1811月

断熱と気密は一体

こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。


夏涼しく冬暖かな、快適で省エネの住まいを求めて、
高気密・高断熱の住まいにに関心は高まっています。

でも、、、特に自然志向の方には、

「高断熱は良いけど、高気密というと何か息が詰まりそうで、
中気密程度で良いんじゃないの。」

と思っている方のための気密と断熱のお話です。


断熱性の劣る家は外部の気温の変化と同様に、
気温が上がれば室温も上がり、気温が下がれば室温も下がる、
夏は暑くて冬は寒い、そんな住まいです。

そこで断熱性を高めると、外部の温度を室内に伝え難くなり、
寒暖の影響を受け難い住まいとなります。

しかし断熱性を高めても、すきま風(漏気)が大きければ、
外の冷たい空気、熱い空気がどんどん入り込み、
断熱の効果も半減してしまいます。

なので、断熱性を高めたら同時に気密性も高めないと
断熱性を高めた意味がないのです。


更には計画的な換気が必要になるわけですが、
機械による換気にすべて依存したくはありません。

自然の風を取り込む「窓の計画と風の流れ」
これがパッシブの考えです。

また気密を高めれば、エアコンによる湿度調整が必要となりますが、
この部分も、無垢の木や塗り壁によりパッシブな調湿効果を期待します。

気密と断熱は切り離せない関係ですが、
高気密・高断熱と自然素材による内装も切り離せない関係とも言えます。


Q値は計算から割り出しますが、C値は実測による計測値です。

この画像のお住まいはC値(隙間相当面積)=0.6c㎡/㎡でした。

気密性能(C値)の基準
C=5~15  従来の住宅
C≦5     省エネ基準に定める気密住宅      
C≦2     次世代省エネルギー基準で定める気密住宅
C≦0.9       R-2000住宅

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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