こんばんは。今回のブログは、約10年間高性能住宅に住んで、僕の実体験に基づく感じたこと・変わったことなどについてです。
2016年に父(社長)が、群馬県みどり市大間々町に自宅を建築しました。当時の性能値として【Q値=1.2 C値=0.5】という、10年前としては最先端を行く高性能住宅です。
以前は、隙間風ビュービューで断熱材が入っているかわからないような昔ながらの家に住んでおり、冬はこたつに入ってしまったら出れなくなるような生活を送っていました。
このような光景を思い出したきっかけはこの本を読んだことです。

高性能住宅を勧めている第一人者の方々が、色々な視点で「高性能なエコハウス」のつくり方の基礎知識を記しています。
例えば、近畿大学の岩前篤教授の項では、家の断熱気密性能と健康との関係性について書かれており「まさにその通り!」と思った内容がたくさんありました。僕の実体験を照らし合わせてみると下記の様です。
・前の家に住んでいた時は頻繁に風邪をひいて熱を出していたが、今の家ではほぼ体調不良がない。
・数年前の健康診断のアレルギー検査で、アレルギー0という診断結果(父も)。
・冬は暖房室以外の部屋がとても寒く(特にお風呂と脱衣場)、お風呂に入ることが嫌だったが、今ではそのストレスが一切なく、冬でも薄手の寝間着(夏と冬で同じ)。
・朝寒くて布団から出られないということが無くなり、血圧の大きな変化による体への負担が減。
これら以外にも細かな変化や気付きはたくさんあります。
「このデータって本当?」と疑ってしまうのも分かります。僕も最初はあまり信じていませんでした。しかし、自分の体の変化に気づくことができるのは、一番は自分自身なんです。
多くの専門家や設計士・工務店が、各国が、高性能住宅の政策を進めている理由は、エネルギー問題に関係するからでもありますが、健康のためでもあるんです。
「おかえりなさい。気を付けて。」
家の中でのヒートショックなどによる死亡事故が、外出中の交通事故などより多いということを表す言葉です。以前の家ではこの言葉が適切だと思うような、体に負担がかかる暮らしをしていました。しかし、高性能住宅に住んでみるとストレスも減り、心地よい生活を送れるので体も心も健康になります。
家の中でも暑い寒いと感じる毎日ではなく、夏も冬も心地よいと感じる室内環境での暮らしを皆さんにしてほしいです。そうすれば、多くの時間を過ごす家の中での事故(ヒートショックなど)が無くなるはずです。ヒートショックによる死亡事故のニュースを見るたびに心が傷むので、少しでもたくさんの人が安心して暮らせる家であれるように、これからも高性能住宅を造り続けていこうと思います。
ブログを読んでいただきありがとうございます。心地よく暮らしている自宅はモデルハウスになっていますので、実際の生活感に溢れています。今後の生活のイメージがしやすくなると思いますので、モデルハウスへの見学は随時受け付けております。