064月

地盤補強工事「天然石パイル工法」

こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。

満開の桜の花も震える「寒の戻り」となった週末です。


地鎮祭も無事終了し、工事の着工となった新田村田の新築工事です。

地盤調査の結果、地盤補強が必要の判定となりましたが、
一般的な地盤補強は、地中にセメントの塊や鉄の杭を埋め込むので
なんとなく抵抗を感じていました。

そこで天然の砕石を地中に埋め込んで杭にする
天然石パイル工法(ハイスピード工法)の地盤補強工事を
今回は採用しました。

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地中に埋め込む40mm前後の山砕石

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まずはドリルで直径400mmの穴を支持地盤まで掘削

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粘土質の軟弱地盤の土。掘削した土は残土処分となります。

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この残土処分がこの工法の課題です。

DSCN1257.jpg
直径400mm、深さ約2.7m、底部には地下水が。

DSCN1301.jpg
掘削から砕石埋め込みまで1か所約45分程度の時間を要します。

DSCN1304.jpg
砕石を転圧しながら埋め込み杭をつくっています。

出た残土の2倍近く砕石が入り、
柔らかな地盤では、砕石が横に広がり強力な摩擦杭にも
なるのがこの工法の大きな特徴でもあります。

コンクリートや鋼管杭の場合、後工程の基礎工事にて
根掘りの邪魔になりますが、この砕石杭ならば問題ないですね。

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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