こんにちは、トレーニングジムに通い始めて約3週間が経ち、ウエストはベルト穴一つ分締まったものの、胴回りの皮下脂肪は相変わらず減らないでいる松島克幸です。
ゴールデンウィークも終わり、爽やかな5月の晴れ間が続いていますが、今回は高気密・高断熱、そして自然素材の内装お住まいの置ける、窓開けの是非についてお話しします。
自然のエネルギーを有効に活用する住まいのパッシブデザインでは、自然風を取り入れて風通しの良い空間にし、冷暖房費を抑えて快適な空間にするという考えがあります。
しかし、これには季節による室内と外気の温湿度環境を考慮しなければ、窓を開けての通風が逆効果となってしまうので、その理解が大切なので以下続けます。
わたしどもが暮らしている高気密・高断熱でUA値=3.8前後、そして無垢の床と珪藻土の塗り壁による調湿性の高い内装仕上げの住まいに7年間過ごして実感した事実では、ほぼ1年を通して外気より建物内の温湿度環境の方が上回っています。
冬は無冷房でも15℃以下とならず、湿度も40%以上であります。そして夏は猛暑日でも小屋裏は30℃以下、更に長雨が続く梅雨時でも室内の湿度は70%以下と、室温は高断熱により、湿度は調湿内装により、1日を通して、また1年を通して温湿度の高低の波が少ない室内環境となっています。
我が家では各部屋に温湿度計を設置し、窓の開け閉めなども試してその温湿度変化を観察してきましたが、一般に温度は体感である程度感じるものですが、湿度は見落としとなりがちなため、窓開けして室内の湿気を取り込んでしまう結果となります。
太平洋側地域の冬の湿度が低いのは常識となっていますが、5月も今日の時点ではカラッとした晴天ですが、梅雨前線が近づいてくると晴れ間でも一気に湿度は高くなります。
また、秋は日が短くなるのも重なり、意外と湿度の高い日が多いのが事実であって、5月末から11月までは多湿時期と思ってます。
軒下の日陰に温湿度計を設置し、日々の湿度を観察し続けていると、ある程度体感で湿度が分かるようになってくるものです。
多くの天気予報が気温に加えて湿度も発表するようになれば、とも思っています。
窓による通風の基本は、対角での窓開けです。 それは1ヶ所の窓開けだけでは空気の流れができないので、空気が通り抜けるよう窓開けすることが、多くの通気量となります。
また、それができない1ヶ所の窓開けでも、室内外の環境条件の違いによって外気の取り込み量も大きく違います。
外気を多く取り込める条件とは、まず室内外の温度差が大きい事、そして室外で風が吹いていることです。 逆を言えば室内外の温度差が無く、外が無風状態であると、窓を開けていても殆ど外気は取り込めないとい事になります。
窓にも多くの種類がありますが、その中でも多くの外気を取り込める窓がウインドキャッチャーともいわれる縦すべり出し窓です。
縦すべり出し窓は右開き、左開きとどちらか両方の開き勝手がありますので、群馬の内陸では日中の卓越風が一般に南東風(内陸で暖められた空気が膨張して冷たい山の方へ向かう風)ですので、南東の風をキャッチする形ですべり出し窓を設置します。
↑ 採風窓ともいわれる、FIX窓の両側に縦すべり出しの連窓
温湿度環境的に窓開けに適した季節は4~5月となりましたが、この4~5月は花粉や黄砂の季節でもありますので、結局、高性能で自然素材の住まいでは窓開けに適した季節はほぼないので、窓は通風のためではなく、明かるさの取り込み、冬の日射の取り込み、そして眺望の考慮にて計画となりました。
只、ちょうど今この時期はスギヒノキ花粉も終わり、多湿が続く梅雨入り前のカラッと乾いた晴天の今日は、1年の内でも貴重な窓開け敵期なので、思う存分窓を開けて外気を取り込んでおいて、来る梅雨入りに備えましょう。
合板のフローリングやビニールクロスの壁天井が普通の家である今ですが、本当は無垢の床板・天井や珪藻土の塗り壁が当たり前であるべきで、そんな住まいが人の身体にもこころにも良く、幸せな住まいの第一歩となります。
最後まで当ブログをお読みになった頂きありがとうございます。
新築工事が多い弊社でありますが、自然素材と省エネのリフォーム、リノベーションも受け賜わっていますので、どうぞご相談下さい。
今や、「夏は涼しく、冬は温かな家づくり」は当たり前な時代となってきましたが、夏の涼しさと冬の暖かさをを確保するために、全館空調などで高い費用を掛け、多くのエネルギーを消費する家は決して省エネ住宅とは言ず、時代遅れです。
私ども松島匠建では、10畳用(2.8kw)のエアコン1台の稼働で、猛暑日でも家中涼しく、真冬でも家中暖か、そして少ないエネルギー(電気代)で年間快適に過ごせるお住まいです。
快適に過ごせる高性能住宅設備で大切なことは、初期費用、ランニングコスト、設備交換時のアフター費用に付いても、しっかり見極めることが重要となってきます。
気候変動が顕著となってきている昨今、私どもは10年後20年後の未来も見据えて、今も将来もこの家で良かったと思える住まいを造っています。 家づくりをしっかり勉強して、多くの業者を訪ねた末に私どもを訪ねて頂くと、最後の答えが見つかります。
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家は3回建てないと満足した家が造れないと言いますが、松島匠建は1度目で納得!満足!のお住まいを建てることをお約束いたします!