こんばんは!もうすぐ9月を迎えようとしているのにムシムシと暑い日が続いていますね。気持ちのいい風がいつになったら吹いてくるかなぁと快適な気候が待ち遠しい聖士です。
先週コロナウイルスに初めて感染してしまい水曜日まで寝込んでいました。流行りのウイルスにはすぐに感染してしまうのが今までの僕だったのですが、コロナウイルスの感染は今まではなんとか耐えていました。しかし今までは感染している人と接触していなかっただけで、接触してしまった今回は当たり前のように感染をしてしまいました。
めちゃくちゃ高い熱が出たわけではありませんでしたが、体はずっと怠く、療養期間が明けた今は匂いがしない状態が続いています。今すごく流行っているみたいなので皆さんも気を抜かずご注意ください!
↑嗅覚はありませんが味覚はなぜかあります。ですので美味しくラーメンを食べることができます。
僕は占いはあまり信じないタイプですが、[今日の運勢は・・・?]的なやつが朝にテレビで流れていると見てしまいます。多くの人が知っている動物占いも調べたり本を見たりしてやったことがあります。僕の動物占いの結果は「ライオン」です。どんな内容が書かれているか大雑把にいうと「リーダー気質で完璧主義者」です。僕的にこの内容はあまりしっくりときていないのですが、周りの人には「そんな感じするね~!」とよく言われます。
僕はリーダーではなく陰ながらリーダーを支える側の人になる方が僕の性格に合っていると思うんです。中学生までは部活でキャプテンなどをしていたのでリーダーという役割の経験はあります。高校や大学と規模が大きくなるにつれてリーダーという役割からは離れていきましたが、部活などで団体生活をしているとリーダーは必ず出てきます。そこで多くのリーダーの方を見てきたことによって、僕にはその人たちのように多くの人の先頭に立って道筋を明確に示すことができないと感じたので、占いの結果のようなリーダー気質はないと思い込んでいます。
完璧主義者でもありません。しかし完璧主義者になる必要はあります。
先日倉渕町でリノベーションをしたお家の西側の大開口部分にシェードを設置しに康之さんと行ってきました。シェードの設置工事は初めてで、どんな感じに付くのかなぁ?と自分が付けるにも関わらず、他人事のようにワクワクしていました。そして現場に行くと「この金具4カ所、付ける位置を出して印を付けて終わったら呼んで!」と役割を与えられ、「そうか、俺が設置するんか」と心の中で少し焦りました。初めてだったので、窓からどのくらい離すのかであったり、窓のどの位置に付ければ効果が最大限に発揮されるのかであったり色々考え、ネットでもどの位置が一番日射の遮蔽効果が大きいのか調べました。しかし、細かな位置などの情報は載ってなく、西側の窓に付けると効果が大きいと書いてあったので「真ん中でいいか」と思い金具の位置を出すために採寸を始めました。
「いったん出してみて康之さんに確認してもらお。だから『大体』の位置でいいか。」
こう思ってしまったことが間違いでした。とりあえず窓の真ん中を出して、『大体』このへんが真ん中で、ここが真ん中から『大体』1500mmの位置で、反対側も『大体』このへんが対称となって、上の部分は『大体』ここが下の点と同じ位置で・・・。よしっ、できた。康之さん呼ぼ。
ダメー!!
上の位置は僕の感覚だけで出した位置だったので、水平器やサシガネを使って正確に位置を出すと結構ずれていました。確認してもらい別の位置に移す前提という考え方もダメだし、位置を出すということは『大体』でもダメなんです。自分が導き出した考えがあるから位置を決めるために採寸という行動を始めたので、一旦は自分を信じて、そして考えを曲げずにやるべきだったと感じました。変更があればまた正確に位置を出しなおす。正確にやることが今の僕に欠けている部分です。
設計者となり、現場の職人さんに「大体こんな感じで!」や「大体このへんで!」と言ってばかりいたら信頼されないと思います。自分が取り付けるわけではないけれど、正確に取り付ける位置を出すことはとても重要なことだと理解でき、職人さん、お客さんからの信用度も格段に高くなることも教わりました。
今日8/25は㈱トヨタトーヨー住器の北岡さんにお誘いいただきマテックス株式会社さん主催のセミナーへ行って来ました。講演やグループディスカッションでは「ブランドを持つ」ことについての内容が多く、改めてブランディングについて考え直すいい機会となりました。他の工務店やハウスメーカーではなく自社を選んでもらうためには人柄がすごく大切になってくるし、なぜその断熱材や内装を採用しているのかなど、全て理由をつけて自分たちの価値としてしっかり表現していかなければならないと感じました。ブランドを持つにも『大体』で決めていてはすぐに壊れてしまいます。数値などでは差別化できない時代が来ているので、自社のブランドをしっかり作り、『大体』ではなく芯をちゃんと持って家づくりに取り組んでいかなければならないと改めて認識できました。
僕は『大体こんな感じ』で今まで生きてしまいましたが、建築という仕事をやる中で『大体』は必要ありません。多少の誤差も許容できる部分もありますが、数ミリ、数センチが命取りになることもよくあります。ですので1mmという誤差にも敏感になれるよう神経を研ぎ澄ましていこうと思います!
ブログを読んでくださりありがとうございます!
松島聖士