こんばんは!先週、サウナ好きの先輩と大間々町に新しく出来たサウナ専門店で整ってきた聖士です。
サウナブームもあり、僕の地元の群馬県みどり市やみどり市周辺にはいくつかサウナ専用施設がオープンしています。先週行ってきた施設は自宅から車で10分もかからない場所にあります。
少し前に母から「あそこにサウナができるんだって~」という情報は得ていましたが、最初はあまり興味が湧きませんでした。今年の7/29にオープンしたので、まだ2カ月ほどの施設です。しかし、2カ月しか経っていないのに色々なところから「あそこのサウナめちゃいいよ!」という話がちらほら聞こえてきていたんです。
僕はスーパー銭湯などでサウナに入ったりしますが、専門のところは今まで行ったことがなかったので、行きたいけど一人で行くのは勇気がいるなぁと思っていたところ、救世主が現れました。数カ月に一度、リラックスタイムとして共に”整い”に行ってくださる太田市の工務店の丸山拓也さんです。
サウナを知り尽くしている丸山さんと行けば安心です。最高に気持ちが良くなる入り方を熟知しているので何でも聞いちゃいます。ここのサウナは薪ストーブの熱を使っているので、室内の匂いや雰囲気が今まで行ったことのあるサウナとは違うように感じました。
薪ストーブの前で気持ちの良い汗をかきながら薪が燃える様子を丸山さんと2人で眺めていると、スタッフさんが薪をくべにやってきました。
「薪ってどのくらいのペースで補充しているんですか?」と質問してみると
「15分に一回くらいです!」
と。常にお客様に良い熱を感じてもらうためにスタッフさんが手間を惜しまず提供している姿に感動しました。サウナ自体も最高でしたがスタッフさんたちの想いも熱かったので最高の”整い”タイムを過ごすことができました。
直ぐ来れる距離にあるし薪サウナも気に入ったので「また来ます!」とスタッフさん方に挨拶をして帰路につきました。
まだ一人で行くのは勇気がいるので、行きたい方はいつでも誘ってください!すぐに行きます(笑)
伊勢崎市の新築現場では、1日㈫にお施主様立会いの下、ハートランドの滝澤さんに気密測定をやっていただきました。
僕が松島匠建に入社した時から断熱・気密の正確でしっかりと性能を確保できる施工は、社長である父からよく教わっていたことです。最初の頃はシートとテープで隙間を閉じることだけを意識して行っていたので、無駄にならないシートの使い方をしていなかったり、やたらテープを貼り続けていたので材料の無駄がたくさん出てしまいました。
しかし、勉強会に参加したり、中澤建設での修業期間に中澤さんに教わったり、お手伝いに行った工務店さんで教わったりと、気密処理のやり方は色々と知識を得てきました。
そんな中、今回の現場は松島匠建に戻ってきてからの初の自分での断熱・気密施工です。昨年お手伝いに行った太田の丸山工務店さんの新築現場で気密シートの施工を見た時、あまりの綺麗さに驚きました。断熱気密の性能の確保には、見た目の綺麗さは関係なさそうですがそんなことはないことを教わりました。
シートをしっかりピンと伸ばしながら張ることでシートと断熱材との間に隙間が出来ず、密着することで断熱材がしっかりとした性能を発揮してくれるんです。このことを教わったからには実行するしかありません。簡単にできそうですが、実際にやってみると難しいんです。シートが思ったように伸ばせずたわんでしまうし、伸ばし過ぎてタッカーで留めたところが外れて穴が開いてしまったりしてしまうんです。これの力加減がとても難しかったです。
丸山さんの現場で見ためちゃくちゃきれいな施工にはまだまだ追いつけそうもありません。しかし、今回自分でやってみたことで苦手なところが分かったので、次回からは修正してより綺麗な気密シート張りをできるようにしてきます。
シートを張った後は気密テープでシートの重なり部分や電気の線などの隙間を塞ぐ作業です。貼ったら剥がれないような強力なテープを使っているので慎重になります。そんな強いテープじゃなくてもいいじゃんと思うかもしれませんが、何十年と家の性能を維持し快適な生活を送っていただくためには欠かせない材料です。
強力なので角や狭いところは結構やりにくいことがあります。しかし、工務店の先輩に教えてもらったちょっとした道具を使えばしっかりストレスなく張れるんです。
このヘラが優秀です。ノリが付着して汚くなってしまっていますが、丸山工務店の丸山さんにいただきました。これがあるだけでだいぶ施工のしやすさが上がったので、教えていただいて本当に良かったです。
もう一つ、ヘラを教えていただいた先輩が伝授してくれた道具があります。
これは内装屋さんが使うローラーです。テープを貼ってこれで押さえると粘着力が増すのではがれにくくなります。手で押さえる方が早いと思いますが、摩擦で手が痛くなってしまうのが今までストレスに感じていたことでした。しかし、これを使えばそのストレスが無くなるし、より圧着しているように感じます。これを使う上で気を付けていることは柱や間柱の上にシートの繋ぎ目が来るようにし、下地があるところにテープを貼ってこれで押さえるということです。
過去の経験と先輩からのお話によると、下地がないと力が上手く伝わらずムラができてしまうように感じます。
8月後半から約1か月かけて天井から始まり2階壁、1階壁と断熱気密工事を終わらせ、待ちに待った中間の気密測定当日。
松島匠建のC値の基準は0.5㎠/㎡以下です。C値は簡単に言うと家全体の隙間がどのくらいあるかを示すもので、数値が小さけれ小さいほど隙間が無く、高気密住宅と言われます。
気密処理をやりながら不安なところがいくつかあり、これでいい数値が出なかったらお施主様に申し訳ないと思いながら測定を観察しました。
そして出た結果はなんと『0.1㎠/㎡』!!!
とても安心しました。僕のやり方次第で快適になるか快適じゃなくなるかの差が生まれてしまいます。なので数値だけ見たら一安心です。
しかし、数値だけに捉われてはいけません。先輩の工務店さんがSNSで投稿していましたが、0.〇〇㎠/㎡の世界では、感覚としてはほぼ一緒です。なので、数値も一つの目安として大切にはなってきますが、それ以上に「なぜこのシートを使っているのか?」「なぜ気密を確保することが大切なのか?」「なぜこのサッシを使うのか?」などを説明できることも大切なんです。
今回このようにいい数値は出ましたが、まだまだ課題だらけです。説明できないこともたくさんあります。やりながら「なぜ?」だらけです。説明できるようになることももちろん、材料の無駄がないような施工を見つけることも今後のやるべき課題だと思っています。今回は今まで教わってきたことを活かすことができました。今後は松島匠建の施工チームにそれらを伝えていくことも僕の役割になると思います。
色々なものを見て情報共有・交換をしてより快適で省エネルギーで暮らすことができる家づくり・暮らしづくりをしていきたいです。
ブログを読んでくださりありがとうございます。
松島匠建㈱ 松島聖士