こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。
終の棲家として建てて5年ほど経過のつくりすぎない家。
毎年この時期には、ペレットストーブの煙突掃除のため
ここ赤城南面富士見町までお伺いしています。
こちらのお住まいの外壁は、杉板の下見張りです。
この下見張りに限らず、外壁の板張りを希望する
お客様は多いのですが、外壁板張りの一番の悩みは
「塗料の種類、そして塗装色(どんな色にするか)」
そして「何年か後の再塗装のメンテナンス」
ではないでしょうか。
しかし、こちらのお住まいのお施主さんは、塗装するかどうか悩んだ結果
無塗装で経年変化を楽しむ選択を選びました。
一年半前の投稿に新築時との比較もあります。
→ 無塗装4年後の杉板下見張り
塗装なしの場合、耐久性的に問題(木が長持ちしない)があるのでは、
と思われがちですが、それは、直接雨の当たるウッドデッキなどの場合で、
軒の下となる外壁では、無塗装でも十分耐久性は保てます。
こちらのお住まい、今が一番黒くなっている状態で、
今後は徐々に色落ちしていき、最後には落ち着いた色になるものと思います。
実際、無塗装の選択はなかなか勇気が必要となりますが、
無垢板の外壁は、塗装一つとっても個性があって良いものです。