こんばんは!鼻水やくしゃみは平気ですが、寝てるときに無意識に目を掻いているのでヒノキの花粉が飛び始めたかなと感じている聖士です。
先週から伊勢崎の現場では栗の床板を張り始めました。松島匠建にいるときは床板の施工は大工さんに任せてほとんどやったことがなかったですが、今回は中澤建設の大工さんである原田さんに教わりながらやっております。
原田さんが床板の長さを切り、私が床板用のボンドを塗り隙間が生じないようにはめ込み、タッカーで留めます。
「原田さん、ここはどうやるんですか?」「原田さん、ここがこうなっちゃったんですがどうすればいいんですか?」
という一つ一つの質問に
「ここはこーだよ。」「こーなったらこーすればいいんだよ。」「こうやれば楽にできるよ。」「この道具使いな。」
となんでも答えてくれます。わからないことが多いですが教えていただけることに感謝し、少しずつレベルアップしていきたいです。
16日の木曜日はアメイジンググレイス前橋で午前に田村美奈子先生による住育セミナー、午後はウピ先生による感じるアートを受講してきました。
私は自己肯定感が低いわけではありませんが自信が持てなかったり、住まいと子育ての関係性などについて気になっていたので、それらの内容についてお話しされる住育セミナーに興味を持ちました。今回受講してみて多くの学びや気づきがありました。
「住まいの中で五感を育てる」 ということが私の中での一番心に残った内容です。本物(無垢の木や自然素材)に触れると五感が研ぎ澄まされるということは、自分自身で実感しています。五感の中で視覚から得る情報が八割を占めます。見えるところに木がたくさん使われていると見えないパワーを感じます。また、父はよくこのようなことを言っています。
「子供が小さいうちから木と自然素材の家に住み、触れることで健康になりますよ。そしてそんな家が好きになり、自分自身が家を建てる時も木の暖かさを感じる家を建てたくなり、子供へとまた受け継がれます。」
最初はこの意味が良く理解できませんでしたが、少しずつ分かるようになってきています。
五感をめちゃくちゃ使っているなぁ、という場面は松島匠建のモデルルームにお客さんが来た時です。
玄関に入った時
「おぉ~!木のいい香りがしますね!!」
と嗅覚が反応します。次に靴を脱いで無垢の床板に触れて
「床が気持ちいいです!裸足で過ごしたくなりますね。」
と触角が反応します。他にも道路が近いわりに静かな室内と心地よい響きによる聴覚の反応、視覚へ飛び込む自然素材やオリジナルキッチン、ダイニングで飲むコーヒーの香ばしさが味覚へ反応します。お客さんは無意識のうちに五感の働きが活発になるのが分かります。
中澤建設でのお客さんの反応はまだ見れていないので、どんなヒトトキを感じることができるのかとても楽しみです。
「帰りたくなる玄関」を造る重要性も学びました。家の中に入った瞬間、人の感情・表情は落ち着きます。玄関は家の顔で、家族とのつながりを感じることができる空間です。私も玄関の空間づくりはとても大切だなと思います。
玄関に子供たちが作ったり書いた作品を飾っておくとその家族の雰囲気が分かったり、みんなの空間になるとおっしゃっていました。シンプルな玄関は落ち着いた雰囲気が出るのでいいかもしれませんが、なにか物足りなさを感じてしまいます。
この二つの空間のどちらがいいのか考えたことがあります。
①玄関がシンプルで玄関の先のLDKが開放的な空間。
②玄関から飾り気のある空間を作り、その続きでLDK。
玄関とLDKで強弱を作ることでメイン空間であるLDKがより際立つから①がいいのかと考えていましたが、今回のセミナーを聞いて②の方が家族の幸せを考えると良いということを感じました。
住まいと子育てについてのセミナーを受講して、家が子供の行動や考え方に大きく影響があることを学ぶことができました。田村先生が
「住まいが欲しい人は夢のマイホーム完成がゴールではなく、どんな暮らしをしたいかがゴールです。家づくりに関わっている私の役目は、そのゴールに向かうためにどんな暮らしをしたいかを引き出すこと、そして家という『箱』を提案するのではなく『家族の暮らし』を提案することです。」
とおっしゃっていて、聞いていた私も同じ思いを抱きました。打ち合わせから始まり完成で終わるのではなく、家を造り家族の幸せを提供する立場として完成後の暮らしにも着目していこうと思います。
アートセラピストのウピ先生によるセミナーを午後に受講しました。セミナー内で六人の方の読み解きをしていて、ウピ先生の読み解き能力のすごさに驚かされました。
まず画用紙に色鉛筆やクレヨンで決められたテーマの絵を描きます。その絵だけを見てウピ先生がその絵を描いた人の今の心理状態などを読み解いてくれます。そして今後のアドバイスなどもしていただけます。
今回の絵のテーマは「家」でした。紙全体に自分が想像した家を描く人もいれば、何個も家を描いたり、住まい方を描いたりと一つとして同じ絵はありません。それぞれが個性です。その個性をすべて受け入れてアドバイスしていたウピ先生のお話に夢中になって聞いておりました。落ち着いた話し方・声が心地よく、あっという間の一時間半のセミナーでした。今回は簡潔バージョンだったので、より深くまで読み解いてくれるロングバージョンのセミナーも受けてみたいと思いました。
私の絵は今回公開読み解きはしませんでしたが、ウピ先生の公式LINEに描いた絵を送ると個別に読み取っていただけるので、あの絵でどんな結果が出るのかとても気になります。恥ずかしいので描いた絵も結果も自分だけの秘密にしておきます(笑)。
ブログを読んでくださりありがとうございます。ではまたお会いしましょう!
高崎市倉渕町で修行中の25歳 松島聖士
修行については⇓こちら⇓に詳しく書いております。『中澤建設 松島聖士』
https://kigocoro.jp/index.php/blog/item/nk5zwk2