098月

繋がる想い!

  ね、ねむい~!

 こんばんは!昼間の暑さの影響なのか、ジムへ行ってトレーニングをして体力を使っているせいなのか、夜に机に向かって勉強をしていると10分も経たないうちに眠たくなってしまう聖士です。

 学ぶべきことはたくさんあるので、昨年の建築士試験の勉強が終わってからも勉強の日々です。建築のこと、環境のこと、趣味のこと、自分磨きのこと(笑)などの本を読んではいるのですが、文字が多ければ多いほど眠たくなってしまうスピードが速いです。

 

 布団に入るには早いからもう少し勉強したいけど眠いという時は、お風呂に入ったり、夜だけど15分程仮眠したりと頑張って起きる努力はしているんです。カフェインを取るという手もありますが、それをするといざ寝ようとするときに熟睡できず次の日に影響してしまいそうなので、色々と葛藤中の毎日です。

 体力のなさが原因かもしれないので、ジムでたくさん走って体力をつけてきます!

 

 山の下見!

 今週の月曜日は、社長と地元東町で林業を行っている4名の方たちと、僕たち松島家が所有している山へ行ってきました。間伐をしていただくための下見です。

 僕の地元である東町の沢入地区は昔は林業で栄えており、かなり多くの人が住んでいたそうです。しかし、今では子供はほとんどおらず、人よりも野生動物を見る方が多いくらい人口が減っています。

 そんな沢入で、松島家は山を所有しており、僕の祖父は山の仕事をしていました。杉や桧は植樹から60年以上経過しないといい製品になりません。60年という歳月は人生100年時代という言葉からすると短いように感じますが、とても長い年月なんです。

 「おまえのじいちゃんが植えたこの木たちは、自分のためを思って植えたもんじゃなくて、俺やお前たちのためを思って植えてくれたもんなんだよ。」

とよく父から聞きます。昔は、「そーなんだ。」くらいの想いしかありませんでしたが、地元の木を使って家づくりをしている今は、「じいちゃん、父ちゃんありがとう!」という感謝の気持ちが込み上げてきます。

 

 そんな想いが詰まっている山の間伐をお盆明けからお願いしているんです。山の管理もとても大変で、ただ好き勝手にたくさん植えればいいってものではありません。祖父や父が植えてくれた木も、家づくりに使える大きさになる前に伐られてしまうことだってあります。

 でもこの行為は他の木の成長に欠かせないもので、間伐をしているからこそ地面まで太陽の光が届き、60~80年間成長し続けた丈夫で太い木になっていくんです。

 僕は林業に関して全く詳しくないので細かな知識などは伝えることはできませんが、父から聞いてきたことや実際に山に入って経験したこと感じたことは伝えることができます。管理されている山と管理されていない山の差は素人の僕が見てもわかるくらい全然違います。

 山仕事はとても大変な仕事ですが、今までやってきてくださった方とこれからお任せしてやっていただく方に感謝をしながら、僕も自分ん家の山をもっと知ることができるように努力していきます!

 

 木から材へ!

 山で立派に成長した木は伐採され、一部を大間々の製材屋さんへ持っていき製材していただき、その木材屋さんの倉庫で梁などに使われる材は保管していただいております。

 その材をプレカット屋さんへ運び、加工していただき、新築現場へと運び、組み立てられて家の一部になっていきます。

 

 上の写真はプレカット屋さんで加工していただいた桧の土台と大引です。そしてこれを伊勢崎市の現場へ土台敷きが行われる前までに持っていき、現場でアンカーボルト部分などの穴開け作業が行われます。

 山にある木から家づくりに使う材へと姿を変えて、80年という想いを過去から現在へと引き継ぎ、これから何十年とそこで暮らす家族の安心安全を守ってくれるはずです。地元の木を使うことで遠くから運搬してくるための燃料を削減できるので地球にも優しいと思います。

 木も限りある資源です。日本を上空から見ると木がたくさんあるので、一本の木に対する価値が低く見られがちです。こんなにもたくさんあるのを見ると、少なくとも僕は、日本全国にある何万?何億?本という中のたったの一本じゃんと思ってしまうこともあります。

 しかし、限りある資源ですので木全体を無駄にすることなく使用することが重要なことだと思います。例えば、間伐をして家づくりに使えそうもない細い木はペレットにしたり薪にしたりすることで燃料になるし、紙だって元々の材料は木ですよね。

 

 今日は前橋市の会社さんが建てている途中の現場で、施工途中のものを見学させていただく機会があり行ってきました。この見学会の内容は木繊維断熱材についてです。この断熱材は材にならない丸太の端っこの部分や樹皮まで有効に使って作られているもので、木を無駄なく使用しているということにとても興味を持ちました。梁や柱など、大きな部材に目が行きがちですが、小さな材にも気を遣い家づくりをしていかなければいけないなと感じた有意義な時間となりました。

 本当に学ぶべきことばかりです。インプットをして知識を蓄えることも重要なことですが、それと同時にアウトプットをしてたくさんある情報を整理することも重要だと思います。入れるばかりではなく出すことも意識して取り組んでいきたいです。

 

 

ブログを読んでくださりありがとうございます。

松島匠建㈱ 松島聖士

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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