こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。
甚大な被害をもたらした首都圏内陸部の歴史的大雪は、未だ孤立状態の地域もあり、
1mを超える積雪の山梨では非常な事態が続いています。
気温が上がらず氷状態となった雪の塊ですが、
気温が上がってくれば屋根の雪の塊が一気に落下し、
別の危険が出てきます。
今回の大雪の気象データーを調べたところ、
各地の降水量は軒並み100mmを超えた台風並みの雨量でした。
今回の大雪は言わば、
「真冬の寒気と真冬の台風が重なってもたらした大雪」
というようなことで、極めて異常な気象だったわけです。
そんな気象異常が通常となりつつあるので、今後太平洋側でも
30cmほどの大雪の可能性は高まってくることと思います。
さて、これまで窓の種類についてお伝えしてきましたが、
今回は「窓の防犯対策」について考えてみましょう。
「防犯対策」でまず初めに大切なことは、
ドロボーが侵入し易い建物周囲の環境にしないことです。
ドロボーがまず狙う家は、
隣近所から敷地の中が見えない家、死角のある家です。
家の周囲が木や塀などで囲まれている場合、
隣の家と離れている場合には、道路から泥棒の姿が見えない、
多少音を立てても周囲の人が気付きにくいなど、
泥棒にとって、じっくり時間をかけて窓や扉を破壊することができる環境なので
注意が必要です。
次にドロボーの侵入経路を調べると、玄関はわずか2%
ほとんどが勝手口や窓からの侵入です。
では、その窓について一番の防犯対策は、
ガラスを壊したり窓を開けても侵入できない細長の窓の設置です。
スリットの縦すべり出しや、横すべり出し、FIX(組み合わせ)などがそうですが、
そんな窓ばかりを設置することは現実的ではありませんね。
また、ドロボーが最も侵入し易い窓は「引き違い窓」だそうですが、
一般的に引き違い窓には「雨戸」「シャッター」「面格子」などの設置が
可能となります。
そしてもう一つあまり知られていない「多機能ルーバー」があります。
浴室の引き違い窓などへの設置は、通風・目隠し・防犯が確保できます。
ということで窓の選択には、機能性やデザイン性を始め、
防犯性にも配慮が必要となってきます。
窓の防犯について具体的には申し上げませんので、
以下、ご参考のサイトを紹介いたします。
・間違いだらけの防犯対策
http://www.polaris-hs.jp/kaiteki/bohan.html
・ガラス破り対策
http://www.securityhouse.net/location/house/glass/
・窓のおすすめ防犯グッズ
http://www.e-bouhan.com/bouhan_help/mado_help.html