093月

珪藻土の塗り壁「はいから小町」

こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。

真冬並みの寒さが続いていますが、
この冬の異常気象は日本の大雪だけではありません。

アメリカの東側3分の2を襲った1月の寒波
イギリスでは大洪水など連続する悪天候
イランや韓国でも記録的な大雪
この他、タイの異常低温、アメリカ西部の大干ばつ
アルゼンチンで壊滅的な猛暑、オーストラリアの真夏の大雪
ノルウェーではかつてない寒波、フランスで続いた大雪など、
観測史上例のない気象が世界で観測されています。

人類の経済・消費活動の増大を支えるためには地球が1.5個必要

そんな地球の悲鳴に気付き、持続が可能な世の中に
変えていかなければと、改めて感じています。

DSCN0371.jpg

それでは本題です。
多孔質の材料として「調湿性能の高い珪藻土」の塗り壁材は
ここ十数年の間、人気の高い塗り壁として多くのメーカーのものがあります。

そして「珪藻土ならどれも同じ」と思っていたら、
それは大きな間違いであって、性能そのものに大きな差があるのです。

各メーカーの塗り壁サンプルなどに、水滴を垂らしてみれば一目瞭然!
直ぐに水滴を吸収してしまうもの、いつまでも水滴のままでいるもの、
本物と偽物の違いがはっきり分かります。


なぜ?それほど違いがあるのか?

それは、珪藻土の種類と含有量、そして固め方にあるのです。

珪藻土は珪藻土だけでは固まることが出来ないので、
壁材として固めるための材料(固化材)が必要となります。

その固化材にはメーカーによってさまざまな材料が使われています。

そして樹脂(ボンドい)系の材料で固めてしまう方法が最も
手軽な方法なのですが、それでは珪藻土の多孔質を塞いでしまいます。

また珪藻土の含有率においても、10~50%と、
メーカーによってまちまちなのです。

珪藻土塗り壁はいから小町の最大の特徴は、

上質な珪藻土を使用し、珪藻土の含有率も高く、
珪藻土の穴をふさがない固まり方をしている
ということです。

自然素材100%であることは勿論、
8種類のオシャレなカラーバリエーションを用意してあります。

CIMG4245.jpg

またこの「はいから小町」は乾燥に時間が掛かるため
のんびりと施工ができるので、DIY(セルフ施工)も可能です。
http://www.atopico.com/product/kabe/komachi6.html

珪藻土は骨材が粗いので、漆喰塗りのような平滑仕上げはできず
何らかのテクスチャーを付ける必要があり、これもDIYで楽しめます。

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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