こんばんは。
今年最初の本はこちら↓

『楽しく分かる!木構造入門』 著者:佐藤実 2018年初版発行 発行所:株式会社エクスナレッジ
『構造王』と呼ばれる株式会社M’s構造設計の佐藤実先生が書かれている木造住宅の構造に関する本です。
佐藤先生は構造塾という建築従事者に対するセミナーを開催していたり、お施主様向けにもYouTubeで配信を行ったりしており、構造に関する重要性を発信し続けている方です。2016年の熊本地震、2024年の能登半島地震で多くの建物が崩壊している中、許容応力度計算による耐震等級3の建物はほぼ損傷が無く住み続けられることをデータや写真を踏まえて説明してくださっております。

僕も一昨年から構造塾を受講しはじめましたので、佐藤先生が書いているこの本はとても理解がしやすく、理解度がこれまで以上に深まりました。しかし、講習の中で難しい内容はしっかり理解ができておらず、実務のなかで、「佐藤先生はこう言っていたから・構造に関する本にはこう載っていたからこうやっておこう」というように自分の頭の中で完璧に理解していないまま進めてしまっていることもありました。
僕はまだまだ経験が少ないですが、多くを経験していくうちに「誰かがこう言っていたから・前はこうやっていて大丈夫だったから」が俗にいう経験と勘で家の架構や梁成の寸法などを決めてしまうきっかけになってしまうんだと思います。そうならないためにも学び続けていくことは大切なことです。
この本は、数学の証明問題のように基本に立ち返るものだなと思い読み進めていました。
例えば、「1+1=2」は、最初は先生や親から教わることで覚え、いろいろな経験をすることで当たり前として身に付きます。中学生になると、「1+1=2になる理由を証明しなさい」と、当たり前だったものを細かく解きながらこの答えになるという根拠を示すようになります。証明というものは、経験から得られた当たり前を、基本に戻りひとつひとつ紐解きながら読み解いていくというとても大切なことだと僕は思うのです。
家が完成してから・大きな地震が来て家が倒壊してから梁は大きくしておけばよかった、筋交いを入れておけばよかったは遅いです。そうならないために、経験と勘だけに頼らず、基本のことから応用のことまで学び、そして理解し、大切な家族が一生安心して暮らせる安全な建物を設計し、造ることが大切なことだと思います。
強い構造に関しては暖かい・涼しいとは異なり肌でもろに体感することは難しいかもしれませんが、弊社のモデルハウスや今まで造らせていただいた住宅も許容応力度計算による耐震等級3の安心安全な建物になっています。いつでもモデルハウスへご来場ください。
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松島聖士