こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。
満開の桜の花も震える「寒の戻り」となった週末です。
地鎮祭も無事終了し、工事の着工となった新田村田の新築工事です。
地盤調査の結果、地盤補強が必要の判定となりましたが、
一般的な地盤補強は、地中にセメントの塊や鉄の杭を埋め込むので
なんとなく抵抗を感じていました。
そこで天然の砕石を地中に埋め込んで杭にする
「天然石パイル工法(ハイスピード工法)」の地盤補強工事を
今回は採用しました。
地中に埋め込む40mm前後の山砕石
まずはドリルで直径400mmの穴を支持地盤まで掘削
粘土質の軟弱地盤の土。掘削した土は残土処分となります。
この残土処分がこの工法の課題です。
直径400mm、深さ約2.7m、底部には地下水が。
掘削から砕石埋め込みまで1か所約45分程度の時間を要します。
砕石を転圧しながら埋め込み杭をつくっています。
出た残土の2倍近く砕石が入り、
柔らかな地盤では、砕石が横に広がり強力な摩擦杭にも
なるのがこの工法の大きな特徴でもあります。
コンクリートや鋼管杭の場合、後工程の基礎工事にて
根掘りの邪魔になりますが、この砕石杭ならば問題ないですね。