松島匠建代表 松島克幸です。
彼岸も過ぎて猛暑も一段落しましたが、秋の長雨と大雨、台風、地震と各地で被害が出ています。
異常に暑かった夏と異常に発達して日本を直撃する台風たちに、騒がされている今年です。
夏は涼しく、冬は暖か、雨の日も爽やかで、家事も楽々、そして光熱費が少なく、将来のメンテナンス費用も少ない、ストレスの掛からない住まいは勿論、大雨・大風そして地震に強い安心で安全な住まいを創造する松島匠建です。
今回は、ホウ酸による防蟻・防腐処理対策について投稿します。
戦後から現在に至るまでの日本においての「防蟻対策」の主流は「農薬系の薬剤」による防蟻処理です。
農薬系の薬剤は神経毒であって、農薬成分をシロアリの気門(呼吸する孔)から吸わせて神経伝達を阻害し、殺します。
この成分が室内に入ってきた場合に、シックハウスの一因になるといわれています。
また、農薬は残留農薬の問題があるために早期分解するよう設計されており、 現在の農薬系の防腐防蟻剤の効果は最長で5年間です。
ホウ酸はシロアリには少量で効果が出る一方、人間などの哺乳類の場合には余分に摂取したホウ酸塩を体外に排出するため、少量口に入った程度では全く問題になりません。人間に対する急性経口毒性は食塩程度といわれています。
また、ホウ酸塩は揮発・蒸発することがないのでお部屋の空気を汚染することがありませんし、シックハウスの原因になることもありません。
分解もされませんので、効果が長時間持続します。
↑ 松島匠建で採用しているホウ酸は「エコボロンPRO」
↑ 木材に塗布後は、雨で流れないようにシートで養生します。
また、ホウ酸はシロアリの他に木材腐朽菌にも効果が高いので、木材の防腐対策にもなり、住まいの骨格となる木材を長持ちさせてくれます。
ホウ酸はシロアリのいないニュージーランドでも普及しているのは、木材の防腐対策のためと聞いています。
そんなホウ酸の弱点と言えば、水に弱く、雨に流されてしまうことです。
しかし、昨今の日本の住宅では防水対策もしっかりなされ、土台や壁内部の木材が風雨にさらされることは通常はありえません。
壁内部は特に再施工が困難な部位ですので、5年という短い期間で効果が薄れてしまう農薬系の薬剤よりも、効果が持続するホウ酸塩の方が優れています。
そして、当社では基礎断熱を施してあり、床下暖房もしています。
それは、床下の基礎内の環境も室内と同じでありますので、農薬系の薬剤を使うことはできません。
裏を返せば、農薬系の防蟻材を使っていては、床下暖房はしてはいけないと言うことになります。
家づくりの業者選びには、そんな防蟻対策もしっかり見極めて選択することが、ポイントの一つでもあります。
2階天井は構造材現しで骨太の梁が見え、屋根の断熱もダブルでしっかり、猛暑日でも暑くならいない松島匠建の造る住まいです。
「家は3度建てないと満足した家ができない」と言いますが、松島匠建は1度目で納得!満足!のお住まいを建てることをお約束いたします!