こんばんは!試験の合格発表が迫ってきて、そのことをあまり考えたくないですが、つい思い出してしまいその度ソワソワが止まらずお腹が痛くなってしまう聖士です。日曜日は身の回りの整理整頓と部屋の掃除をすることで運気を少しでも上げて月曜日の発表に備えたいと思います。
↑愛弓さんの誕生日パーティーの時に食べたこのチキンが美味しかった!タンパク質!!
2週間前の日曜日、本屋さんに行ったときこんな本を見つけ、寝る前に毎日読んでいます。
『荒木健太郎 , 読み終えた瞬間、空が美しく見える気象の話』
題名から既に結構面白そうじゃないですか?? 実際めちゃくちゃ面白いです。写真やイラストも載っているので文字だけのものに比べてスーッと頭に入ってきますし想像もしやすいです。
本屋さんでなぜこの本に目が行ったかと言いますと、先日軒天の張り替え工事で松井田町の現場へ行った時に気になる現象を見たことがきっかけです。
その現場からは日本三大奇勝の一つであり、かつ上毛三山に数えられる群馬を代表する山の一つである『妙義山』が目の前に見えます。所によっては午後から雨が降るという予報がある日に外で材料や道具を広げて作業していたので、雨が降ってくる前に片付けられるように雨雲が来ていないかの確認をしていました。午後三時ごろ予報通り雨がちらつき始めたんです。
気になる現象というのは、上の写真にある雨雲が妙義山の上空あたりであっという間に発達してほんの数分で青空がなくなるほど見えている空全体が雲で覆いかぶされたというものです。
気象に関して詳しくない僕は「雲は主に海上で出来上がり、そのできた雲が風に乗って西から東に流れていくもの」というなんとも恥ずかしいこのような先入観を持ってこれまで生きてきました。ですので、妙義山の上空で急に広がっていく雨雲を見て「なんでこんな風になるの?」という疑問が生まれました。そうなったら調べずにはいられません。
雲は、専門的な言葉を使って説明すると空気が飽和して凝結すればできあがるものです。しかし、このように説明されても、僕にはその仕組みが完全に理解できません。『空気が飽和するっていうけどどうしたらそういう状態になるの?』や『凝結ってどういう状態?』ということをしっかり理解したくなってしまうんです。
YouTubeなどで『雲のでき方』と検索すれば、僕が今回疑問に思った現象の仕組みは解決できます。しかし雲に興味を持ったことで色々な自然現象の仕組みを知りたくなってしまったんです。ですので先ほど紹介した本にすごく興味が湧き、即購入して毎日楽しく読んでいます。
この本では雲だけのことではなく虹や月のことも書いてあります。虹は天気雨の時によく見ることができますが、他にも虹が見える現象があるんです。それはハロやアークという太陽の周りで見ることができる虹です。もしかしたら現象の名前は知らないだけでその虹を見たことがある人は多いのではないのでしょうか。
上の写真に虹が映っているのがわかりますか?わかりやすく印を付けておきました。勉強を始めたばかりなので確実にそうだといいきれませんが、この虹はアークという現象だと思います。水曜日の朝、部屋のカーテンを開けて面白い雲はないかなと歯磨きをしながら眺めていると、「あれ、あれれ、虹っぽくねーか。うわぁー、あれってアークじゃない!?」と心の中で叫びめちゃくちゃ興奮しました(笑)。早速こんなものが見れるとは思ってもいませんでした。
この本を読む前から僕は空の写真を撮ることが多かったです。スマホのカメラロールを遡ってみたところたくさんの空の写真がありました。家と事務所の真ん中くらいのところに僕の好きな撮影スポットがあります。朝歩いて事務所に向かう時、帰りに歩いて家に戻る時に倉渕の自然豊かな景色と色々な表情の空が相まってすごく素敵なんです。
↑9月半ば。撮影スポットから。秋の雨上がりの朝と日の入り後。徐々に天気が回復していきそうな空の表情。層雲?高層雲?まだ雲の種類はわかりません(笑)。
↑9月後半。事務所から撮影。発達段階の積乱雲!上にモクモクとしています。このモクモクは雲ができる境界の一番上まで上昇し、そこに達すると平らになるみたいですよ!これは知らなかったので来年の夏は積乱雲の形に注目です。積乱雲は200キロメートル離れた場所からも見ることができるみたいですよ。
↑10月後半の満月の日の夜空。撮影スポットから。月が輝いていますね!
↑11月半ば。事務所から撮影。雨雲とそうではない雲の境目ですかね?奥の方は若干明るい表情をしている気がします。
↑12/21。今週の木曜日。事務所から撮影。典型的な雪雲(乱層雲)により雪が降ってきました。
↑夏の男体山。笠雲というやつですか?山頂回りの雲の高さが他の雲の高さと違います。なんでだろう?
↑真夏の前橋上空。野球日和!なんてことはなく40℃近くまで気温が上がった日。こういう日は地上が暖められて上昇気流が生じ積乱雲が発生しやすくなりゲリラ豪雨などの被害が。。。
↑仕事帰りの夕焼け。雲一つない夕焼けもいいですが雲がある夕焼けも美しい!
気象学者であり雲研究家であるこの本の著者荒木健太郎さんはInstagramをやっています。Instagramで「人間性の回復」というハッシュタグのある投稿がすごく綺麗で癒しになります。また、毎日気象情報や面白い雲をストーリーという機能に挙げていたりするので皆さんも見てみてはいかがですか?
気象などの自然現象を勉強することで家づくりに役立つことが多くあると思います。例えば室内で結露がどのような仕組みで発生しているかをより深く考えてみることができたり、室内の気流の動きについても理解できるようになるのではないかと感じます。
まだ本を読み終えていないのでほんの少ししか知ることができていません。これを勉強することで皆さんに知識を披露して自慢をしたいわけではありません。空では何が起きているのかが知りたいという単純な理由です。空気の流れは目に見えないことが多いですので学ぼうとしなければ仕組みまで理解できないです。簡単なこともあれば難しいこともあり、専門家でさえも理解できていないこともたくさんあるようです。
だからこそ気象を学ぶ・知ることって面白い!!!そう感じました。
ブログを読んでくださりありがとうございます!
毎週金曜日ブログを更新中の松島聖士