169月

高断熱と高気密は一体!

高断熱には高気密で!

  北橘の家は断熱気密施工完了!

 日本の春と夏、夏と秋の間には雨期があり、前者が「梅雨」で後者が「秋雨」である訳ですが、分かりやすく言えば夏の太平洋高気圧の北側には湿った雨降りの前線があって、夏の前後には雨期が訪れると言う事です。

今年のそんな長かった秋雨が終わったと思えば、次は大型の台風14号が日本列島に近づき、連休の天候に大きな影響を与えようとしています。

 

 気密の必要性は?!

北橘の家の工事も順調に進み、内外部の断熱施工と内部の気密施工がほぼ終了しました。

「化石エネルギーに極力頼らないで過ごせる家」を目指し、十数年前から取り組んでいる松島匠建の高気密高断熱仕様も進化しています。

高気密と言うと「息が詰まりそう!」として、断熱は高くとも気密は中気密程度で良いのではと、そんな主張が聞こえた時期もありましたが、断熱と気密は一体であって、高断熱には高気密が当たり前となっています。

その訳を簡単に言えば、折角の高い断熱仕様でも隙間が大きければ、熱の出入りが大きくなり高い断熱が無駄になってしまうと言う事です。

他にも気密が悪いと換気が計画通りに働かない事や、外気の湿気、或いは乾燥空気を呼び込んでしまい、過湿・過乾燥になってしまう点などがあります。

屋根内、壁内には裸の高性能グラスウールを充填し、気密シートを施工しています。 

 

外壁の外張り断熱は、塗り壁の下地も兼用のビーズ法ポリスチレンフォーム(EPSボード)50mmの施工です。


  

 気密測定 

気密施工の終了と共に、気密測定の実施です。

目標C値は0.5㎠/㎡以下ですが、こちらのお住まいは玄関戸が片引き戸(YKKコンコード)であることと、建物正面に広がる榛名山の眺望を重視しての、引き違いのテラス窓が4か所あると言う事で、漏気の箇所が多目から0.6~7前後を予想していましたが、結果はC値=0.5でした。

 

 玄関の片引き戸の隙間を目張りして!

測定は3回行い、1回目0.5、2回目0.4、3回目0.5の測定値となり、3回測定の中間値である1回目の測定値を採用しC値=0.5㎠/㎡です。

3回測定の後に、玄関片引き戸がどの位の隙間があるのか、隙間を目張りし測定してみました。

結果はC値=0.3と数字に現れました。

表の隙間特性値(n値)は1~2の間での値となり、1に近い程「数ある隙間は小さな隙間の集まり」で、2に近い程「数ある隙間の中で1ヶ所~数か所の大きな隙間がある」ことを見分けるn値だそうで、n=1.39から玄関戸目張りで1.14と、C値と同じく変化が現れ、玄関片引き戸の気密の低さが分かりました。

但し、元々玄関片引き戸の気密の低さは承知の上であり、それよりも引き戸としての使い勝手の良さを重視しての採用でもありました。

 

  気密断熱は部屋間の温度差にも影響

高気密高断熱のお住まいは、省エネルギーであることは勿論ですが、部屋間の温度差も少なくなり、快適でヒートショックの危険性も低減されます。

ヒートショックの発生し易い冬期において、部屋間の温度差が少ない事は大切な事であって、特に重要なのは「脱衣室」であり、浴室に入る前の寒い脱衣室、暖まった浴室から出ての寒い脱衣室は要注意です。

現在私どもは冬暖かな住まい暮らししていますが、以前の家であった「冬の朝、寒くて起床するのが嫌!」「冬のお風呂と脱衣室が寒くて嫌!」その二つが無くなった違いをとても感じています。

 

  桧無垢の床板張り!

大工工事は床板張りまで進行しています。

玄関からキッチン、そしてリビング、書斎、トイレと27mm厚の桧無垢床板張っています。

  桧の香るリビングダイニングです。

 


 

今や、「夏は涼しく、冬は温かな家」は当たり前な時代となってきましたが、夏の涼しさと冬の暖かさをを確保するために、全館空調などと言って高い費用を掛け、多くのエネルギーを使ってなら、どこでも誰でも可能なことです。

 

私ども松島匠建では、10畳用(2.8kw)のエアコン1台の稼働で、猛暑日でも家中涼しく、真冬でも家中暖か、そして少ないエネルギー(電気代)で年間快適に過ごせるお住まいです。

快適に過ごせる高性能住宅設備で大切なことは、初期費用、ランニングコスト、設備交換時のアフター費用に付いても、しっかり見極めることが重要となってきます。

 

気候変動が顕著となってきている昨今、私どもは10年後20年後の未来も見据えて、今も将来もこの家で良かったと思える住まいを造っています。 

 家づくりをしっかり勉強して、多くの業者を訪ねた末に私どもを訪ねて頂くと、最後の答えが見つかります。

 家づくりで後悔しないよう、上辺や見た目の部分だけで判断しないよう、しっかりと勉強することが大切ですが、頭でっかちになり過ぎると完璧を求めるあまり満足感が得られなくなり、それも不幸に感じます。

私どもの持ち味は地場の素材を活かしたてつくるエネルギー消費の少ない家であり、住まうご家族に喜んで頂き、幸せな暮らしができるような家づくりを心掛けています。

そんな私どもの持ち味に共感して頂き、住まい手も造り手もワクワクできる家づくりをしてみましょう。

 


夏も冬も雨の日も快適な私どもの体感ハウスです!

 高性能な断熱気密性能と、無垢の床板と珪藻土の気持ち良さが分かる松島匠建の体感ショーハウスへ、どうぞご来場下さりその気持ち良さと、夏の涼しさ、冬の温かさ、雨の日の爽やかさをご体感して、ストレスフリーを実感して下さい。

家は3回建てないと満足した家が造れないと言いますが、松島匠建は1度目で納得!満足!のお住まいを建てることをお約束いたします!

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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