266月

夏を涼しくするための断熱仕様

涼しい夏のための断熱は?!

  夏は屋根・天井の断熱が重要!

 連日曇りのち雨で梅雨本番!

 松島匠建代表 松島克幸です。

6月も後半になり、連日の梅雨空となっています。

午前中は曇り空から、午後になるとあちらこちらでにわか雨となっていますが、にわか雨の雷雲は通常山沿いで発生して南、或いは南東に流れるものです。

しかし、ここ数日の雷雲は平野部で発生して北に流れる、変則なにわか雨となっています。

 

 梅雨が終わると暑い夏がきますが、断熱性能を高めると共に「夏は涼しく!」の断熱のポイントも理解しての断熱工事が大切です。

 ↑ 先週の日曜日に次男と共に、袈裟丸山のフモトでドローンを飛ばして撮った、西山山荘と周辺の林ですが、星形の樹形は赤松で、丸くまとまっているのは杉です。


 

   エアコンを止めると途端に熱い!と、止めても冷房持続!その差は?

今や真夏の日中はエアコンガンガン冷房しなければいられないし、夜はできればエアコン止めて寝たいけど、エアコン止めれば一気に熱気が、でもわが家は日中エアコン無しでも30℃以上にはならないし、エアコンは弱運転で十分に冷えて、エアコン止めても冷房効いたまま。

その差はどこにあるか一言でいえば、それは断熱性能の差です。

断熱性能の低い家は、屋根や外壁が太陽に熱せられ、家の内部の天井や壁が高温になっていて、それらが蓄熱材として熱を発し続けるため、冷房し続けないといられないのです。

また、体感温度と室温の関係は、

体感温度=(室温+周囲の壁天井床などの平均温度)÷ 2 の関係があり、

冷房で室温25℃の、壁や天井・床の平均温度が31℃の場合、

(25+31)/2= 28℃ の体感温度となります。

それに対して断熱性能が高いと、内部の壁天井床は外部の影響を受けずに、室温とほぼ同じ温度であるため 室温=体感温度であって、しかも冷房の効きが良いので弱運転で十分な訳です。

   

 夏涼しくの断熱の肝は屋根にあり!

 夏の日中が最高に温度が上がり、その時太陽は真上にあります。

真上にあると言う事は、屋根が最も太陽光に熱せられ、屋根の温度は卵焼きが作れるほどの高温となっています。

なので言うまでもなく、夏を涼しくするためには屋根の断熱が重要なのです。

屋根・天井の断熱の工法には、屋根部で断熱する「屋根断熱」と天井裏部で断熱する天井断熱があります。

そして、屋根断熱には「屋根外張り断熱」と「屋根充填断熱」があり、天井断熱にも天井上の充填断熱、吹込み断熱、天井の桁上断熱などあります。

また、使用する断熱材にもグラスウールをはじめとして、様々な断熱材があって、それぞれの工法や断熱材の種類や厚みによってもメリット・デメリットがある訳です。

弊社のスタンダードは、勾配天井の仕様が通常なので「屋根外張り+屋根垂木間充填」の屋根ダブル断熱仕様となっています。

 ↑ アキレスのキューワンボードで屋根外張り断熱の施工状況です。

この屋根外張り断熱には、通気層の確保がとても重要となり、同時に通気のための入口(軒先換気)と出口(棟換気)が無いと通気層の役目が半減します。

この屋根外張り断熱だけでも十分な断熱効果がありますが、加えて弊社では垂木間の充填断熱も施し、猛暑日の日中でも涼しい小屋裏空間が確保できています。

屋根外張り断熱のデメリットは、施工の難易度にありますが、私どもはこの工法を20年間やり続けていますので、難しさが苦になる事は有りません。 

 木材不足と木材高騰のウッドショック!

最後に今住宅業界を騒がせている「ウッドショック」に関する話です。

上の表は日本における木材の自給率(赤の折れ線)と国産木材、輸入木材の供給量(棒グラフ)です。 

2005年以降、年々上昇中の木材自給率ではありますが、まだまだ40%弱であって、輸入木材に依存している日本の住宅事情です。 

現在この60%の輸入木材の供給がほぼ困難な状況であり、輸入木材に頼っていた住宅供給業者がこぞって、供給可能な国産材に手を伸ばし、木材の奪い合いが始まっているため、国産の木材が2倍近い値段となっています。

山にある国産の木材の蓄積量は年々増加にありますが、その木材を伐採したり、製材したりすることを急に増やすことはできないので、今木材が賄えない事になっているのです。

 

地場の木材を活かす家づくりは創業の理念であり、天然乾燥の木材ストックも続けている私どもです。

木材価格が値上がりしている中、お客様のご予算増の負担をできるだけ軽減できるよう、これまでのストック材を使用するようにしています。

 

 家づくりをしっかり勉強して、多くの業者を訪ねた末に私どもを訪ねて頂くと、最後の答えが見つかります。

 家づくりで後悔しないよう、上辺や見た目の部分だけで判断しないよう、しっかりと勉強してください。住まいは簡単に買い換えることができない、一生で一番高価な買い物です。

 


夏も冬も雨の日も快適な私どもの体感ハウスです!

 高性能な断熱気密性能と、無垢の床板と珪藻土の気持ち良さが分かる松島匠建の体感ショーハウスへ、どうぞご来場下さりその気持ち良さと、夏の涼しさ、冬の温かさ、雨の日の爽やかさをご体感して、ストレスフリーを実感して下さい。

家は3回建てないと満足した家が造れないと言いますが、松島匠建は1度目で納得!満足!のお住まいを建てることをお約束いたします!

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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