026月

床暖房と床下暖房の違い

こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。


熱の伝わり方には「伝導」「対流」「輻射」の3種類があります。

「伝導」とは、物質を通して熱が伝わることを熱伝導といい、
カイロのように暖かいものに直接人間が触れる事です。

「対流」とは、空気や液体などの流れによって熱が伝わることをいい、
エアコンのような温風による熱の伝わり方です。

「輻射」とは、遠赤外線などの熱線によって直接、熱が伝わることをいい、
太陽光や焚火のように直接人間が触れないで伝わるものです。


室内で人が感じるの体感温度は(湿度を考慮せず風が無い場合)
(周りの空気の温度+周囲の壁面の温度)÷2 となります。

例えば断熱性能の低い建物の場合
室温20℃でも壁面は14℃であれば、(20+14)÷2=17℃
体感温度は17℃であって、体感温度を20℃にするには、
室温26℃が必要になります。 20=(14+26)÷2


そして、「床暖房」「床下暖房」の違いについです。

床の表面を直接暖める床暖房は「伝導」と「輻射」の両方であって、
床の表面温度は30℃前後と室温より高くする必要があり、
直接触れる床の温度だけが突出して暖かい空間は、必ずしも
快適ではありません。

対して床下暖房は、床下の空間を暖めて間接的に床を暖め、
床下の暖気を室内に取り込み室温を上げ、床の表面温度は
室温とほぼ同じ温度であり、室温と周囲の壁面温度が近くなり、
非常に快適な状態を実現できる暖房方法です。

ただし、床下暖房の場合は「基礎断熱」とする必要があり、
建物全体の断熱性能が低いと、暖かさが感じられません。

DSCN5058.jpg

 「床下暖房のメリット」

・輻射による暖房で床暖房より快適!
・無垢の床材が使用できる!
・乾燥しない!
・イニシャルコスト、ランニングコスト共に低額!

そして、「床暖房」を採用している一条工務店と
「床下暖房」を採用している私どもの違いの一つでもあります。


オープンハウスは随時開催していますので、ご見学ご来場お待ちしています。

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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