入木材価格の高騰に始まり、それが今「ウッドショック」と呼ばれる深刻な木材不足となっているようです。

ウッドショックの元はといえば、世界的なコロナウイルスの蔓延によるもので、一つは、 アメリカ国内で、コロナからの経済回復に兆しや、コロナで都市部から郊外への移住傾向の高まりにより、住宅供給のための木材需要が増大している事。

二つ目は、輸入するにあたり木材を運ぶコンテナ便の不足、そして世界各国で木材の奪い合いとなる中、日本の国際力の低下により、木材の輸出先として日本の優先順位が低くなり、日本へ木材が回ってこない事のようです。

今、家を建てている方にとっての影響は、木材が手に入らない事から工事の遅れが生じ、工期の延長となる事。

そしてこれから家を建てようとしている方にとっては、木材価格の高騰により、工事費のアップからご予算オーバーとなる事です。

 　完成引渡しとなった太田のお住まいに、早速のご見学となり、お施主様から住み始めてのご感想やこだわりの部分のご説明を頂きました。

　国産木材が奪い合いの状況！

 当松島匠建においては、地域木材を中心とする国産木材を活用していますので、輸入木材不足の影響は受けないのですが、これまで輸入木材に頼っていた業者が、ここに来て輸入木材の入手が困難なために国産木材を代替えとする状況に至り、国産木材も奪い合い状況となり、価格の高騰となっています。

国産木材の需要が高まることは歓迎すべき点ではありますが、これまで「山の保全のための山の手入れ」「地域内循環のための地域木材活用」「地域で育った木材で家を造る良さ」そして「林業振興と後継者の育成」などを大切にしてきた私どもです。

この騒ぎで、外国産木材を主としてきた業者が一元的な物欲しさに価格を吊り上げ、単なる代替えとしての活用で終わるのではなく、根本的な国産木材の見直しにつなげる流れも必要かと思います。 

構造材も地域木材で造り、基本的に現しとして見えるところの梁は天然乾燥の木材を使っています。 

　地域内循環の地産地消を！

グローバル経済の利点というものも当然あるとは思いますが、世界情勢が不安定となると輸入に頼っているものは、もろに影響を受けるものです。

持続可能の観点からも、地域の資源や地域での生産物・生産品を使い、地域内で循環させていくことが大切であると、こういうことがあると再認識するものです。

今回は木材に留まっていますが、エネルギーと食料の自給率の低い日本では、それらが世界的な逼迫となった時には、日本は後回しになってしまう事が、今回明白となりましたので、地産地消の地域内循環を少しずつ高めていくことが大切ですね。

SDGsの一つである「12.つくる責任 つかう責任」この事も今後益々意味深くなってくること思います。

地場の木材を活かす家づくりは創業の理念であり、化石資源によるエネルギーに依存しない高性能な家づくりも10年近くとなり、それを分かって頂けるお客様に支えられ、最近では問い合わせも増えてきています。 

 家づくりをしっかり勉強して、多くの業者を訪ねた末に私どもを訪ねて頂くと、最後の答えが見つかります。

 家づくりで後悔しないよう、上辺や見た目の部分だけで判断しないよう、しっかりと勉強してください。住まいは簡単に買い換えることができない、一生で一番高価な買い物です。

夏も冬も雨の日も快適な私どもの体感ハウスです！

 高性能な断熱気密性能と、無垢の床板と珪藻土の気持ち良さが分かる松島匠建の体感ショーハウスへ、どうぞご来場下さりその気持ち良さと、夏の涼しさ、冬の温かさ、雨の日の爽やかさをご体感して、ストレスフリーを実感して下さい。

家は3回建てないと満足した家が造れないと言いますが、松島匠建は1度目で納得！満足！のお住まいを建てることをお約束いたします！