281月

オール電化とプロパンガス、給湯器選びの目安!

エコキュート?エコジョーズ?給湯器選びに迷ったら!

給湯設備、電気かガスかの選択は?

 3ヶ月ぶりの降水!

 松島匠建代表 松島克幸です。

昨年10月末から続いていた雨の降らない天候も、先週末に3カ月ぶりのまとまった降水となり、カラカラ天気も変わり目に来たようです。

とは言ってもまだ1ケ月は冬の寒さが続き、身体の冷えは免疫力を低下させますので、温かい家、温かいお風呂で身体を温めてお過ごし下さい。

 

そして気温の低い冬は、給湯と暖房の光熱費も嵩み、新築を計画している方は暖房設備や給湯設備の選択に迷う事と思います。

そこで今回は、電気かガスかの給湯設備選びの目安となるような投稿をいたします。

 ↑ 進行中の太田のお住まい、2階の様子。

床、壁、勾配天井の大工工事もほぼ終了し、今は1階の大工工事が進んでいます。


 

 

  ここ10年の当社における給湯器の採用傾向は?!

給湯器、電気であれば深夜電力利用のエコキュートで、オール電化。

ガス給湯器は高効率のエコジョーズで、プロパンガス、又は都市ガスです。

2011年の大震災以降、弊社の新築住宅お施主様においての採用傾向は、

① オール電化(エコキュート) 55%

② ガス給湯(エコジョーズ) 45% 
その内、プロパンガス=5 対 都市ガス=1 の割合

 エコキュートの方が僅かに多いですが、年を追う毎にガス給湯の採用が増えてきています。

オール電化のお得な料金プラン「電化上手(季節や時間帯によって電力量料金が4種類に分けられたいた)」が2016年3月31日で廃止となり、昼間と夜間の2段階料金プランの「スマートライフ」となり、深夜電力料金も値上がりし、オール電化のメリット感も薄くなりつつあるようです。

 

 

 初期費用とランニングコスト(光熱費)の比較

ガスにはプロパンガスと都市ガスがあり、ガス料金が安いのは都市ガスですが、都市ガスが利用できる地域は限られていて、新築を建てることの多い市街地近郊においては、現状圧倒的にプロパンガスの供給となりますので、電気とプロパンガスとの比較と致します。

まずは初期費用として、電気とガスの給湯器本体と設置工事費用(税抜き価格)の比較です。

① エコキュート (10~15年で交換)

 本体とリモコン費用 25~30万円

 給湯器器台、設置、接続工事費 10万円前後

 エコキュート導入合計費用 35~40万円

② エコジョーズ (10~15年で交換)

 本体とリモコン費用 15万円前後

 設置、接続工事 1~5万円 (ガスの供給会社によっては無償の場合もあり)

 エコジョーズ導入合計費用 15~20万円

初期導入費用ではガスのエコジョーズに軍配です。

 

次にランニングコスト(光熱費)の比較です。

 enepiでの算出によれば(4人家族の場合)

① プロパンガスの年間の光熱費(ガス料金と電気料金の合計)は

年間で210,337円1ケ月平均で17,528円

② オール電化の年間の光熱費( オール電化の場合は電気料金のみ)は

年間で178,968円、1ケ月平均で14,914円 

ランニングコスト(光熱費)ではエコキュートに軍配です。

 

 enepi ↓ オール電化とプロパンガスの比較を更に 

【プロパンガスvsオール電化】年間の光熱費を徹底比較! 

 

 ガスコンロとIHクッキングヒーターの選択も

給湯器はガスでも、コンロはIHという選択もありますね。

ガスコンロとIHコンロにおいても、それぞれメリットデメリットありますが、IHコンロのメリットはキッチンのレンジフード周りの油汚れが少ない事。

また造り手として、キッチンの防火仕様の縛り(500mmの下がり壁や耐火の内装)が無いので、キッチンデザインの自由度が増します。

でも、IHの電磁波が気になるのであればガスコンロとなり、ガスコンロの良さも当然あります。

 

 

 どちらもエネルギー効率の高い設備

 エコキュートもエコジョーズも高効率の給湯器であって、エネルギー効率の高い設備とされています。

エコキュートはヒートポンプユニットで圧縮空気を熱に変えて湯沸かしし、1の電気エネルギーで3以上の熱エネルギーを生み出す効率の良い設備です。

電気料金の安い深夜電力で湯沸かしして、貯湯タンクに貯めておいき必要な時にお湯を使います。

一方、エコジョーズはお湯をつくる際に発生する高温の排気熱を有効活用して、効率良く湯沸かしする給湯設備です。

必要な時に必要な分だけの湯沸かしをするため、無駄なエネルギーは使いません。

 

CO2の排出量においては双方共に大差は無いようです。

 

  その他の比較

・利用料が少ないと安価な電気料金 × 利用料が増えると安くなるガス料金

・そのまま飲めないエコキュートのお湯 × 飲用可能なエコジョーズのお湯

・大きな貯湯タンクとヒートポンプのエコキュート × 省スペースのエコジョーズ

・貯湯の放熱ロスと再湯沸かしのエコキュート × 無駄のない瞬間湯沸かしエコジョーズ

・太陽光発電の10年間の売電終了時には、太陽光の余剰電力で湯沸かしするエコキュート

・停電時にはどちらも利用できない。

 

 エコを意識するなら

エコキュートもエコジョーズもメリットデメリットがありますので、どちらを選択するかは何を優先するかによって選択されるものと思います。

そしてエコ、或いは光熱費の削減を意識すのであれば、第1にお湯の使用量を減らす暮らしを考えるべきであると思います。

 

 その上でエコキュートを選択するのであれば、460Lタイプではなく370Lタイプにして、再湯沸かしのエネルギーロスが軽減できます。

数年前に太陽光とエコキュートの新築住宅お引渡し前に確認したことがありますが、太陽光発電のモニター確認にて、お湯を使用しなくともエコキュートは、貯湯の再湯沸かしで結構な電気を消費するものだと言う事です。

 

 最後に給湯で大切なもう一つ

大間々の我が家(事務所兼自宅兼体感ハウス)を新築して間もなく5年目を迎えますが、我が家の新築で最も失敗と感じた第一は、「お風呂のシャワーのお湯が出るのに時間が掛かる事」です。

その失敗からその後の新築では、「給湯器の設置場所はお風呂に一番近い所」としています。

お湯を使う場所で最も早くお湯が出て欲しいところは、キッチンでも、洗面所でもなく、お風呂のシャワーですからね。

 

現在進行中の太田の家では今、構造の見学を随時受け付けています。

ご希望の方は お問い合わせフォーム よりご連絡下さい。

 

いよいよ冬本番となってきましたが、冬の暖房も少ないエネルギーで部屋間の温度差も少なく快適に過ごせる松島匠建の住まいです。 

家づくりをしっかり勉強して、多くの業者を訪ねた末に私どもを訪ねて頂くと、最後の答えが見つかります。

 家づくりで後悔しないよう、上辺や見た目の部分だけで判断しないよう、しっかりと勉強してください。住まいは簡単に買い換えることができませんからね。


夏も冬も雨の日も快適な私どもの体感ハウスです!

 高性能な断熱気密性能と、無垢の床板と珪藻土の気持ち良さが分かる松島匠建の体感ショーハウスへ、どうぞご来場下さりその気持ち良さと、夏の涼しさ、冬の温かさ、雨の日の爽やかさをご体感して、ストレスフリーを実感して下さい。

家は3回建てないと満足した家が造れないと言いますが、松島匠建は1度目で納得!満足!のお住まいを建てることをお約束いたします!

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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