こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。
実は今まで私どもでは防蟻消毒を行っていませんでした。
それは、日本で使われている防蟻材のその正体は
実は農薬と同じ成分であり、そのほとんどは劇物扱いの猛毒です。
ちなみに、「 ネオニコチノイド」とインターネットで検索してみれば、
安全だと書いているサイトは一つもありませんから。
その毒性の高い防蟻材は価格が安いのですが、
防蟻の効果は5年ほどで、その後は再施工しなければ
ならないのです。
一方ホウ酸による防蟻処理はどうか?というと
【1】高い安全性
【2】下等生物に厳しい
【3】効果が持続
【4】欧米のスタンダード
と、再施工が不要であり、揮発することながなく
万が一飲んでも大丈夫なくらいであって、
健康住宅に最適な防蟻処理なのです。
ホウ素は、
「身近な所では、目薬やソフトコンタクトレンズの
保存液に使われていたりします。
人間などの哺乳動物がほう素を必要以上に摂取した場合、
腎臓の浄化作用で短期間に排せつされます。
ほ乳類にとっての急性毒性は食塩と同程度です。
一方、腎臓を持たないあらゆる下等生物の場合には、
過剰摂取することで細胞レベルでエネルギー代謝できなくなり、
餓死することが分かっています。
代謝という生命の基本プロセスに作用するので、
抵抗力を獲得することもありません。」
基礎断熱で床下も室内と同じ環境である私どもの建物なので、
今回このホウ酸による防蟻処理を実施しました。
ホウ酸処理は、腐れを止め、シロアリ被害を防ぎ、
再処理不要の「ながいき・けんこう住宅」を実現するための
木材保存剤で世界の常識なのです。
農薬系の防蟻処理に比べて価格は高いですが、
身体に安全で効果が長持ちするホウ酸による防蟻処理
「ボロンdeガード工法」を私はお奨めしています。