「本当のサカキは、芽がツメ状に尖っていて、葉に鋸歯(きょし)と呼ばれるギザギザがなくて、冬もフレッシュな緑です。ところがサカキに非ずのヒサカキというのは、葉にギザギザがあって、ちょっとちゃちなんです。私はよく会社の社長とかにも言うんですが、『神事で本物のサカキを使ったらまともに金を払いなさい、ヒサカキを使ったら値切った方がいい』って」(宮脇昭)
サカキも現在日本で販売されて殆どは「ヒサカキ」といわれている「中国産」のもののようです。
でも時には、国産の「本榊」も販売されていますが、価格は若干高いようです。
今回いつもの店では「本榊」が販売されていて、買ってきました。
本榊は、葉っぱが大きく艶がよいですね。
【一般に榊(さかき)といわれているものには、実は2種類のものがあります。
「本榊(ほんさかき)」は社頭 の装飾として創定されている伝統の樹木。
近縁種「ヒサカキ」とは、また異なる美 しさと格式があります。
しかし、榊(さかき)が育成しない地域(主に東日本)では、「ひさかき」という種類の植物を「本榊(ほんさかき)」の代用として利用してこられました。
「ひさかき」といわれる由来は、榊にあらず(非榊)とも云われていますし、本榊(ほんさかき)よりも葉っぱの大きさが小さいので、姫榊(ひさかき)といわれるなど、諸説あります。】