松島匠建代表の松島克幸です。
今週は10年に一度の寒波到来で、冬の寒さのピークとなりそうです。
我が家も高断熱の新しい住まいとなって7回ほどの冬を迎えていますが、以前の住まいから劇的に変わった点が3つあります。
まず1つ目は、冬の朝寒いために、起きて布団から出るのが嫌だと思う事が1度もなくなった事。(眠くて起きたくない事は変わらないが!)
2つ目は、脱衣場とお浴室が寒くお風呂に入るのが辛いと思う事が全くない事。
そして最後の3つ目は、冬の光熱費が1/3以下になった事です。
電気・ガスの光熱費が高騰していますが、5年前に完成となり、建てている時から完成後も喜んで頂き、私どもの家づくりをずっと応援した頂いているありがたいOB客様からは、
「1月(請求)の電気代、去年より少し消費が少なかったのに請求が1.5倍になっていて驚きました! 松島さんの建てた家でなかったらと思うとゾッとします。」
と、お便り頂きました。
脱!化石エネルギーの家づくりは、益々重要なキーワードとなっていきます。
「カーボンニュートラル」がますます重要な課題となってきた今、高い省エネ性能を有する住宅の新築、一定のリフォームが対象となっての補助金が創設となり、環境省、経済産業省及び国土交通省の3省が連携して住宅省エネ化の支援を行っています。
住まいの部位で熱の出入りが最も大きなところは「窓(開口部)」ですので、性能の低い窓を設けている場合は、その窓(開口部)の性能を上げることが、最も費用対効果の高い省エネ化となります。
そして今年になってから内窓設置のお住まいは、15年ほど前に建てた、地場の木材をふんだんに使用した邑楽町のお住まいで、内窓にはYKKapのプラマードUの設置です。
既存の窓はそのままで、その内側に樹脂の窓枠にlow-e複層ガラスの窓を設置しての2重窓です。
南面は大開口のテラス窓があり、日中には太陽熱を有効に取り入れるためのlow-e日射取得ガラスで室内を暖め、2重窓でその暖かさを逃がさず、とても省エネとなるはずです。
2025年には省エネ基準への適合が義務化されます。
現在、新築住宅では省エネ住宅(ZEH)には最低でも100万円の補助金が貰える補助金事業がありますが、2025年以降は省エネ住宅が当たり前となるためその補助金の継続は不透明です。
そういう意味から新築の補助金活用では、今年と来年が新築住宅の建て時かと思います。
では、いよいよ本題の外観に大切な事に移りますが、このブログでは家づくりを考えているユーザーさんに向け、難しく専門的とならいないよう心掛け、(難しい事は知らないでもありますが)書いていきたいと思います。
↑ 南の軒の出1200mmの北橘の家
軒ゼロは、雨が少なく高緯度の欧米の建物には向いてはいますが・・・
雨の多い日本では軒の出を深く取ることが当たり前とされてきましたが、洋風デザインが好まれるようになってきた近年では、軒の出ゼロの住まいが多くみられるようになっています。
造り手にとっては、洋風デザインに加えて屋根の面積が小さくなりコスト削減にもなるため、軒ゼロが歓迎される要因ともなっています。
しかしこの軒ゼロ住宅は、屋根と壁との取り合いからの雨漏りや、雨が壁に直接当たるために窓などの開口部からの雨漏りリスクも増大し、通常の約5倍の雨漏りリスクとなる事が懸念されています。
外壁の内側は2次的な防水施工が施されているため、壁体内に雨水が侵入してもその判断ができず、その2次防水が切れれば躯体の構造材に影響が及ぶ事にもなります。
また、外壁のシーリングの耐久性は10年間程度ですので、シーリングが劣化は即雨漏りに繋がります。
軒側も妻側も最低900mmの軒の出を確保している弊社仕様です。
軒の出が浅いと雨垂れの汚れも目立ち、紫外線を受ける領域が広がりシーリング材や塗装の劣化が早くなります。
日中の太陽日差しは建物の南面において、夏は真上にありその日射しは強烈なため、軒の出により日射を遮る大きな役目を果たします。
逆に冬場の日中の太陽角度は傾き、軒が深くとも室内まで日射しが差し込み、寒い冬にはその日射を取得して暖房エネルギーに加えることがとても大切となってきます。
家を雨漏りを始め雨垂れ汚れや紫外線から守り、夏の日中の強い日差しを除けて、家を長持ちさせ、しかも暮らしやすくするためにも、軒の出のある外観デザインの家を良しとすることが必要です。
軒の出と共に外観に大切な要素は外壁仕上げです。
今の外壁の主流は窯業系のサイディングですが、そのメリットは施工が簡単であり、デザインのバリエーションが多い事です。
逆にデメリットと言えば、開口部をシーリングで処理してある事、そして将来の再塗装の必要性でしょうか。
現在弊社の外壁スタンダードはSTO(シュトー)のロータサン塗り壁ですが、塗り壁のデメリットは、クラック(ひび割れ)が発生し易いことと、コストが嵩むことです。
このSTOの塗り壁は、塗り壁の下地材にEPSボードという断熱材を使用しいて、下塗りでグラスファイバーメッシュを伏せこむため、クラックの心配は殆どありません。
しかもこのEPSボードは外張りの断熱材を兼ねているため、外皮性能がアップしてのコスパ良しの塗り壁となっています。
またこの仕上げ材の「ロータサン」は蓮の葉が水を弾くのと同じ性質を利用しての塗り壁仕上げで、外壁が汚れ難い仕上げでもあります。
下塗りはSto BTS-plusに、ブルーがグラスファイバーメッシュ
シーリングの耐久性は約10年間と前でいいましたが、この塗り壁仕上げにも開口部はシーリングを行います。
しかしシーリングの耐久性で違いが出ますが、それはシーリング材の上に仕上げ材を塗り上げるため、シーリング材を紫外線や雨風から守り、シーリングの耐久性を長くすることができます。
再塗装の点では、この塗り壁仕上げの実績が弊社では未だ少ない年数なので断定はできませんが、一般的な外壁材より耐久性は高く15~20年と言われています。
仕上げ塗りは塗り継ぎムラができないよう、多数の左官職人さんにより行います。
最後まで当ブログをお読みになった頂きありがとうございます。
まだまだ寒さは続き、身体の冷えは健康・長寿の大敵です。
冬暖かで家族が笑顔の住まいづくりを、今日も目指して頑張ります!
今や、「夏は涼しく、冬は温かな家」は当たり前な時代となってきましたが、夏の涼しさと冬の暖かさをを確保するために、全館空調などと言って高い費用を掛け、多くのエネルギーを使ってなら、どこでも誰でも可能なことです。
私ども松島匠建では、10畳用(2.8kw)のエアコン1台の稼働で、猛暑日でも家中涼しく、真冬でも家中暖か、そして少ないエネルギー(電気代)で年間快適に過ごせるお住まいです。
快適に過ごせる高性能住宅設備で大切なことは、初期費用、ランニングコスト、設備交換時のアフター費用に付いても、しっかり見極めることが重要となってきます。
気候変動が顕著となってきている昨今、私どもは10年後20年後の未来も見据えて、今も将来もこの家で良かったと思える住まいを造っています。 家づくりをしっかり勉強して、多くの業者を訪ねた末に私どもを訪ねて頂くと、最後の答えが見つかります。
夏も冬も雨の日も快適な私どもの体感ハウスです!
高性能な断熱気密性能と、無垢の床板と珪藻土の気持ち良さが分かる松島匠建の体感ショーハウスへ、どうぞご来場下さりその気持ち良さと、夏の涼しさ、冬の温かさ、雨の日の爽やかさをご体感して、ストレスフリーを実感して下さい。
家は3回建てないと満足した家が造れないと言いますが、松島匠建は1度目で納得!満足!のお住まいを建てることをお約束いたします!