こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。
家づくりのコストと言えば、
1.住宅の本体価格(業者によって、本体価格に含まれる項目は違うが)
2.付帯工事価格(外構工事・冷暖房設備など)
3.その他諸費用(登記・住宅ローン・上棟式・引っ越し費用など)
などとなり、1と2を合わせた住宅費用について、
一口に高い家とか安い家とかと、言ってしまいます。
しかし、これらの直接のコスト(イニシャルコスト)だけで、
高いか安いかを判断しては大間違いです。
安い費用で建てても、
すぐに飽きて建て替えたくなったり、
故障や補修が多くて修繕費・維持費が掛かる家だったり、
では、「安物買いの・・・・・」ですね。
そして今回、一番言いたいことは、
「ランニングコストも大きな家づくりのコストとして考えるべき」
ということです。
自動車はハイブリットカーやエコカーが
すごい人気で売れているようですが、住宅は如何でしょうか?
3年前の大震災以来、
エネルギー消費に深い関心が寄せられるようになり、
それはとても良いことであると思っています。
しかし、私はそれよりずっと以前から、「ピークオイル」を話題に挙げ、
化石燃料をはじめとしたエネルギー価格は将来上昇の一途なので、
化石エネルギーに依存しない家づくりを進めてきました。
断熱・気密性能を高めて、光や風などの自然エネルギーを活用し、
その上、太陽光発電を載せる住まいとすることで、
エネルギー消費ゼロが可能となる家づくりです。
それで、年間20~30万円の光熱費の削減となりますが、
それは、今現在の金額的なお話です。
近い将来、エネルギー価格はますます上昇しますので、
この部分、家づくりの優先順位を高めることが賢い家づくりですね。