こんばんは。今日の井上尚弥戦をずーっとワクワクしながら待っていた聖士です。
予定では1カ月前の12月に行われる予定でしたが、対戦相手のグッドマンが目の上を負傷し、1カ月延期になってしまいました。やっと実現するかと思いきや、グッドマンが同じ個所を負傷したということで試合を棄権したんです。
「試合無くなっちゃったのか。楽しみにしてたのに残念。」と思っていましたが、対戦相手が変更になり試合は行われることになったんです!
変わった相手は韓国のキム・イェジュンという選手で、対日本人ボクサーとは7戦7勝の全勝で日本人に対しては苦手意識を持っていないと思われます。キム選手は井上選手に勝てば人生が大きく変わるので、怖いものはなく死に物狂いで来るに違いありません。それに対して井上選手は、負けてしまったら今まで積み重ねてきたものが一瞬にして無くなってしまいます。
見ている側の方が、おそらく井上選手よりも緊張しているのではないでしょうか?少なくとも僕は、井上選手の試合の時は画面の前で手汗をかくほどドキドキが止まりません。「大丈夫だよね。勝てるよね。頑張れ~!」いつもこんな感じで祈るように応援しています。
ドキドキの試合開始のゴング。冷静に進めていますが、時々当たるキム選手のカウンターパンチ。ヒヤヒヤしました。ですが、さすが”モンスター”というニックネームを持つ世界最強のボクサー。顔もボディも満遍なく重くて正確なパンチを当てて、相手が立てなくなりKO勝利です!
やりました!おめでとうございます!次のアメリカ、そしてサウジアラビアでの興奮する試合を楽しみにしています!
松島匠建の家づくりは、松島家の山の木や群馬県の山の木をふんだんに使用したものになっています。僕たちの先祖が孫子のことを思って植えた木を伐って、製材をして自然乾燥をして家づくりに使用しています。
言葉で書けばこんなに簡単に説明できてしまいますが、家づくりに使われるまでにかかる年月は60年以上です。100年近いことだってあるかもしれません。長い年月をかけ苦労もしながら育ってきた木を、極力無駄のないように最適な方法で感謝をしながら使いたいなといつも思います。今は、構造材として使われる多くの木材は、人工乾燥と言って機械を使って早く木の中の水分を抜く方法が主流となっていると思われます。
人工乾燥とは別の方法として、木材を桟積みなどして長い年月をかけて自然に木の中の水分を抜いていくという、僕たちがやっている自然乾燥というものがあります。水分を抜くといっても木の中の水分量を全く無くすわけではありません。人工乾燥という技術が開発される前は、おそらくこのように自然に乾燥させる方法が主流であったのではないでしょうか。しかし、この方法は時間もかかりますし木材を置いておくための広い場所も必要になってきます。
日本という国は山の面積が国土の多くを占めているので木はたくさんありますよね。東京などの都心はわかりませんが、ちょっと遠くを見ればなにかしら木は生えています。僕が住んでいるところは、前を見ても後ろを見てもたくさんの木がすぐそこにあるイメージです。何十年前に植えられた木を伐ってすぐに使えるようになるためには、人工乾燥で早く使える状態にする方が使いやすいんです。また、集成材などを使う会社も多くなっています。強度的にも強く、安定していますので地震などに強い家づくりも可能になってきます。
しかし、集成材で強度が必要な梁を使うことなく、無垢の杉材などで地震に強い家づくりをすることもできます。松島匠建では許容応力度計算による耐震等級3を基本仕様としています。構造材は地元の木を使うために集成材や外材は使用せず、全て群馬県産材の杉や桧で構成しています。集成材などを使うことが悪いとは思っていませんが、僕たちは地元の木を使う理由がしっかりあるんです。外国から運んできた材料を使うより、近くで取れる材料を使うことで燃料費などの輸送コストが圧倒的に減り、環境に優しい取り組みとなっています。
最近は燃料費も高くなったり、夏には40℃を超える暑さが普通になってきました。なにもかも便利になる世の中ですが、少しでも地球に優しい取り組みをしていかないと何十年後には環境が変わり過ぎて、地球上での生活ができなくなってしまうのではないかと怖いです。
ですので、環境にも優しく、人の心にも優しい地元の無垢の木を使うことにしているんです。
今週は、今基礎工事が進んでいる館林市の新築工事で使う材を、みどり市東町にある倉庫の中から引っ張り出してきて製材所の方へ持っていきました。
これらは、梁や登り梁を現しで仕上げるので、その部分に使う材料です。
正直、僕はまだまだどこにどれだけ材料があるのか把握できていません。僕が入社する前の何十年と父が一人で仕入れたり、ストックしておいたりと管理していたので、材料管理に関しては全て父に任せきりになっています。父と僕の二人きりの会社ですので、二人きりだからこそ一人一人が全部を知っておかなければいけないと思うんです。しかし、色々なところにたくさんストックしてある素晴らしい木材たち、、、
知らなきゃいけないけど気が遠くなりそうな作業で不安でいっぱいです。頑張ります。
東町の自然な中で使われる時をゆっくり待っていた製材所に運んだ木材たちが、約一か月後にはこの館林の地でお客様家族の幸せな暮らしをずっと見守ってくれる姿に変わります!
僕と父だけの想いだけでなく、先祖も製材してくれる方もプレカットしてくれる方もたくさんの人の想いの詰まった材料で、人の体にも地球環境にも優しい家づくり・暮らしづくりを全力で取り組んでいきます!製材してもらった杉たちが、どんな色合いで、ここでどんな立ち姿をしているか今から楽しみで仕方がありません!
ブログを読んでくださりありがとうございます。
松島匠建㈱ 松島聖士