こんばんは!先週の日曜日は長野市に行ってアメリカンフットボールのプライベートリーグ(社会人)の試合観戦をしてきた聖士です。
日曜日の試合は長野アメリカンフットボール連盟が主催する『善光寺ボウル』という名前が付けられたものでした。善光寺ボウルは一年に一回行われるもので、本来なら大学時僕も所属していた信州大学のアメフト部「WILDCATS」も試合をするのですが、今年は日程の都合が合わずWILDCATSは試合をせず社会人のプライベートリーグの試合だけでした。長野には「長野ブルーパーズ」という社会人チームがあり、僕の友達や大学時代の先輩後輩が何人か所属しています。いつも試合を見に行けるわけではないので近くで試合があり、かつ僕に他の予定が何もないときは応援に駆け付けているんです。たまに生で見るアメフトは迫力があって面白いんですよ!
↑左下から3つ先輩の仁科さん(#57)、同級生の高松君(#9)、同級生の上本君(#23)、右上大学を卒業してからアメフトを始めた同級生の太田君
中澤建設ではもうすぐ高崎市剣崎町で住宅のリフォーム(増築)工事が始まります。その工事を始めるにあたり確認申請を行政へ提出する必要があります。1か月ほど前に康之さんから「確認申請やってみよっか!」と伝えられました。松島匠建にいた時も申請をやったことはありませんでしたし、中澤建設に修行に来てからもやってないので初めての申請業務です。
この工事は数年前に中澤建設で建てられた住宅の増築工事なので、新築時の確認申請の資料があり、時間はかかるかもしれないけど参考にしながらやってみようと思い取り掛かりました。いざやってみるとわからないことだらけで逃げ出したくなり作業が何日経っても進みません。
ですのでわかるところだけを下書きして、中澤建設がいつもお願いしている設計士さんである Feel it・・・・建築デザインの掛川さんにわからないことを聞きに行ったりしました。そして資料が出来上がり提出に行けたのが今週の水曜日になってしまい、作成から提出まで1カ月以上の期間がかかってしまったことになります。
いつも申請をやっている方たちに比べると何十倍という時間がかかってしまったことは事実です。僕にとって初めての確認済証を交付してもらったことも事実です。自分で作成した申請書からこの『確認済証』を自分の手で受け取ったことで大きな経験値を得ることができました。
しかし思い返すともっと早く出来たことはたくさんあります。建築確認申請については何もわからない状態でしたので、わからないことはネットで調べたりしましたがそれが意外と時間がかかってしまったんです。すぐに知りたい情報が見つからなくても、今の時代ならいくつかサイトを探せば出てくると思っているので人に聞かずに解決をしようとしてしまう傾向にあります。それが結局多くの時間を使ってしまう原因でした。
多くのわからないことを誰かに聞くことで、長い時間を僕のために使っていただくことになってしまうのでそれは申し訳ないと自分の判断だけで遠慮してしまうことがよくあります。わからないことを聞くことが恥ずかしいという思いもあります。しかしこの自分勝手な遠慮などが工事を始められないことに繋がり、周りの多くの方たちに迷惑をかけてしまうことを改めて肌で感じました。
申請書を提出しに行ったときに申請書の間違いが多く検査員の方に何度溜め息を付かれたかわかりません。何も知らない恥ずかしさ、わからないことをすぐに人に聞くことができなかったことで多くの時間がかかってしまった悔しさを今回の申請業務でたくさん味わいました。しかしこれらの思いがあったからこそ確認済証を受けとった時、達成感と嬉しさが込み上げてきました。
自分では平常心で何ともないという顔を作っていたつもりですが、確認済証を受け取った瞬間や帰りの車の中ではニヤニヤしていたかもしれないです(笑)。「やばい、俺ってこんなにも単純に感情が切り替わるんか(笑)。まだ純粋な心持ってんじゃん。」と感じてしまったことは内緒ですよ。
木曜日の夕方に工務店の先輩である深澤健さんの自宅完成のお祝いと見学会を兼ねて「みちくさの家」と名付けられた自宅へ伺わせていただきました。健さんの家づくりにおけるコンセプトである3つのS(simple, sustainable, serenity)がいたるところに表されていて、ほんとに立ち止まってゆっくりと過ごしたくなるようなお家でした!
自宅を見学させていただいた後、工務店の先輩方と貴重な食事会に参加させていただきました。数か月に一度開催されるこの食事会は、今の僕からは考えられないような経験談や考え方を先輩方から毎回お聞きすることができます。成功談だけでなく思い出したくもないような失敗談までお聞きでき、それを経験したからできるアドバイスを経験値の少ない僕にたくさんしてくださいます。
建築の勉強会などは多く開催されており、興味のある勉強会などは参加してみるようにしていますが参加者の皆さんの知識量が凄すぎて、勉強会に行くたびに「俺ってこの中で戦っていける自信がないな」と毎回不安になってしまうんです。不安は一生消えないと思いますが、今後家づくりをしていく中で重要なことは自分らしさに磨きをかけてブレない家づくりを続けていくことを見学会や食事会を通して学ぶことができました。
ただ知識を持っているだけでは戦うことができません。それよりも大切なコミュニケーション力をこの食事会では教えていただくことができます。何気ない会話が大切です。ワードのチョイスも鍛えなければいけません。必死に願うということも生きていくうえで大切なことで、その行為が良い方へ向かうことがたくさんあります。
このように建築の知識だけではなく、これから広い世界で生きていくためのセンスも毎回学ぶことができます。毎回笑顔になれるし希望も与えていただきます。ですので貴重な機会を作っていただき貴重なお話を聞かせていただけているこの環境をこれからも大切にしていきたいです!
ブログを読んでくださりありがとうございます!
松島聖士