先の総選挙で野党に転落した自民党の総裁に「谷垣禎一氏」が決まった。
「世代交代」の声を大にして戦った河野太郎氏は、力及ばず敗退。
自民党を変えようという熱意は十分でしたが、政治の基本政策は「3%の経済成長を目指し、経済大国の強い日本づくりが第一」という、20世紀後半の右肩上がりの考えの延長!
「経済成長を前提にしては、地球が持たない」ことに、世のリーダーは気付き、方向転換をしてほしいものです。
鳩山政権も大きく動き出し、世の中が変わろうとしています。
世の中の固定観念を強く持っていると、その変化を否定したり、不安に感じてしまうもので、理解できないでいる人も少なくないようです。
ここ数年、日本の首相は国際舞台に上がると、主体性がなくなり、すっかりアメリカの太鼓持ちに成り下がっていたが、鳩山首相は、アメリカが変わって日本も変わったことに自信を持ち、日本の独自性を発揮し、堂々としているようで、見ていて気持ちが良い。
勿論「アメリカ追従」という考えを、すっかり捨てるわけにはいかないが、アメリカ自身が、従来の世界覇権の思考を変えようとしているオバマ大統領に変わったのだから、日本がアメリカ一辺倒を見直すのはおかしくないと思う。
国内では、八ッ場ダムの建設中止が、賛否両論大きな話題となっています。
私の地元にも草木ダムという大きなダムがあるので、人ごとには思えず、ダム建設直前まで話が進んだ段階で建設中止は、地元住民にとってはまさに悲痛な話と思いますが、本来ならばもっと早い段階で自民党政権が「ダム建設中止」を決断するべきだったと思います。
ここにきての中止でも、50年100年という長い目で見れば、プラスが勝ることに間違いはないでしょう。
民主党政権も良き変化をもたらすために、時にはバックギアを入れなければならないことも出てくるはず、あまり功を急がずに進めて、我々国民も、じっくり見守っていく気持ちで行きたいものです。