こんばんは!一週間の気温の差が大きくて天気が変わりやすいこの嫌な天候で体調が優れない聖士です。めちゃくちゃ久しぶりに熱が出ました。
最も日中が長い夏至が過ぎましたが、今年も暑くなるという予想の夏がこれから本格的に始まりそうですね。熱中症にならないよう水分補給と体温管理をしっかり行いたいです。
今週から安中市でキッチンの入れ替え、窓の取り換えなどのリフォーム工事が始まりました。
リフォーム工事はお施主様が生活しながらの工事ですので、工事の順番を間違えてしまうとお施主様にとって苦痛でしかない期間を過ごすことになってしまいます。ただでさえいつもと違う環境となりストレスを感じると思うので計画がとても重要になってきます。
先週、康之さんに『仮設工事』や『木工事』などといった大きなくくりの工事名だけ書いてあり、『足場』や『床板』などといった摘要の部分が空白の今回のリフォーム工事の見積書を渡されました。
「ここを分かる範囲で良いから埋めてみて!」
見積業務は講習会で見積のやり方を教わったことはありましたが、建築を始めて三年目にして実際にやってみるのは今回が初めてでした。金額を出すことまではしなくていいので項目を埋めてみてと言われ、いざ内容を書き出してみようとするとペンが動きません。
「何を書いたらいいんだ?どこまで細かく書いたらいいんだ?」
こんなにも思い浮かばないものかと感じました。今まで言われたことをやるだけで工事の順番、必要な材料、数量をあまり気にせずやってきてしまったので考えても必要なものが出てこなかったんです。
図面はまだ時間がかかりますがcadを使って描けるようにはなってきました。今回のリフォーム工事の現場へは事前に一度行って寸法を測って、現状とリフォーム後の平面図を描きました。図面を描いて終わりではありません。康之さんにこの工事に必要な業者さんと順番を書き出してみてという課題が与えられました。
書き出してみるとすぐに出てくる業者さんもいれば全然出てこない業者さんもいます。キッチンを壁付けから対面式に変えるのでキッチン屋さんや設備屋さんは簡単に思い浮かびました。
そのあと考えるのは工事の順番です。
「とりあえず最初は解体工事か~。そのあとはこれで、いや、、こっちをさきにやらないとこの工事はできないか。」
「これとあれは同時進行にやらないとダメなんかな?」
今までの経験の中から知識を絞り出しましたが意識が低かったため、そもそも持っている知識が少なすぎて全く進まなかったです。康之さんに確認することもできず見積業務へと入ってしまったため見積の項目出しが全然進まない状況に陥ることは当然のことでした。
先週の木曜日から土曜日までの3日間、丸山工務店さんの気密工事のお手伝いに行かせていただき、夜は丸山拓也さんのお家に泊まらせていただきました。現場が終わって疲れているところ、行き詰ってしまった見積業務を拓也さんにも協力していただきました。「これは流れを全てわかっていないと難しいですよ。」と言っておられましたが拓也さんは何度も見積業務をやっておられるので必要な工事があっという間に出てきます。
「サッシを交換するなら外壁の補修をしなければいけなくてコーキングも必要になってきますよね!」
「今回の工事はこういうものが必要になってくるかもしれないですが、違うやり方だったらああいったものが必要になってくるんですよ。」
短い時間の中で優しい口調で色々なことを教えていただき多くのことを学ぶことができました。
僕は結構計画的に動くタイプです。計画的の人でも行き当たりばったりで行動する人でも途中で突然のハプニングはありますが、僕はハプニングにはうまく対応できないので極力起きないような計画を立てることが多いです。
しかしリフォーム工事に関しては綿密な計画を立てていたとしても解体してみないとわからないことはたくさんあるので、すべて計画通りに進むとは限りません。僕には苦痛の時間となります(笑)。
今週は養生から始まり、食器棚の移動、床板張りへと工事が進んでいます。食器棚は簡単に動くと思っていましたが配線の絡みやビスによる壁への固定などで結構移動させるのに苦労しました。
今回の現場もそうですが中澤建設の大工さんの原田さんと一緒に作業することが多いです。原田さんは何十年も大工さんをやっている超ベテランです。作業は綺麗でしかも速くていつもたくさんのことを学んでおります。経験豊富な原田さんでさえも途中で手が止まる時があります。「これはどーなってるんだ?」「これが決まらないと進まないんだよな。」それでも他にやるべきことをすぐに考えて時間を無駄にしないように作業をしているんです。
↑経験豊富な原田大工さん
原田さんが色々と口に出しているおかげで、経験が少なくいずれ管理をする立場になる僕にとって今後の参考になることが多いです。職人さんたちが現場でやることがなくて遊ばないようにしなければならないよと多くの方からアドバイスをいただいているので、現場のプロである原田さんの独り言にも耳を傾けて今後の仕事に役立てたいと思っております。
効率よく仕事を進めるためには計画をして順番を意識することが重要になってくると思います。自分の頭だけで考えず書き出してみる、協力業者さんにアドバイスをもらう。工程表を作成し共有する。計画通りにいかなければ最善の方法を模索して協力してもらう。失敗があれば次に活かす。
今回のリフォーム工事から流れを意識するというとてもいい機会を康之さんからいただきました。これがなければ今までと同じく言われたことをやるだけで工事の順番、必要なもの、事前に決めておかなければいけないものの意識が低いまま進んでいたと思います。今回を機に色々なことをもっと意識して仕事に臨んでいきたいです!
ブログを読んでくださりありがとうございます!
松島聖士