こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。
真冬並みの寒さが続いていますが、
この冬の異常気象は日本の大雪だけではありません。
アメリカの東側3分の2を襲った1月の寒波
イギリスでは大洪水など連続する悪天候
イランや韓国でも記録的な大雪
この他、タイの異常低温、アメリカ西部の大干ばつ
アルゼンチンで壊滅的な猛暑、オーストラリアの真夏の大雪
ノルウェーではかつてない寒波、フランスで続いた大雪など、
観測史上例のない気象が世界で観測されています。
人類の経済・消費活動の増大を支えるためには地球が1.5個必要
そんな地球の悲鳴に気付き、持続が可能な世の中に
変えていかなければと、改めて感じています。
それでは本題です。
多孔質の材料として「調湿性能の高い珪藻土」の塗り壁材は
ここ十数年の間、人気の高い塗り壁として多くのメーカーのものがあります。
そして「珪藻土ならどれも同じ」と思っていたら、
それは大きな間違いであって、性能そのものに大きな差があるのです。
各メーカーの塗り壁サンプルなどに、水滴を垂らしてみれば一目瞭然!
直ぐに水滴を吸収してしまうもの、いつまでも水滴のままでいるもの、
本物と偽物の違いがはっきり分かります。
なぜ?それほど違いがあるのか?
それは、珪藻土の種類と含有量、そして固め方にあるのです。
珪藻土は珪藻土だけでは固まることが出来ないので、
壁材として固めるための材料(固化材)が必要となります。
その固化材にはメーカーによってさまざまな材料が使われています。
そして樹脂(ボンドい)系の材料で固めてしまう方法が最も
手軽な方法なのですが、それでは珪藻土の多孔質を塞いでしまいます。
また珪藻土の含有率においても、10~50%と、
メーカーによってまちまちなのです。
珪藻土塗り壁はいから小町の最大の特徴は、
上質な珪藻土を使用し、珪藻土の含有率も高く、
珪藻土の穴をふさがない固まり方をしているということです。
自然素材100%であることは勿論、
8種類のオシャレなカラーバリエーションを用意してあります。
またこの「はいから小町」は乾燥に時間が掛かるため
のんびりと施工ができるので、DIY(セルフ施工)も可能です。
http://www.atopico.com/product/kabe/komachi6.html
珪藻土は骨材が粗いので、漆喰塗りのような平滑仕上げはできず
何らかのテクスチャーを付ける必要があり、これもDIYで楽しめます。