20日は東京神田にて、「自立循環型住宅研究会の第2回関東ゼミ」が開催され参加しました。
講師は当会代表で毎度おなじみとなりました野池政宏先生。
ゼミの冒頭にて、今回の震災で発生した原発事故をもとに、今後の日本における電力及びエネルギー社会のあり方について、野池先生の見解が聞けました。
「Forward to 1985 (enerjy life)」 1985年を推し進める(1985年のエネルギー社会を目指す)
元々物理学の先生であった野池氏は、核融合についても興味を持った時期もあって、原発の危険性は十分な認識があり、これまでも原発に頼らない電力社会が望ましいことは申されてきました。
そして今回の原発事故にて、脱原発をさらに強調する必要があると確信を示した。
現在日本は、電力供給の30%を原発に頼っていて、その原発電力30%OFFの社会としていかねばならない。
その30%offとなる電力需要を時間的にさかのぼると、年代が1985年であり、その時の電力消費社会を目指す必要がある。
そして、その時代を目指す一方、経済の停滞は招いてはならぬわけであり、電力消費の抑制は特に家庭部門にて推し進める必要がある。
それには家庭での節電や電力に頼らない生活、そしてエネルギー消費を50%抑える住宅をつくる、私たち自立循環型住宅の強い姿勢が必要であるということです。