208月

菅首相の「脱原発依存宣言」は・・・

 昨夜は「森林林業再生プラン」の作成に一役果たしたK氏との座談会があり、話を伺いました。

日本の森林に蓄積されている木材は、小径木から徐々に大径木へと移りつつ、森林の状況が変わってきているので、林業は従来の考え方の延長でいては、今後の林業再生は駄目であるということから始まった。

K氏は菅首相のブレーンの一人でもあり、最後は食事を介しながら、菅首相のこれまでの状況などについても話が聞けた。

内閣支持率が低下する中で菅首相の「脱原発依存宣言」や「再生エネルギー法案」は、場当たり的ともいえる対応に思われ、また、政界・経済界と原発推進派が殆ど占める中で、その実現性も疑問視されていたわけだ。
しかしこれらのことは、思い付でも人気回復の手段でもなく、持続可能な日本の将来を見据えた菅首相の強い意志の表れであり、ここまで首相の座を延命してきたことは、もそれらをなし崩しにしようとする勢力が党内においても多々いることからであったからだという。
また震災直後の計画停電についても、その必要性は無かったが「原発の必要性をアピール」するために、実施されたものであったらしい。


太平洋戦争が半年早く終結していれば、東京大空襲も原爆の投下もなく北方領土も守れたはずだが、その時に「このままでは戦争に負けて被害が大きくなるから戦争を止めましょう」とは決して言える状況ではなかったことと思うが、四面楚歌の中での菅首相の「脱原発宣言」は、将来そんな歴史的評価がされるかもしれませんね。

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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