こんばんは!まだ5月なのに気温30℃を超える日が続き、今年の夏は耐えられそうにないなと思っている聖士です。冬は大寒波が来て夏は年々気温が高くなっている環境が本当にヤバいなと思いました。一人一人が小さなことから意識していかないと何十年後に、いや、何年か後にもっと大変な環境になりそうですよね。先日もテレビで地球温暖化が原因で世界各地で異常気象が発生しているという番組が放送されていました。
省エネな暮らしを心がけて、そして僕たち家を建てる側は省エネ住宅を造らなくてはいけませんね。
倉渕は日陰はかなり涼しく、山の新緑もキレイです!
月曜日の午前中、太田市の田村工業株式会社さんの新築現場へ見学に行かせていただき、田村さんの家づくりに対する理念や考え方を教えていただきました。田村さんは「教えるなんて偉そうなことはできないけど」と仰っておりましたが、僕にとっては全ての言葉が勉強になります。自分なりの意見や考えを持ち、まだまだ経験のない僕にたくさんのことを教えていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
「人に教えてもらってそれをそのままやるのではなく、自分なりに解釈してより良い方法を見つけてちゃんと説明できるようにする!」
というお話があり、教えてもらったことをそのままやるだけでは成長できないんだなと思いました。
しかし、今の自分には教わったことをそのままやってみることも大切なことであると考えております。
先日伊勢崎の現場に㈱トヨタトーヨー住器さんの北岡さんと結めぐる株式会社さんの篠崎さんがいらした時に
「まずは真似することから始めてもいいんじゃないかな。中澤さんも大工さんの原田さんも聖士さんのお父さんも素晴らしい考えと技術を持っているから、今は身近な人の真似をしてみてはいかがですか?」
とアドバイスをいただきました。田村さんもまずはいろいろなものをたくさん見て、経験して、とりあえずやってみることも必要だということも仰っておりました。
父が野球をやっていたから僕もやりたいと思って始めたし、兄がこんなことをしたりあんな作品を作ったりしたから僕も同じようにやってみようとなるように、人は皆真似をすることから始めます。僕がまだ2歳頃、節分の時に兄が「おには~そと」と言って豆を投げると僕が続けて「しょと~」と言って豆を投げ、「ふくは~うち~」と兄が言うと「うちぃ」と言う動画が実家に残されていますが、これはまさしく真似事ですよね。
小さい頃は身近な人の真似をしますが、真似てきたそれまでの行動や考え方がまるっきり間違ったものでなければ、成長するに従いそれを参考に自分だけのものを作り上げていきます。また、いろんな人に出会い情報を得るので、その中から必要なものを選び出し、自分の考えを持ち、行動するようにもなります。
仕事においても同じです。最初は現場では大工さんのやり方を見たり教わったりして真似をします。図面を描くときは設計士さんが描いた図面を参考に同じように描くことから今は始めております。これから多くのことを経験することでたくさんの情報が入ってきますが、全てを受け入れるのではなく取捨選択を繰り返し、必要だと思うことをまずは真似をして、真似をしながらも自分なりに解釈をしてその次のステップとして自分の方法を手に入れていこうと思いました。
大学生の時、建築学科で4年間木造やRC造などの建築の勉強をしており、2年生からは『美術館』や『事務所ビル』といったお題に沿った建物を前期と後期で2つずつ自由に設計するという設計製図の授業もありました。
先生たちは初回の授業で参考になる建物を見つけることから始めましょうと言っていた記憶があります。実際に建てるわけではないので自分が満足するものを設計すればいいんですが、デザインすることが苦手なのに何も参考にせず考えてしまったので満足して終わった課題は一つもありません。参考にしなかった理由としては、当時の僕は参考にすると全く同じものを設計することになってしまいそうだったからです。これでは設計したとは言えませんね。
本にたくさん建物が載っているし、実際に建っている建物を見学して参考にすればよかったのですが何もせず設計してしまったことは大きな失敗の一つでかなり後悔しております。苦手であれば他の人よりも参考になる建物を見つけることに必死にならなければいけませんでしたが、そもそもやる順序を間違えていたし時間がないことを言い訳にしていたので振り返ってみるととても恥ずかしいです。
『参考にすること』と『真似をすること』が同じだと思っていましたが、今ではそれは違うということに気が付き始めております。大学時代にこのような失敗をしたことで、皆さんから「真似することから始めてみましょう!」というアドバイスが本当に重要であると理解できました。
↑唯一この「事務所ビル」の課題だけは参考にしました。参考というよりほぼ真似しました。
3週間ほど前に5才になったばかりの中澤家の三男であるタキくんは最近「炎の呼吸 九の型 奥義 煉獄っ!!」と言って『鬼滅の刃』の煉獄杏寿郎というキャラクターの真似や、『ワンピース』のゾロというキャラクターの真似で両手に剣を持ち口にも剣を咥えて「三刀流」とやっています。
真似するだけでは物足りず、最近は自分なりの技を考えて披露しています。5才の保育園児でも実際にある技をまずは真似てその次にそれらを参考にしながら自分だけのオリジナルの呼吸と型を作っています。僕は今、タキくんと戦う時は鬼滅の刃の猗窩座(あかざ)というキャラクターをやってと言われるので真似をしております。
真似をするという第一段階はクリアしたので、もうそろそろタキくんと同じように今の技を参考にして、タキくんに勝つことができるオリジナルの呼吸を作り上げたいと思います!
大人も子供も同じです。何事も ”真似る→参考にする→自分のやり方にする(説明できる)” という順番を大切に取り組んでいきたいです!
ブログを読んでくださりありがとうございます!
毎週金曜日にブログ更新中の松島聖士