松島匠建代表 松島克幸です。
相次ぐ台風の上陸で大荒れの東日本の秋でしたが、11月に入って晴れの安定した天候が続くようになり、冬の気配が近づいてきました。
11月に入ると暖房が欲しくなってきますが、関東北部一般的に暖房期は、11月から3月までの約5か月間で、一方冷房期は7月から9月半ばの約3ケ月程度と、暖房期間の方が長く、しかも暖房エネルギーの方が消費が大であるので、暖房と断熱の計画はしっかり行う必要があります。
また断熱計画のポイントは、夏の日射においては屋根の断熱性能と、壁西面の日射遮蔽がポイントであり、冬の寒さにおいては、壁の断熱性能と壁南面からの日射取得がポイントとなります。
それらがパッシブデザインの一つでもあります。
さて、高崎の新築工事も順調に進行しています。
画像は屋根の外張り断熱です。
遮熱シート付のアキレスキューワンボード45mmと通気層25mmです。
断熱材は伝導熱を遮り、遮熱シートは輻射(放射)熱を遮りますので、遮熱シートに通気層が無いと遮熱の効力が半減してしまいす。
この上に野地板を張り、屋根仕上げは既に完了しています。
セルローズファイバーは新聞紙を細かく砕いて使う、古紙の再利用となるエコな断熱材であって、防虫防腐にホウ酸を使っていますので、環境にも人体にも安心・安全な断熱材です。
発泡ウレタンのように固まる訳ではないので、垂木間・柱間に充填するには予め不織布を貼ってから、材料を吹き込みます。
セルローズファイバーは断熱効果の他に防音効果も期待できる優れものの断熱材です。
デメリットと言えば価格の面であり、高性能グラスウールの2倍以上のお値段となりますので、なかなか全棟このセルローズファイバー仕様という訳にはいかないのが現状です。
屋根の外張り断熱は遮熱シート付のキューワンボードでしたが、壁の外張り断熱はEPSボード40mmです。
北海道レベルの寒い国ドイツではスタンダードな断熱材であり、この断熱材の上に塗り壁仕上げができ、塗り壁仕上げの単価も以前採用していたシラス壁の半分程度となり、軽い壁仕上げにもなりますので耐震的にも大きなメリットとなっています。
数年前にイギリスの集合住宅で外張りの断熱材不良にる大きな火災事故がありましたが、EPSボードは不燃材ではありませんが、自ら燃える性質は無く、燃焼時に有毒ガスの発生もありません。
また、ノンフロンであるため、断熱性能の劣化も小さいのが特徴です。
EPSボードも張り終わり、まもなく左官屋さんによる外部の塗り壁作業も始まります。
朝晩の冷え込みも増し、寒い時期がやってきますが、私どもの体感ハウスは年間通して快適です!
高性能な断熱気密性能と、無垢の床板と珪藻土の気持ち良さが分かる松島匠建の体感ショーハウスへ、どうぞご来場下さりその気持ち良さと、夏の涼しさ、冬の温かさ、雨の日の爽やかさをご体感して、ストレスフリーを実感して下さい。
家は3回建てないと満足した家が造れないと言いますが、松島匠建は1度目で納得!満足!のお住まいを建てることをお約束いたします!